結成15年以内のコンビによる漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」の決勝が12月2日、京・六本木のテレビ朝日で行われ、霜降り明星が第14代王者に輝いた。
霜降り明星は、ボケのせいや(26歳)とツッコミの粗品(25歳)による結成6年目のコンビ。決勝初進出だったが、ファーストラウンドでは豪華客船を舞台にしたネタで662点をたたき出し、トップ通過。最終決戦でも勢いそのままに、「せいやの子供時代」という軸で爆笑をさらい、7票中4票を獲得して4640組の頂点に立った。
平成最後の「M-1」を制した初の平成生まれコンビはその後、そろって会見。せいやは「莫大な結果すぎて体が優勝を受け入れられてない」と実感が湧かない様子ながらも「若い力もまだ荒いけど面白いんやぞって、これから見せていけたら。霜降り明星から始まったという時代を作っていきたい」とアピール。粗品は「お笑い高齢化と言われている中で、僕らみたいな20代コンビが優勝できたのは気持ち良かった」と喜びをかみ締め、「新しい風というか、新世代という感じで扱ってほしいです(笑)」と胸を張った。
賞金1000万円の使い道については、粗品が「母ちゃんが欲しいものを10個買ってあげたい。残ったお金は仲がい後輩が借金に苦しんでいるので立て替えてあげたい」。せいやも「じいちゃん・ばあちゃん子なので、それこそ“豪華客船”に乗せてあげようかな(笑)」と家族や後輩思いの一面をのぞかせていた。
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