dTVオリジナルドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」の先行上映会が行われ、福田雄一監督、山本美月、立木文彦、戸塚純貴が登壇した。
ドラマのサブタイトルが“世にも奇妙な銀魂ちゃん”になった理由について、福田監督は、「適当に書いたんです(笑)堤さんが作品の紹介のフリをするから、そのときに堤さんがタモリさんみたいなフリでいいんじゃない?ってなって、そのまま適当に書いて決まりました(笑)」と仰天エピソードを披露した。
今回ドラマ化された“いくつになっても歯医者はイヤ篇”について「この話は本当に気が狂ってる(笑)」と話し、「去年のミツバ篇から、ギャグをやりたかったんです。でも、初めだから皆さんが感動するようなものがいいんじゃないかって。もし続編があったら絶対ギャグ3本って決めていたのでやっとかないました」と喜びをあらわにした。
また「“眠れないアル篇”は絶対にやりたくて、だから前作のときから神楽の押入の中身もちゃんとセットがあったんです」と撮影秘話を明かした。
原作にはないオリジナルキャラクターとして山本美月が出演した経緯について、「銀河鉄道に乗ったほうがいいんじゃないかと思って、それならメーテル役として山本美月いたら成立するかぁと思って声をかけました」と説明。オファーを受けた山本は「数日前にオファーされたんです(笑)。でも登場キャラクターで映画に出演するのもまだ諦めてないですよ」とアピールすると、福田監督は「前作と今作で違う役をやっている人もいるから、次回3があって本編でやりたい役があれば申請してくれれば!今回借りをつくってしまったので(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
山本は、メーテルを演じる上でこだわっている部分について「メイクさんにすごくお願いしました。金髪だから黒い眉毛は隠してほしいとか。ビジュアル重視です!」とこだわりを見せた。
アニメでマダオ役の声を務め、さらにドラマで同キャラを演じる立木は「声優冥利に尽きる」と喜びのコメント。福田監督も「銀時役の小栗旬、土方役の柳楽優弥とかみんなで『うぉーーーっ』ってなった(笑)」と振り返った。
に山崎退役として戸塚を抜擢した理由について福田監督は「何でかなあ(笑)。ちょくちょく『出演させてください』って連絡が来るんです(笑)。他にいなかったからかなあ(笑)」と会場を笑わせた。
もし『銀魂3』があった場合、戸塚は続投かという問いに対して、福田監督は「もし役者としてこれからさらに成長してくれるなら、あんぱん生活をするあの役とかも…」と言うと、戸塚は大喜び。
福田監督は「普通スピンオフって主役はでないけど、今回小栗君はすごく出て頑張ってる。そんな小栗君に勝るものがあるの?(笑)」と監督に聞かれた戸塚は、悩みながらも「体力は俺の方があります」とアピール。
また「コメディとか、顔とか、小栗さんに出せないことが僕はできますよ。小栗さんも体力に限界きちゃってるのかな」と強気な態度を見せたものの、福田監督から恐怖で涙目になっているとツッコまれた。
さらに「それなら小栗さんに世代交代だって言ってみろ」と責められ、戸塚は「次に会ったら小栗さんよりもすごいものを出すと熱い思いを伝えます」と涙目で約束した。
そしてフォトセッション時、パネルがないことに気付いた福田監督が「宣伝用ボードは…?」と振ると、スタッフに扮してパネルを持った小栗旬がサプライズ登壇。突然の登場に観客はもちろん、福田監督を除くキャスト陣もびっくり。
「世代交代だと言う」と宣言した戸塚に対し、「何か言うことあるのか?」と追い込む小栗。戸塚は「山崎役として、小栗さんを超える芝居を見せます…だから、世代交代だ!」と泣きながら宣言したが、小栗に「頑張ってください」と冷たい対応であしらわれた。
さらに、戸塚が小栗よりも体力はあると言っていたことについて、小栗は「俺結構体力ある。今度2人で対決しよう」と体力勝負をすることを約束。福田監督も「劇場版の前作で初めに走るシーンがあるんだけど、誰もついていけない。そんな小栗君によく体力は勝てると言ったね」と戸塚に追い打ちをかけた。
最後に、小栗は「“眠れないアル篇”は前日に台本を渡されたんです。そのせいで僕が撮影の前眠れないアルでした(笑)」とコメントし、会場を笑わせた。