タカトシ「オンバトがなかったら東京に来ていない」『オンバト』が復活!3・23放送

エンタメ総合
2019年03月22日

『爆笑オンエアバトル 20年SPECIAL~平成最後の年に一夜限りの大復活!~』
 『爆笑オンエアバトル 20年SPECIAL~平成最後の年に一夜限りの大復活!~』(NHK総合)が3月23日(土)深夜に放送される。収録後に行われた囲み取材には、司会のタカアンドトシをはじめ、アンジャッシュ、おぎやはぎ、ますだおかだらが出席した。

 10組の芸人がネタを披露し、審査員が「面白い」と評価した上位5組だけがオンエアを勝ち取るというシビアなネタ番組『爆笑オンエアバトル』(1999~2010年)が20周年を迎え、一夜限りの復活。番組前半にはアンジャッシュ、おぎやはぎ、ますだおかだら初期の常連メンバーによる「懐かしトークコーナー」を、後半には今後ブレークが期待される10組の若手芸人たちによる「爆笑オンエアバトル2019」が繰り広げられる。両コーナーの司会はタカアンドトシ。

 かつて7代目と8代目のチャンピオンに輝き、特番でも司会を務めたタカアンドトシのタカは「ルート33とか2回優勝している方がいる中で、我々を抜てきしていただいて本当に感謝しています」とあいさつ。続けてトシは「あのころは楽屋でギスギスしていたのに、今回は和気あいあいとできて楽しい収録でした」と振り返った。

 第1回から出演しているはなわは「この番組のおかげで今があると思っています。今日は同窓会のような気持ちでいつもよりもウキウキしています。久しぶりにダンディ(坂野)さんや(テツandトモ)トモ君の落ち込む感じを見て、当時もそういう楽屋だったなって思いだして、懐かしくて楽しかったです」と当時を懐かしんだ。

 ドランクドラゴンの塚地武雅は「『ボキャブラ(天国)』ブームが去った後にもう二度とお笑いのブームなんて来ないだろうと言われていて。劇場のお客さんも減ってきている中に救っていただいたのが『爆笑オンエアバトル』。僕たちもこの番組で食べさせていただいて、借金とかも返せるようになった」と語ると、北陽の虻川も「私たちはオンバトに出る前、ネタがうけな過ぎて休業していたんですよ。それで、一念発起しようという番組でした」と。

 オンエアバトル出演時の印象的なエピソードについてダンディ坂野は「あんまりオンエアされた記憶がないもんですから、いつも敗者コメントを考えていくんです」と告白。通算オフエア15回を誇るダンディならではの答えに共演者たちも爆笑した。

 アンジャッシュの児嶋一哉は「一回目(の出場時)、本番前に後輩の北陽とかに偉そうに『リラックスしてやればいいんだよ』とか言っていたら俺らが落ちてすごく気まずかった。そしたらNHKさんが僕らの2回目チャレンジに密着する番組をしてくださったのがありがたくて」と初出場時のエピソードを語った。

 すると渡部が「(その時)ネタ作りから稽古風景まで密着してもらったんですけど、児嶋さん普段あんまりしゃべんないのにカメラの前だとべらべらしゃべって。『このネタはさー』みたいなこと言って。『うわっ、なんだコイツ』っていうのはありますね」と話すと、児嶋が「嫌な思い出になってんじゃねーか!」とすかさずツッコんだ。

 過去に番組初のパーフェクト(満点)、545KBを獲得したこともあるますだおかだの増田英彦は「中学生の時から大好きだった長州力さんに『オンエアバトル』が終了してからインタビューする機会がありまして。ピリピリしている中、『初めまして。ますだおかだの増田です』ってあいさつしたら、ニコッと笑って(長州力の物まねで)『オンエアバトル見てましたよ』って言うていただいて、めちゃくちゃ感激したのが一番の思い出。子供のころ夢中になって見ていたテレビの人が逆に僕の出演するテレビを見てくれていた」と興奮気味に語った。

 番組20周年ということで、この20年の変化を聞かれると、ますだおかだの岡田圭右が「(テツandトモ)トモちゃんの『なんでだろう』の節回しがかなり変わった。かなりショウアップされています。今ではテツちゃんがあごに椅子のせたりして、一時間ステージやって子供からお年寄り、全部笑わせるからすごい!」とハイテンションで語り、実際にテツがあごに椅子を乗せる芸を披露。ここから“オンバトの時やっていなかった芸”を披露する流れになり、岡田が「わお!」、児島は「児島だよ!」、ダンディは一発芸を披露した。

 そんな中、番組がもたらした恩恵について、タカは「オンバトきっかけでテレビに出ることができて。そこから人気が出てネタ番組も増えていったんですよね」としみじみと語りだし、「オンバトがなかったら僕らまだ札幌でやっていたと思います。(初出場の)札幌大会でアンタッチャブルさんと僕らが同率でぎりぎりオンエアだったんですよ。もしも玉1個少なかったら東京に出てきてなかったと思います」と振り返ると、トシも「地方の芸人もネタさえ面白ければ、チャンスがあるっていうのを見せてくれた番組だったと思います」と。

 最後に今後、レジェンド枠を作って番組が復活するなら参加したいかと聞かれたタカは「良いネタができた時に落ちるのは嫌ですから。みんなの(ネタを)見られるようにルールを変更していただいて。全員オンエアで!」とボケて、トシに「最低じゃねぇか!この番組の良さがなくなるでしょ!シビアな番組なんですから」とツッコまれていた。

『爆笑オンエアバトル 20年SPECIAL~平成最後の年に一夜限りの大復活!~』
NHK総合
3月23日(土)深0・30~2・00

司会:タカアンドトシ

「懐かしトークコーナー」出演者
アンジャッシュ、おぎやはぎ、ダンディ坂野、テツandトモ、東京03、ドランクドラゴン、はなわ、北陽、ますだおかだ(50音順)

「爆笑オンエアバトル2019」出演者
かが屋、キャメロン、空気階段、ザ・マミィ、東京ホテイソン、ネイビーズアフロ、ヒコロヒー、ファイヤーサンダー、宮下草薙、ヤーレンズ

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