舞台「年中無休!」の制作発表が行われ、主演のふぉ~ゆ~、大高洋夫、八十田勇一、演出家のウォーリー木下、原作者の中村育二が登壇した。
本作は90年代の小劇場ブームを牽引した、中村育二ら6名による劇団「カクスコ」の代表作の1つ。リサイクルショップ朝日堂の社長と社員6名の何気ない日常をオムニバスでつづった作品となっており、舞台の合間にはふぉ~ゆ~がアカペラを披露する。
松崎祐介が「僕が演じる辻眞は、おちゃらけた役でもありツッコむところはツッコむという。台本を見ていて、僕そのもののような役です。ただ、皆さんこれだけは言えます!“年中無休!”という言葉、素晴らしいと思いませんか?ふぉ~ゆ~もこの作品のように休みなく、忙しくなったなと言われるように。さらにあの小劇場ブームを作ったあの時代をもう1度!ということで、頑張ります!」と気合のあいさつを。
そんな松崎の気合の半面、福田悠太は「すごくプレッシャーを感じています。これ以上かけられると、いいお芝居ができなくなるので…」と消極的なコメントをしつつも、「当時の映像を見させていただくと素晴らしい作品で、僕たちにできるのかなという不安はありますが。ここは強気で、越える勢いでやらせていただきたいと思います!」と宣言した。
越岡裕貴は「オムニバス作品なので、場面場面の合間のブリッジでは、ふぉ~ゆ~らしいパフォーマンスができれば。プレッシャーはありますが、ふぉ~ゆ~らしい『年中無休!』にしたいと思います」と語った。
開口一番「大変興奮しております!」と話した辰巳雄大は、「昨日はいい試合でした。本当にパスワークから素晴らしくて。後方から全員でサッカーを作っていくという展開でした」と、25日深夜に行われた『2018FIFAワールドカップロシア』の日本対セネガル戦を語り始めると、ほかのメンバーから「違うよ、これ『年中無休!』の会見だからね!」とツッコまれた。
それでも止めず辰巳は「この作品は、日本代表と同じように誰一人欠けてはいけない。チームワークが大事な舞台になるので、誰一人欠けず、見てきてくれたお客様に『ふぉ~ゆ~半端ねぇ!』と言われるような作品になるように。さらにカクスコさんが小劇場ブームを作ったように、僕たちはこの作品でふぉ~ゆ~ブ~ムを起こしたい!」とサッカーに絡めてコメントした。
物語の舞台となるリサイクルショップ朝日堂の社長・高田五郎を演じる大高は、「僕だけ“ゆう”がつかなくて。ただ洋夫の“洋”がゆうと見ているかなということで、僕になったみたいです、頑張ります!」と。
追手門善次郎を演じる八十田は「ふぉ~ゆ~の代表作になるように、後ろのほうでバックアップできれば。昨日の柴崎(岳)選手のような、攻撃の起点になるようなお芝居を心がけたい」と辰巳と同じくサッカーに絡めてコメントした。
劇団「カクスコ」の一員で、本作を手掛けた中村は「劇団の活動を休止して16年になりますが、もう1度『年中無休!』が見られるということで期待感しかありません。楽しみにしています!」と期待に胸を膨らませた。
ふぉ~ゆ~らしさ満載の舞台になるということで、舞台の合間には『舞台装置ドミノ大転換』『日用品でのストンプ』『映像マッピングを使って…』『アカペラ(1)』『アカペラ(2)』『ダンスパフォーマンス』を行うという。
演出家の木下は「4、5か月前の夜中にふぉ~ゆ~と集まって企画ミーティングをしました。彼らがやりたいことを挙げてもらって決めたんですが、もしかしたら変わるかもしれません。でも僕なりの、ふぉ~ゆ~なりの新しい『年中無休!』を作れたら」と。
また会見では、現在練習中だというアカペラのさわりを6人で披露。辰巳や松崎が「音楽番組も狙ってます!オファー来るぞ!」と熱くなるも、中村から「今後に期待します!」と言われ、会場から笑いが起きた。
北千住初進出となるふぉ~ゆ~だが、松崎は北千住に思い入れが深いという。「北千住を通らないと東京に行けなかった人間でございまして。乗り換えで使っていたので、ご飯を食べるのはいつも北千住でした!」と。さらに「最近はいろんなお店も増えているので、公演が終わった後にメンバーに『俺についてこいよ』と言えるようにしたい。あと、この町が今住みたい街ランキングで人気になっているので、この勢いに僕らも乗っかりたい!」と語った。
囲み取材で、再びワールドカップの日本戦について聞かれた辰巳は「ジャニーズWebの連載で、試合前に『柴崎選手に注目です!』と書いたら、柴崎選手のパスからいろんな展開があったので、ちょっとしたり顔です」と笑う。6月28日(木)に行われる対ポーランド戦については「注目選手は武藤嘉紀選手あたりがここらへんで出てきて、フィジカルの強さやミドルシュートで試合を作っていくと思います」と熱弁すると、越岡から「ねえ、これって何の会見なの?」とツッコまれた。
最後に「オムニバス作品も初挑戦ですし、アカペラも初挑戦なので新しい僕たちを見せられると思います。年中無休でやります!」(越岡)、「僕たちの魅力がたくさん詰まっているので、必ず!劇場にお越しください」(福田)とメッセージを送った。
舞台「年中無休!」
7月26日(木)~8月6日(月)
東京・シアター1010
8月9日(木)~8月12日(日)
大阪・サンケイホールブリーゼ
8月17日(金)
神奈川・鎌倉芸術館
8月24日(金)~8月26日(日)
愛知・ウインクあいち 大ホール