10月5日(金)に放送される『日経ドラマスペシャル「琥珀の夢」』(テレビ東京系)の記者会見が行われ、内野聖陽、檀れい、西田敏行が登壇した。
伊集院静の長編小説『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』原作の映像化。明治・大正・昭和という激動の時代を背景に、“やってみなはれ”の精神で日本初の国産ウイスキー造りに命をささげた男の人生を描くヒューマンドラマ。
撮影は7月に行われ、主人公で国産ウイスキー造りに力を入れる萬治郎を演じた内野は「猛暑の中での撮影だったので、過酷な現場ではあったんですが。萬治郎の師匠でもある理助を演じた西田さんと話すシーンで、西田さんがアドリブで遊ばれていて、笑いをこらえるのが大変でした。たくさん遊んでいただきありがとうございました」と。西田は「地上波では全部カットされていますが、12月に放送されるBS版でノーカットで出ると思うので、BSを楽しみにしていきたい」と話し、会場を笑いに包んだ。
萬治郎の妻・サトを演じた檀は「私は内野さんに遊ばれました」と笑う。「内野さんは何が出てくるか分からないので、リハーサルの時にドキドキしてしまいます。夜食できつねうどんを作って出したシーンで、突然何も言わず『あーん』と食べさせようとしたり、新しくブレンドしたお酒を『飲んでみるかい?』ってアドリブをされる。心の準備ができていなかったので、恥ずかしかったです。でも、そういうお芝居で助けられた部分もありますので遊んでいただいてありがとうございます」と笑うと、内野は「新婚時代の話でしたからね!」とフォローを入れた。
内野から、アドリブについて暴露された西田は、昨日完成した作品を見たという。「サントリーのハイボールを飲みながら見ていたら、どんどんドラマに入り込んでしまって。気づいたら冷蔵庫で2本目のハイボールを飲みながら見ていました。昨日は、すごくいい気持ちで寝られました」と語りつつも、「でも、こんなに豪華な出演者全員のギャランティを合わせてもファン・ビンビンにかなわないなんて、少しさみしいなと思いました」と話題の芸能ニュースを持ち出し、笑いを誘う場面も。
ドラマ内で印象に残ったせりふを聞かれた内野は「太平洋戦争が起きて、弱音を吐いていた息子・寿太郎(大東駿介)に、萬治郎が『苦しいときほど、挑まんかい!』って激励する言葉。自分自身も撮影で苦しい時に投げかけていて、この言葉に力をもらっていました」と語った。
最後に内野が「誰しも浮き沈みはあるけど、そこを踏ん張って、気張って生きていくことの良さが作品に出ていて、見ると元気が出ると思います。豪華なキャストの方々と濃密な作品を作り上げました。ぜひ皆さんに見ていただければと思います」とメッセージを送った。
日経ドラマスペシャル『琥珀の夢』
テレビ東京系
10月5日(金)後9時放送