moumoonのボーカルとして活躍中のYUKAさんが、ドラマ「10日間で運命の恋人をみつける方法」に出演。本作でドラマ初出演にして初主演、さらに主題歌も手掛けたYUKAさんに撮影現場の様子から自身の恋愛観までたっぷりと聞きました!
常に腹筋割れそうって言いながら笑っていました
――初めて演技に挑戦されましたが、難しいと思ったところや気をつけたことはありますか?
まずせりふを覚えるということもしたことがなくて、もちろんお芝居も初めてですし、自分一人で演じているわけではないので、周りの皆さんにご迷惑をかけないことを大事にして臨みました。
――ドラマの出演が決まった時にmoumoonの相方の柾さんはどんな反応をされましたか?
とにかく心配していました。ステージの上では2人で一緒にやっていますけど、私と同じように演技をしたことがないので、「とにかく頑張って」と言ってくれました。すごく心配してくれていたと思います。
――デザイナーのハセを演じられましたが、ご自身と比べて似ていると思った部分はありましたか?
「“すっごく女の子らしくてキュート”というよりは、普段のYUKAさんの感じが好きなので、その感じがいいな~」と監督に言っていただけたので、似ているところはすごく多いと思います。やっぱり思っていることをあんまりはっきり言えない性格だったりとか、感じたんだけどその場でパッと言えなかったりすることは私もあるし、ハセにすごく共感するなと。何か見つけちゃったんだけど、「ツッコんでいいのかな?」と考えてしまったりとか。でもやっぱりツッコむ!みたいなことは普段あるんですけど(笑)。でも出会いに対して、割と奥手なところは私とは違って、「あの人素晴らしかったな~」と思ったらちゃんと追いかけたり、「この人とはこの先ももっともっと深く知り合いたいな~」と思ったら男女関係なく、「あなたのこと教えてください」とアプローチするほうなので、そこは違うと思いました。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
常に腹筋割れそうって言いながら笑っていました。本当に「この神がかっている空気はなんなんだろう!?」と。もちろんピリっとするところもあっただろうし、ドラマの撮影現場は本当に大変なんだなと、現場を見ていて身にしみて感じたというか。スタッフの皆さんも本当に大変な思いをされて作品を1つずつ作られてるんだな~と感じたんですが、演者の皆さんもスタッフさんも「とにかく楽しくやろうぜ!」ということを前面に出してやっている方たちだったので、腹筋だけじゃなくて背筋まで痛くなるくらい笑わせてもらいました。
理想は言葉を交わさなくても通じ合える関係
――お気に入りのシーンはありますか?
平愛梨さん演じるニコと一緒に、前田健さん演じる占い師のOZのところに行くシーンなんですけど、OZに予言されるときの迫力がとにかくすごくて、演技ではなくて本当に体がピキッとするような迫力でとても印象的でしたし、平さんもすごく良い方だったので楽しかったです。
――“出会いとトキメキ”が大きなテーマになっていますが、YUKAさんが男性にときめく瞬間はどんな時ですか?
いわゆる仕草なんですが、モノを触ったりするときに、コップひとつ手に取るにしても、すごく大事そうに持っていたりとか。モノを大事にしているところを見るとドキっとすることがすごく多くて、昔から変わらないので、きっとそう反応するように生まれてきたんだと思います。
――こんな恋愛をしたい!とか、憧れや理想の恋愛はありますか?
のんびりしていて何もしゃべらないでボーっと過ごしていられるカップルってすごくいいなと思います。のんびりした二人っていいですよね。独特の空気感が二人の間に流れていたりとか、言葉を交わさなくても通じ合える関係だったりとか。でも思ったことだけはちゃんとビシッと言い合える関係にすごく憧れます。
――いままでの人生の中で、運命だと感じた出会いはありますか?
予知夢みたいなものを見ることがあるんですけど、足音とシルエットだけでなぜか体重が分かるんです。その話を「こんな人が出てきた」とかお仕事中に話してたんですけど、ずっとそのイメージが消えなくて。それから3年くらい経って、ある日突然友達に「ほかに友達もいるんだけど、よかったら一緒に映画見に行こうよ」と誘われて行ったら、「は!あの夢の人だ!」っていうことがあって、本当に好きになっちゃいました(笑)。
「何か楽しくなってきたぞ!」という感覚になってくれればうれしい
――5月8日に主題歌の「Jewel」がリリースされますが、今回もYUKAさんが作詞をされているんですよね。歌詞に込めた思いやこだわったところはありますか?
