手口がエグい…入江悠撮り下ろし特別映像「実録!振りこめ詐欺のしくみ」解禁

映画
2018年11月05日

映画「ギャングース」 映画「ギャングース」の公開に先駆け、入江悠監督が撮り下ろした特別映像と金子ノブアキ出演シーンの本編映像が解禁された。

 本作は「モーニング」で連載され、高い人気を獲得した漫画・肥谷圭介×ストーリー共同制作・鈴木大介による青春漫画を実写映画化。“タタキ”専門の窃盗団の情報収集・標的選定担当のサイケ(高杉真宙)、工具全般担当のカズキ(加藤諒)、車両・機動担当のタケオ(渡辺大知)が、半グレ系アウトローたちによる犯罪営利組織カンパニー「六龍天」を相手に殺るか殺られるかの壮絶なバトルを繰り広げる。監督は入江悠。

 解禁された特別映像「実録!振りこめ詐欺のしくみ」では、主人公サイケたちがタタく(窃盗する)ターゲットのひとつ、“特殊詐欺を行う犯罪営利組織”のリアルな実態を解説している。

 詐欺集団の巧妙な手口とは――。詐欺店舗を統括する番頭は、資金を元手に“ヤラレ名簿”を調達する。“ヤラレ名簿”とは企業から流出した個人情報などをプロの名簿屋が精度を高め、詐欺に掛かりやすいターゲットのみをまとめた名簿の通称だ。厳しい研修を乗り越え、実際に詐欺を行う“プレイヤー”たちが“ヤラレ名簿”と詐欺の台本を片手に、巧妙な設定と畳み掛けるようなペースで高齢者を何度もだましていく。だまされやすいターゲットは、独り身の高齢者、身近にすぐ相談できる親族や友人がいない、タンス預金を抱えている人。

 だましたターゲット(高齢者)から直接金を受け取る担当は、詐欺グループの末端である“受け子”。詐欺容疑で警察に捕まったニュースを見かけるのはこの“受け子”だが、詐欺グループの上層部は捕まらない「トカゲのしっぽ切り方式」になっている。詐欺被害が減らない問題点はこの組織化された構造にあるといえる。

 さらに、詐欺店舗へ捜査が及ばないよう、だまし取った現金の運搬は、運び屋“メッセンジャー”を何人も経由し、厳重な警戒を徹底する。これが詐欺集団の実態だ。

 映像後半には、初解禁となる本編映像も。詐欺店舗の番頭である加藤(金子ノブアキ)が“プレイヤー”へ、詐欺を働く論理を熱弁している。2分40秒にも及ぶ、金子の魂のこもった長ゼリフの迫力に注目だ。

「ギャングース」
11月23日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

<キャスト>
高杉真宙 加藤諒 渡辺大知(黒猫チェルシー)
林遣都 伊東蒼 山本舞香 芦那すみれ 勝矢/般若 菅原健 斉藤祥太 斉藤慶太
金子ノブアキ 篠田麻里子 MIYAVI

監督:入江悠(『22年目の告白-私が殺人犯です-』『ビジランテ』『SRサイタマノラッパー』シリーズ)
脚本:入江悠 和田清人
原作:肥谷圭介・鈴木大介「ギャングース」(講談社「モーニング」KC所載)
製作・配給:キノフィルムズ/木下グループ
制作プロダクション:アミューズ+パイプライン

公式サイト:gangoose-movie.jp

©2018「ギャングース」FILM PARTNERS©肥谷圭介・鈴木大介/講談社

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