船越英一郎が初の本人役で2時間サスペンス主演「崖といえばポニョか船越」

ドラマ
2018年08月01日

『船越英一郎殺人事件』 金曜プレミアム 芸能生活35周年特別企画『船越英一郎殺人事件』(フジテレビ系)が8月24日(金)午後7時57分から放送される。

 本作は、俳優・船越英一郎が芸能生活35周年を記念し、初めて本人役で主演に挑む2時間サスペンスドラマ。

 船越英一郎(本人)芸能生活35周年記念企画の2時間サスペンス『独身貴族探偵・桜小路優』の撮影が世田谷撮影所で行われていた。撮影現場セットでは、桜小路役の船越が事件のあったカラクリ屋敷について推理をしている。すると開かないはずの扉が開き、そこからテレビプロデューサーの遺体が倒れ込んでくる。悲鳴が飛び交う撮影現場。スタジオは一般人が出入りできない密室と同じことから、容疑者は撮影関係者・スタッフ・出演者と考えられ、船越自身も容疑者の一人となる。

 ドラマの撮影は中止、ネットには殺人事件のあらましが詳細に報じられ、船越が殺人犯なのではという憶測が広まっていく。まさしく崖っぷちに絶たされた船越は、長年経験した2時間サスペンスで得た膨大な知識を総動員し難事件に立ち向かう。

 劇中のドラマには、山村紅葉、内藤剛志、吉田鋼太郎、萬田久子、さらにナビゲーターとして北大路欣也も本人役で出演する。

<船越英一郎 コメント>

◆芸能生活35周年を記念して、本人役で2時間サスペンス主演ですね。

「僕にとって最初で最後だと思います。皆さんからの愛情たっぷりなプレゼントですね。今回の制作スタッフは、一緒にこの世界を駆け抜けくれたメンバーが中心になっていて、仲間たちが集結してくれました。本当に幸せなことです」

◆35年を振り返って

「あっという間でした。険しい道のりでしたが、そこには楽しさも表裏一体でありました。
この作品は、長年やってきた2時間サスペンスの総決算と受け止めていただければと思います。ありがたいことに民放全局でシリーズをやらせて頂き、その全てが出てきますから。その当時の衣装とか、当時の台本とか。もう、ほとんどの決めセリフは言ってます!」

◆今回は本人役で登場。台本を読んで感じたことは?

「脚本を読んで、これ、俺じゃないよ!というところは一つもなかったです。ある意味、彼らの視点には僕はこう映っているのかと。“こんなの俺じゃない!”ではなく“俺ってこういうやつなのね”と脚本から教わりました。ある意味、自分を知る脚本でしたね」

◆脚本の中のどこがリアルでリアルではないか、分からなくなるシーンも。

「脚本の中には“沈黙が一番いいんだ”というセリフが登場します。(笑)他にも虚々実々のせりふやシチュエーションがふんだんに登場します。でも、裏を返せば、僕はドラマの中でフィクションとノンフィクションが入り交じる程のエピソードを持っているということですね(笑)」

◆サスペンスの内容は?

「僕が出演するドラマの撮影現場で実際に殺人事件が起きるという設定で、僕が容疑者に。僕が犯人になっていくのか? 真犯人がいるのか? 真犯人がSNSを使って僕をドンドン追い詰めていきます。この2時間ドラマに出てくる船越英一郎も、今まで2時間ドラマで得た知識なり、経験なり、あるいは人生経験、全てを使って事件に挑んでいきます。僕が、この世に生を受けてから今日まで歩ませていただいた全てを総動員して事件を解決していくという話です」

◆役作りは?

「難しかった。本来は、役作りというのは俳優として、役に命を吹き込む重要な作業ですが、今回は、自分自身を演じながら、ドラマに登場する船越英一郎という役、キャラクターを作り出さなくてはならなかったので。7割自分3割他人という不思議なアプローチでした」

◆2時間サスペンスといえば!の定番場所でも撮影をされたそうですね。

「2時間サスペンスと言えば、崖。崖と言えば、ポニョか船越と言われるようになって(笑)。今回は原点回帰しようと思い、ドラマの中に全ての2時間サスペンスに登場しうるエッセンスは入れました。クライマックスシーンはもちろん崖です」

◆豪華俳優陣がご本人役で登場しますね。

「今回ドラマのナビゲーターとして北大路欣也さんにご出演していただくのですが、北大路さんのデビュー作の母親役が、僕の母親だったんです。お芝居のことを僕の母から教わったということで、僕のこともいろいろと気に掛けてくれていて。先輩後輩諸氏。皆さんに本当に感謝しかないです。ある時代を大変な熱量を持って一緒に作品を作ってきた方たちばかりなので、撮影をしながら感慨深い毎日を送っていました」

◆ヒットしても、本人役で主演は最初で最後ですか? シリーズをねらったり?

「もうないですね。これ以上やると、僕、出血多量になっちゃう(笑)」

◆最後に視聴者にメッセージを。

「最近は2時間サスペンスの枠が各局減っていますが、日本で誕生した貴重な文化だと思います。この作品が復活への糸口になってもらえればと。関わったスタッフ、監督、プロデューサー、出演者全員がそういった願いを込めた2時間サスペンスへの愛の集大成です」

金曜プレミアム芸能生活35周年特別企画『船越英一郎殺人事件』
フジテレビ系
8月24日(金)午後7時57分~9時55分

<出演者>
船越英一郎…船越英一郞(本人役)

桜庭彩乃…夏菜
柳万奈美…内山理名
源田孝介…木下ほうか
花巻裕也…桐山漣

山村紅葉…山村紅葉(本人役)
萬田久子…萬田久子(本人役)
吉田鋼太郎…吉田鋼太郎(本人役)
内藤剛志…内藤剛志(本人役)

北大路欣也…北大路欣也(ナビゲーター)

©フジテレビ

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