映画「七つの会議」の公開初日舞台あいさつに野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、朝倉あき、吉田羊、北大路欣也、福澤克雄監督が登壇した。
本作は「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」シリーズで知られる池井戸潤作品。社内で起きたパワハラ騒動に隠された謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていく企業エンターテインメントの傑作。
野村が今回初めてサラリーマン役を演じたことから、今後の野村の役の話題に。「できればグータラでない役がいい。悪役めいたスナイパー、現代の忍びのものというリクエストはよくいただきます」と野村が語ると、及川が「ピンポン玉みたいな触角のついた宇宙人とかどうですか? 野村さんの孤高のオーラをうまく使った宇宙人」とリクエスト。香川もそれに乗っかり、「萬斎さんといえば姿勢がいいので、弱いフェンシングの選手とか。ほとんど顔は見えないんですけどね。どたばたコメディで!」と好き放題に盛り上がった。
また、池井戸から手紙が読み上げられるサプライズも。手紙には監督、出演者、スタッフへの感謝の言葉とともに「映画の八角(主人公)の姿は原作とかけ離れたもので、しっかり原作を読み込んで撮影に臨まれたと伺い本当に驚きました。原作での役柄を知った上であの八角像を作られたのは天賦の才能以外の何者でもありません。魅力あるキャラクターにしてもらい八角も喜んでいると思います」と野村へのメッセージがしたためられていて、野村は「身に余るお褒めの言葉を頂戴して恐縮至極です」と頭を下げていた。
映画「七つの会議」は2月1日(金)から全国東宝系にてロードショー。