「かわいー!」北香那、蒼井優らが本物のペンギンに大興奮!『ペンギン・ハイウェイ』完成披露

映画
2018年07月04日

『ペンギン・ハイウェイ』完成披露舞台あいさつ 8月17日(金)公開のアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』の完成披露舞台あいさつが行われ、北香那、蒼井優、西島秀俊、竹中直人、石田祐康監督が登壇した。

 声優初挑戦にして初主演を果たした北は「感動、冒険、憧れだったり、全てが詰まった作品です。皆さんもきっと温かくなって帰っていただけるのではないかと思います」と。性別も年齢も違う主人公・アオヤマ君役を演じたことについて「10歳の男の子の声のトーンやしぐさが分からなかったので、同年代の妹の授業参観に行って学び、アフレコに挑みました」と役作りの裏側を明かした。

 「見終わった後に、過去に置いてきたモノクロの時間に、色が戻った気持ちになる。そんな背中を押される作品です。皆さんにも本作を見て、そういう経験をしていただけますと、光栄です」と語った蒼井。役柄については「今回、とても難しいなと感じていたのですが、しっかりした、自分を持っているお姉さんの役をいただくことが少ないと気づきました。私は誰かに寄生している役が多いので(笑)」と話し、会場から大きな笑いが起こった。

 西島は、この日30歳の誕生日を迎える石田監督との仕事について「すごく才能があって、勢いがあって、ものづくりの喜びにあふれている方なので、アフレコも楽しかったです」と。すると、すかさず竹中も「最高だったんです。この監督のキャラクター最高でしょ?ペンギンのような笑顔が素敵で。とても優しくて、それでいて大胆で、とても良い映画になっています」と絶賛。石田監督は恐縮しながら、満面の笑みを見せた。

 主人公・アオヤマ君は小学4年生の男の子ということから、どんな小学生だったか聞かれた北は「やんちゃでダメって言われることほど、やりたくなる小学生でした。夏休みの前日に鍵を空けておいて、休みの間に入ったり(笑)」と冒険エピソードを披露。蒼井は「『魔女の宅急便』が好きだったんですけど、家に赤いカチューシャと黒いワンピースがあるのに気づいて、自分がキキかもしれないと信じ込んで、家に1人の時にベランダでデッキブラシにまたがって“……飛べ!”って(笑)。本気で信じていたんです。そんな子供らしい子供でした」とかわいらしいエピソードを明かした。

 西島は「僕は3月末生まれなので、小さくていろんなことができない子供でしたが、1度夜にこっそり家を抜け出して、走っりまわったりしました」と話すと、竹中から「たいしたことないね(笑)」とツッコミが。竹中は「私は漫画家になりたいと思っていました。運動会とかでも走るのが速かったんですが、ただ一番になるのが恥ずかしくて逆走してしまうような屈折した子供でした(笑)」と語り、会場を笑わせた。

 そして「素敵なゲストが来ています!」との呼び込みで、ステージ上に本物のペンギンが3羽登場。蒼井は「腕組んでる、かわいー!」、北も「かわいい!かわいい!」と大喜びでペンギンに駆け寄った。

 最後に蒼井は「この映画をご覧になって、皆さんの見ている風景のトーンが上がればうれしいなと思います。石田監督の長編デビュー作ですので、たくさんの愛と祝福が注がれるのを祈っています」と。北は「お子様には、ペンギンがひたすらかわいくてドキドキして楽しく見られるのと、大人の方には、あの日のことを思いだして、優しい気持ちになる映画なので、ぜひ楽しんでください!」と呼びかけた。

『ペンギン・ハイウェイ』
8月17日(金)より全国公開

出演:北香那 蒼井優 釘宮理恵 潘めぐみ 福井美樹 能登麻美子 久野美咲 西島秀俊 竹中直人

原作:森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川文庫刊)
監督:石田祐康
キャラクターデザイン:新井陽次郎

脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽:阿部海太郎
制作:スタジオコロリド

公式サイト:penguin-highway.com

©2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

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