1月25日(金)公開の映画「愛唄 -約束のナクヒト-」の親子試写会が行われ、主演の横浜流星、飯島寛騎、財前直見、富田靖子、川村泰祐監督が登壇した。
2017年に公開された映画「キセキ-あの日のソビト-」のキャスト・スタッフが再び集結し、GReeeeNの名曲「愛唄」を映画化した「愛唄 -約束のナクヒト-」。GReeeeNが初の脚本で本作に込めたのは「愛唄」への想いと同じ「人を好きになることを恐れないで」という、真っすぐなメッセージ。手をつなぐことさえせず、恋する勇気を持てないまま大人になった青年が、“友”と“詩”との出会いによって、恋に全力で駆け抜けていくさまを、主演の横浜流星やヒロインの清原果耶、飯島寛騎ら注目の若手俳優が演じる。
青春映画ながらも、親子の愛も深く描いた本作にちなみ、親子試写会が行われ、会場は小学生から父親世代、老若男女の親子で埋めつくされた。
GReeeeNの「愛唄」が流れる中、キャスト陣が登壇すると、会場は大きな拍手に包まれ、主演の横浜は「お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます!」とあいさつ。
劇中の場面写真パネルを使ったトークでは、トオル(横浜)が余命が短いことを隠したまま母・美智子(財前)と食卓を囲むシーンが登場。このシーンについて川村監督は「監督になって20年にリハーサルでこれだけ泣いたのは初めてかもしれない。財前さんの言葉で涙が出てきて」と熱く語った。
舞台あいさつ後半では、各キャストの幼少期の写真とともに自身の家族の思い出を語るトークが行われた。横浜の写真を出すと会場から「かわいいー!」と歓声が。横浜は「こんなかわいいツラをしていますが、すごくやんちゃでしたね」と語り、この作品をきっかけに、実生活でも家族への感謝の気持ちを伝えたことを明かした。
飯島は父親のバイクに乗った写真を披露。飯島は「進路でモメる時期とかもあったけど、成人を越えた今では間違ってなかったんだなと思えるし、今でもたまにお仕事で実家に帰ると、ちょっとですけどビール持ってったりしてますね」と親孝行な一面を見せた。
財前はデビューして最初の宣材写真を。財前は「当時は親と地元を捨てるのか!って怒られたんですけど、最終的には応援してくれて、いまはすごく良い生活をさせてもらってます」と幸せそうに語った。
富田は照れながらも「皆さん写真がカラーだったのに白黒を持ってきちゃいました…」と初めて映画に出演した14歳の写真を披露。「自分の子供も間もなく、この年齢に到達するかと思うと、子供は自分の足で歩いていくんだという心の準備をせねばと思っています」と母親の顔をのぞかせた。
最後に主演の横浜から「たくさんのメッセージが詰まっている作品で、時間の大切さと、今、生きていることの素晴らしさが伝わると思います。僕はこの作品をきっかけに親を大事にしようと思えるようになったので、僕くらいの年の子供たちには家族と観て、感謝の気持ちを伝えるきっかけになってほしい」とメッセージを送った。
映画「愛唄 -約束のナクヒト-」
1月25日(金)全国ロードショー
<STORY>
「私の手、握ってくれてありがとう」まっすぐに“今”を駆け抜ける、恋の青春物語。
恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオル(横浜流星)に起きた、二つの出会い。元バンドマンの旧友・龍也(飯島寛騎)との再会、そして運命を変える詩との偶然の出会いにより、恋というものに生涯をかけて全力で駆けることになる。今まで手をつなぐことさえしてこなかったが、龍也の声に恋する勇気をもらい、その詩から、恋に生きる力をもらったトオル。
詩と触れるキッカケをくれた比呂乃(成海璃子)との出会いを経て、ようやくめぐり会えた運命の少女・凪(清原果耶)。詩を綴ることをやめたその少女は、トオルに生きる意味を教えてくれた。しかし、彼女にはある秘密があった…
龍也の声が生んだ恋する勇気。凪の言葉が教えてくれた生きる意味。そしてトオルが二人に気付かせた、“本当にやりたいこと”。
限られた時間の中で、三人の“本当”が重なった時、一つの奇跡が生まれる。
その唄は、僕らの運命からあふれ出た――
出演:横浜流星、清原果耶、飯島寛騎
中村ゆり、野間口徹/成海璃子/中山美穂(特別出演)、清水葉月、二階堂智、渡部秀、西銘駿、奥野瑛太、富田靖子、財前直見
監督:川村泰祐(『のだめカンタービレ最終楽章後編』『LDK』『海月姫』『きょうのキラ君』ほか)
脚本:GReeeeNと清水匡
音楽:GReeeeN
プロデューサー:小池賢太郎(『キセキ-あの日のソビト-』『奇跡』)
音楽プロデューサー:JIN(『キセキ-あの日のソビト-』にて日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞)
配給:東映
公式HP:aiuta-movie.jp
©2018「愛唄」製作委員会