戸田恵梨香主演ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』が10月12日よりスタート。放送に先駆けてプレミアム試写会・舞台あいさつが行われ、戸田、ムロツヨシ、松岡昌宏、草刈民代、脚本の大石静が出席した。
本作は、若年性アルツハイマーに侵された医師・北澤尚(戸田恵梨香)と、彼女を明るくけなげに支え続ける元小説家の恋人・間宮真司(ムロツヨシ)の10年にわたる愛の奇跡を描く、純愛ラブストーリー。『セカンドバージン』など、数々のラブストーリーを手掛けてきた大石静が紡ぐ完全オリジナル作品となっている。
冒頭のあいさつで「舞台あいさつではいつもはもっと楽しくふざけたいと思うんですけど、今回はそういうジャンルではないので、一切ふざけず、この舞台あいさつに臨みたいと思います!」と宣言したムロ。しかし「スタイリストも恋愛ドラマということで気合入れてセットアップを持ってきてくれたんですけど、ちょっとサイズを間違えて袖が長い(笑)。これじゃあコメディです。でも今回はコメディではありませんから、ここは見ないようにしていただきたい。そんな恋愛ドラマです」と会場の笑いを誘った。
また、大石が「1週間くらい前、佐々木蔵之介君から珍しくメールが来て、“『オードリー』の子役が大石さんのところに帰ってきましたね”ってメールが来たんです。『オードリー』は20年前にやった朝ドラなんですが、実は戸田さんが大竹しのぶさんの子供時代をやられていたんです。その時“うまい子だなあ”と思っていたけど、それが戸田恵梨香って名前だったかどうかは全然忘れていました。20年経って巡り逢えたことにご縁を感じます」と裏話を明かした。
戸田は「蔵之介さんがそれを気づいていたっていうことにビックリしました。当時私が小5~6くらいだったと思うんですけど、本当に一瞬しか出ていないので。当時蔵之介さんとの絡みもなかったですし…認識されてたって知って、かなりびっくりしてます」と赤面していた。
そして、今作が本格的なラブストーリーは初挑戦となるムロが「皆さんすごく心配されているんですけど。でも僕は皆さんが知らないところで本格的なラブストーリーしてますから。知らないだけで」と自信満々に語った。
しかし、恋人役を演じる戸田は「なんか…どうやって好きになったらいいんだろうって(笑)」と苦笑い。「他のラブストーリーでそんなことありました?」と驚くムロだったが、「ムロさん自身が、真司として現場にいてくれるし、こう見えて包んでくれるすごく大きいものを持っている方なので、すっごい支えてもらっていますし、救われています」と戸田に言われ、安堵の表情を浮かべた。
さらに、共演者の“惚れてるところ”の話題になり、戸田が「ムロさんの目。真司になったとき、表情が全然違うんです。真司と見つめ合っているときに、“あ、この人心の底から信用できる”って思わせてくれるから、素敵な目だなって思って見てます」と話すと、松岡も「言ってること分かります。この前、撮影で僕ら(真司と侑市)が出会うシーンがあったんですけど、お互いパッと振り向いて、5秒くらい見合ったらここで恋愛が生まれましたもん(笑)」と納得していた。
金曜ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』
TBS系
10月12日スタート
毎週金曜 後10・00~10・54(初回15分拡大)
脚本:大石静
プロデューサー:宮﨑真佐子、佐藤敦司
演出:金子文紀
出演者:戸田恵梨香、ムロツヨシ、富澤たけし(サンドウィッチマン)、杉野遥亮、黒川智花、夏樹陽子、草刈民代、松岡昌宏