モトーラ世理奈が一人三役に挑戦!今関あきよし最新作「Memories」19年公開

映画
2018年12月04日

映画「Memories」 2019年公開予定の映画「Memories」から、主演のポール・ラザーとモトーラ世理奈、今関あきよし監督のコメントが到着した。

 本作は、目に見える重く冷ややかなリアル世界で、生きることの息苦しさを感じている少女の心の葛藤を、詩的な映像と個性的なキャラクターたちで描くノスタルジック・ファンタジー作品。アナログフィルムの独特な質感をこの映画で再現したいと、今では希少な8ミリフィルムを重要な場面で使用している。

 主演にはシルク・ドゥ・ソレイユで、バイオリニスト、音楽監督として大舞台を作り上げるメンバーとして参加しているポール・ラザー(Paul Lazar)。映画は初出演となり、音楽監督も兼任する。そして、注目の若手女優・モトーラ世理奈が一人三役を演じている。

 共演には、大林宣彦作品『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』でヒロインを演じた鈴木聖奈、ピアニストとして活躍中の石綿日向子を女優として抜擢。監督は『クレヴァニ、愛のトンネル』『ライカ』『恋恋豆花』と海外ロケ作品の続く、今関あきよし。脚本には『江ノ島プリズム』、映画『デスノート』のスピンオフ映画『L change the WorLd』(エル チェンジ ザ ワールド)』などの小林弘利。公開は2019年公開予定。

<ポール・ラザー(Paul Lazar)コメント>
今回、作曲家としてだけでなく同時に俳優としても映画造りに参加できた事は、初めてでかつ素晴らしい経験でした。この映画は、心の動きを音楽でつむぎ、まるで一つの「詩」のような映画です。きっと観客の皆さんをノスタルジックな空間にいざなってくれる事と思います。この詩的空間を我々と一緒に覗いてみてほしいと思っています。

<モトーラ世理奈 コメント>
監督の今関さんとは台湾から帰国後一週間ぶりくらいの再会でした。映画「恋恋豆花」とは全く違う色の中で今関監督とご一緒できてうれしかったです。撮影中は常にヴァイオリンとピアノの旋律が聞こえ、しんとした空気の中にずっといました。音と映像が合わさって完成したこの作品を見たとき、私自身どのような刺激を受けるか、完成がとても楽しみです。

<今関あきよし監督 コメント>
この映画はひとりの少女の命の終焉と誕生を描いた物語。同時に監督である僕自身の「闇」についての映画でもある。
ポールには独自のバイオリン音世界で映像全てを包み込んでもらい、モトーラには徐々に変態し、自由にその姿を変えていく役のために、一人三役を演じてもらった。並行する複数の時間を一本の映画時空に凝縮し、まだ始まっていない未来、取り戻せない過去を描き出したい。そう願って演出した作品がこの『Memories』。

映画「Memories」
2019年公開予定

出演者:ポール・ラザー(Paul Lazar)、モトーラ世理奈、鈴木聖奈、石綿日向子
企画・製作:龍信之助、嶋田豪
監督:今関あきよし
脚本:小林弘利
音楽監督・作曲・アレンジ:ポール・ラザー(Paul Lazar)
製作・配給:アイエス・フィールド

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