沢口靖子『科捜研の女』で「犯人役もやってみたい」その真意は…

ドラマ
2019年02月06日
©テレビ朝日
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 4月から通年放送の新シーズンがスタートするテレビ朝日系『科捜研の女』で主演を務める沢口靖子が、横浜市内で行われた一般社団法人「放送人の会」・公益財団法人「放送番組センター」主催の公開セミナー「名作の舞台裏」に参加した。

「名作の舞台裏」は、名作ドラマを上映し、出演者やスタッフがその舞台裏を明かすイベント。47回目となった今回は『科捜研の女』が取り上げられ、沢口が共演の内藤剛志や脚本の戸田山雅司、櫻井武晴らと共に登壇。会場は4700人を超える応募の中から選ばれたファンで超満員となった。

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 同ドラマで科捜研の法医研究員・榊マリコを20年間演じ続ける沢口。同一人物による主演、同曜日、同時間帯放送では最長記録で、「マリコを演じる上でずっと大切にしているのは、真実を突き止めるための情熱。信念を持って、どんな時もポジティブに、諦めない姿勢です。そんなマリコは脚本の先生方や今日、ここに来ていただいた皆さんにも作っていただいた“榊マリコ”だと思っています」と深く感謝。

 以前に「時に犯人役をやってみたい」と発言したこともあるが、「犯人像に共感できる時、できないときあるんです。犯人役をやってみたいと思う時は、犯人の心情を理解できて人間的に魅力を感じた時ですね。『科捜研の女』は事件の背景、心情がとても丁寧に描かれています。そんな『科捜研』を誇りに思っている、ということが申し上げたかったんです」と真意を説明した。

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 相棒の刑事・土門役を演じる内藤とは同じ大阪出身とあって「飾らない気さくな性格に甘えさせていただいています」と絆をにじませ、「それをベースにマリコと土門の関係があるのですが、二人は事件に向き合う正義感と使命感が似ていると思います。恋愛のちょっと手前の、信頼と尊敬の強い絆で結ばれている関係でやらせていただいています」と。

 内藤も「初めて土門が登場した時は科学と刑事の勘と経験値が対立関係にあったんです。でも『科捜研の女』ですから、いつも刑事が負ける(笑)。それを繰り返しているうちにチームになってきたんです。それは見てくださる皆さんが作ってくれた関係でもあると思います」と感慨深げに語った。

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