この曲は自分が普段感じていることとか、こんな人になれたらいいなっていうことを書くよりも、とにかく自分の中のものをベロッと出そうと思ったので、moumoonはこういう人だと感じてもらえるように作りました。人間が素直になるってすっごく難しいことだと思うんです。だけど自分がひょんなことから生まれ変われる瞬間とか、「もしかしたら今までの自分から変われるかもしれない!」と思う瞬間があると思うんですけど、「自分はもっと素直に生きていける!」と信じている思いを曲に込めています。moumooonって“優しくてかわいくてキラキラキラ”って感じよりも、もっと“激しくてエグみがあってちょっと変態的”というのを言葉にも音にもしっかりと落とし込みたかったので、そういうところを曲を通して感じてもらって、「何か楽しくなってきたぞ!」という感覚になってくれればうれしいですね。
――カップリングには「Super Sweet Spring Medley」と題したメドレーが収録されていますが、これはどんなふうに選曲したのですか?
私たちがライブイベントに出演するときに、持ち時間が30分くらいで、初めて私たちを見てくれる人が多い時に、「どうやって私たちを伝える?」となったときに選ぶ曲がだいたいああいう曲なんです。「はじめまして、私たちこういう曲をやっています」という選曲で、ライブで聞いてもらえるとより感じ取ってもらえると思うんですが、これはCDなので過去に出した作品の中からいま出したいmoumoonの音を入れています。
――「Jewel」の歌詞で「太陽みたいに衝動的~」というところがとても心に残りました。こういう歌詞はどうやって思いつくんですか?
「音に反応してそれが信号化されて口から出てくる」と説明すると分かりやすいような気がするんですけど、耳から入って頭を通って口から出てくるという仕組みになっていて、私を通るとやっぱり私のパーソナリティが出てくるので、音は刻むようなリズムだけど、耳からの仕組みを通るとすごく自由になって出てくるので、私自身の性格と一緒にメロディと出てくるんですよね。だから本当に衝動的だし、妄想的だし、暴走的でもあるし、そういう自分のパーソナリティをもろに出しています。
――最後にこれからドラマをご覧になる視聴者の方にメッセージをお願いします。
いきなり「運命の人が現れます」と言われたら、びっくりするじゃないですか。ハセも「既に出会っている人なのかも」と思いながら、探しているんです。でも誰も教えてくれないし、一向に分からないんですけど、日ごろから「もしかしてあの人かも」と思いながら、生活していたら毎日楽しくなってくるのかなと思います。ドラマではニコとハセがドキっとするチャラい男性たち…チャラくない人もいますけど(笑)、ドキッとさせられるシーンも楽しいところでもあると思うし、笑いがいっぱいあるドラマなので、そういうところを楽しんでほしいです。日常に戻った時も「もしや…」と思いながら生活してもらえたら、楽しいんじゃないかなと思います。
PROFILE
YUKA
ユカ…12月3日生まれ。東京都出身。
2005年、柾昊佑とmoumoonを結成。
2007年メジャーデビュー。
現在「FULLMOON LIVE TOUR 2014」全国ツアー中。
ドラマ初出演、初主演となる「10日間で運命の恋人をみつける方法」で、主題歌「Jewel」(5月8日発売)を担当。
7月には、フランス最大規模の日本文化とエンターテインメントの祭典「Japan Expo」への出演が決定している。
moumoonオフィシャルサイト(http://www.moumoon.com/)
ドラマ情報
「10日間で運命の恋人をみつける方法」
dビデオで配信中
毎週月曜更新(全6話)
キャスト:
平愛梨/YUKA(moumoon)/竹内涼真/川久保拓司/栗原類/平田裕一郎/上地春奈/田中仁/前田健/徳山秀典
dビデオ公式サイト(http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0004321)
4月28日(月)第2話配信!
新曲情報
moumoonニューシングル「Jewel」(avex trax)
5/8(木)リリース
★収録曲
01 Jewel
02 Super Sweet Spring Medley
1.Love is Everywhere / 2.Sunshine Girl / 3.Chu Chu / 4.Bon Appetit / 5.エメラルドの丘 / 6.LOVE before we DIE / 7.トモダチ/コイビト / 8.moonlight
03 Jewel(instrumental)
iTunes、レコチョクほか、配信サイトにて先行配信中
iTunes(https://itunes.apple.com/jp/album/id853463878)
レコチョク(http://recochoku.com/a0/moumoon-jewel/)
●取材/川名理佐