『24時間テレビ41 人生を変えてくれた人』内で放送される中島健人主演ドラマ「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」に木村文乃が出演。中島演じる章太郎の人生を変え、彼の作品の礎となった姉・由恵を演じる。
由恵は章太郎の3歳年上で、少年時代から漫画家を目指す章太郎の一番の理解者であり支援者だった。章太郎の上京後、由恵もトキワ荘に入り章太郎を支え続けた。その美貌から漫画家仲間からは「トキワ荘のマドンナ」と呼ばれていたが、持病のぜんそくの発作で22歳の若さで亡くなった。後の石ノ森作品の多くには、由恵がモデルらしい登場人物がしばしば登場する。
ドラマでは、宮城県石森町で育ち、厳格な父親に反対されながらも漫画に憧れて上京。由恵や多くの人たちに支えられながら、数々のヒーロー作品を世に送り出していく章太郎を描く。
<木村文乃コメント>
◆由恵さんの役を演じることを初めて聞いたときの印象は?
石ノ森さんにとってお姉さんの存在はとても大きい、というお話をお聞きしたので、こんな大役を24時間テレビという歴史のある番組で、自分が演じて大丈夫かな、自分で務まるかなと不安もあります。
◆石ノ森章太郎さんの作品にこれまで接したことは?
何度もあります。学校の図書館に「サイボーグ009」が置いてあったので漫画も拝見しました。石ノ森さんの描く女性像がすごく好きです。途中で亡くなる女性キャラクターがいたり、男性のお尻を叩くようなちゃきちゃきした方が多いなぁという印象から、お姉さんの影響と存在が大きかったのではないかという印象もあります。
◆今回ドラマでは初共演ですが、木村さんから見た中島さんは?
幸いなことに撮影前に一度、バラエティでご一緒させていただく機会もあるので、ドラマの撮影が終わるまでには、日常会話ができるくらいにはなりたいです(笑)。先日『THE MUSIC DAY』を拝見していて、誰よりもパキパキと踊る姿を見て、すべてのことに向き合う姿勢がくみ取れたと思います(笑)。
◆ドラマへの意気込みを
実在していらっしゃった石ノ森章太郎さんにとても大きな力になった女性を演じさせていただくのはプレッシャーもありますけれど、同年代の女性の方が番組を見てくださったときに、こんな風に人を支えられる人になりたい、と思っていただけたらいいなと、そんな女性像を、由恵さんを演じられたらいいなと思います。
<中島健人コメント>
◆木村さんとの共演だと聞いたときの感想は?
とてもうれしかったです。木村さんが出られたドラマなど拝見させて頂いておりますし、数ある作品で華となる存在だという印象があります。まだ数回しかお会いしていないので、今も正直可憐で木村さんの目が見られないです(笑)。
◆中島さんは先にクランクインして石ノ森さんを演じていますが、今思うことは?
実在する人物を演じさせていただくのはほぼ初めてです。石ノ森先生の完成された人生を、自分の表現力で描くことになる、ということはとても責任のあることですし、プレッシャーも感じています。
◆最後に意気込みを
クランクインして初日にプロデューサー、監督から「とにかく元気にリラックスして演じてくれればいいから」と声をかけていただいたので、うまく肩の力は抜いて演じさせていただけるとは思います。撮影はまだ序盤なので、ここから木村さん演じる由恵さんとの関係性が、日を追うごとに濃密になっていくと思いますので、常に全体を把握しながら石ノ森さんの人生全体を把握しながら、楽しんで元気に演じたいと思っています。
24時間テレビ41 ドラマスペシャル
「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」
8月25日(土)後9・00ごろ、日本テレビ系で放送
石ノ森章太郎役…中島健人
小野寺由恵役…木村文乃
その他のキャストは順次発表予定
©石森プロ・東映