映画「ここは退屈迎えに来て」の第2弾キャストと公開日が10月19日(金)に決定したことが発表された。
本作は、山内マリコの同名小説を廣木隆一監督が映画化。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を演じるのは橋本愛。元カレ「椎名」を忘れられない「あたし」を門脇麦、青春時代にみんなが恋い焦がれた「椎名くん」を成田凌が演じる。
今回出演が発表されたのは、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳。「私」が訪れた思い出の場所で出会う同級生・新保くん役を渡辺大知。親友にひそかな憧れの気持ちを持ち、ファミレスで恋愛話にふける山下南役を岸井ゆきの。南の親友で、芸能界での夢がかなわず、地元に帰ってきた雑誌の元専属モデルの森繁あかね役を内田理央。「私」の学生時代からの友達で、東京への憧れを持つサツキ役を柳ゆり菜。地元のタウン誌をメインに、「私」と仕事をしているフリーカメラマン・須賀さん役を村上淳が演じる。
<キャスト コメント>
■渡辺大知
脚本を読んだ時、自分の地元を思い出して胸が苦しくなりました。懐かしい日々がキラキラと輝いて見え、戻ってみたいと思った自分に切なくなりました。でも、今が不幸せな訳ではない、と思いたい。
撮影に打ち込み、この気持ちを昇華出来た気がします。この映画は心にモヤモヤを抱えたまま大人になった、何者にもなれない人々の救いになると思います。
■岸井ゆきの
ふとやってくる退屈の中で思い出した青春が、ひとつのきっかけで再び交錯していきます。
過去を探すひと、乗り越えようとするひと、忘れたひと、そういうひとたちの想いが重なった映画だと思います。
■内田理央
田舎独特の閉鎖感、女の子のもつ空気感、ファミレスでの何気ない会話、誰もが経験した事あるようなそんな平坦な日常をリアルに感じて頂きたいです。幸せとはなんのか、私自身も考えさせられました。
■柳ゆり菜
女の子という生き物は、10代の青春真っ只中でも、20代の拗らせ真っ只中でも変わらず何かを探していて、きっとどこかに行けると信じている事を実感しました。富山の澄んだ空気の中、閉塞感や心のヒリヒリとした痛みを感じながらサツキを演じました。刺激的なキャスト、スタッフ、廣木監督とこの作品に感謝しています。
■村上淳
廣木組という僕の中での”頂”。どういう導線を描くのか。そしてそれらすべてを、そして身体を投げうる覚悟はあるのか。あの独特の緊張感の中、ただ相手を反射するようにキャメラの前へ立てるのか。そして譲りたくないと強く思うハートに火がついているか。そんなことです。
映画「ここは退屈迎えに来て」
10月19日(金)全国公開
<あらすじ>
マスコミ業界を志望して上京したものの、10年後地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いている冴えない日々。高校時代に仲の良かった友達サツキと久々に会った勢いで、男女を問わず皆の中心にいた憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇るー。元カレ「椎名」を忘れられないまま地元でフリーターとして暮らす「あたし」(門脇麦)。元カレの友達・遠藤と、腐れ縁のような関係を続けているけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶に今もとらわれている―。
出演:橋本愛 門脇麦 成田凌/渡辺大知 岸井ゆきの 内田理央 柳ゆり菜 亀田侑樹 瀧内公美 片山友希 木崎絹子/マキタスポーツ 村上淳
原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」幻冬舎文庫
監督:廣木隆一
脚本:櫻井智也
制作プロダクション:ダブ
配給:KADOKAWA
©2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会