9月14日(金)公開の『プーと大人になった僕』吹替完成披露試写会イベントに、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優を務める堺雅人が登壇した。
ステージ上には、クリストファー・ロビンとプーが奇跡的な再会を果たすロンドンの公園のベンチが用意され、プーの姿も。そこへロンドンをイメージしたブリティッシュスタイルの衣装に身を包んだ堺雅人が登場すると、観客から大きな歓声が上がった。
堺は「今回、本当にユアン・マクレガーさんのお芝居を間近に感じながら、なるべく壊さないようにと思いひたすら演じました。僕の存在を忘れてぜひ作品を楽しんでください!」と収録を振り返った。
本作の台本を初めて読んだ感想については「プーさんの映画なんですが、大人のクリストファー・ロビンの心の葛藤や悩みなどが丁寧に描かれた作品だったので、そこが意外だった。僕のような年代の人が見てもすごくいろいろなことを考えさせられる作品。いろいろな年代の人におすすめできるものだと思います」とアピール。
さらに、初めて挑戦をしたという実写映画の吹き替えについては「とにかく難しかった、声優さんは大変だなと思った。演技しているキャストの方の口に合わせるのが難しい。映像と台本を見ている声優さんはすごいと感じました。この作品に参加させてもらって本当に光栄。『お邪魔します!』という気持ちで頑張りました」と明かした。
本作で堺が演じるクリストファー・ロビンは、ロンドンで家庭を顧みず忙しく働いているが、かつては100エーカーの森で、親友のプーやその仲間たちとかけがえのない日々を過ごした経験を持つキャラクター。一方、堺はどんな幼少期だったか聞かれると「今3歳になる子供も粘土で遊んでいるんですが、それを見て自分も粘土遊びが好きだったと思い出しました。あと、油粘土があんなに臭かったなんていまさらになって気が付きました(笑)」と語り「本当は、あの粘土がしゃべればよかったんですが」と会場を笑わせた。
最後に堺は「この作品は、大人も楽しめるし、子供も楽しめる作品。大人と子供は一見、対照的な感じがしますが、大人の中の子供の部分、子供の中の大人の部分にそれぞれ刺さる。そんな言葉がたくさん詰まっているので、そこをぜひいろんな方々に楽しんでいただきたい」とメッセージを送った。
『プーと大人になった僕』
9月14日(金)全国ロードショー
監督:マーク・フォスター(『チョコレート』『ネバーランド』)
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式HP:disney.jp/Pooh-Boku
©2018 Disney Enterprises, Inc.