ジャニーズJr.内ユニットのSnow Manが主演を務める舞台「滝沢歌舞伎ZERO」の公開ゲネプロが行われ、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、向井康二、目黒蓮の9人が囲み取材に出席した。
2006年に誕生し、愛され続けてきた和のスーパーエンターテインメント「滝沢歌舞伎」が2月の京都・南座公演に続き、新橋演舞場で新たに生まれ変わる。演出は、滝沢秀明が務める。
この新橋演舞場からラウールも出演。意気込みを問われたラウールが「すごい…」と言葉を詰まらせると、すかさず深澤を中心にメンバーがラウールの緊張をほぐそうと、冗談を言ったり、肩をもむなどフォロー。
少し落ち着いたラウールに、深澤が「大丈夫か?たぶん人一倍、練習を稽古からしていたので、どう?大変だった?」と問いかけると、ラウールは「皆さんより経験が浅いので、頑張ろうという気持ちでやっています。観に来てくれるお客さん全員を幸せな気持ちで帰せるように頑張ります!」と意気込むと、メンバー一同「かわいい~」と。
さらに、何が一番大変でしたか?という問いにラウールは、「体力じゃないですか?みんながすごい疲れるよと。そのとおり、体力をすごく消耗する。でも、楽しいですね」と。
演目中には“腹筋太鼓”も。ラウールは「鍛えられました。稽古場から今まで疲れの感じ方が変わりましたね」と。深澤も「まだね、体はちょっと子供なのでね。でも、腹筋太鼓をやっていくと、ラウールの体も変わるんじゃないかなと」と語ると、ラウールも「千秋楽までに僕の肩幅が広がることを祈ってます」と語った。
さらに、ラウールはダンスの見せ場も。「私が踊っているところは、ほとんど自由にやらせていただいてるんです。それに、佐久間君も出演して、深澤君と阿部君が歌っているんですけど、自由にやらせていただいて、自分の気持ちで踊るみたいな感じでやらせていただいているので、気持ちをお客さんに感じ取ってもらえたらいいなと思っています」とアピール。
そこに、深澤が「でも、滝沢君にダメ出しされてたよね?ラウールは気持ちでやっちゃうんで、歌っちゃいけないのにずっと歌ってるんですよ」と。向井も「滝沢君が結局折れるっていうね」と、渡辺が「もうラウール歌っていいよってね」と滝沢の様子を語っていた。
衣装を手掛けた宮館は、「僕から見た1人ひとりの個性を生かして、作らさせていただきました。これは、『Make It Hot』という新曲の衣装。9人体制ということで、初めて新橋演舞場で届けられるので、勢いをこの衣装と共に届けられればなと思います」と。
衣装のこだわりについて問われると、「ジャケットの半分と半分で違ったりとか、いろんな生地を合わせて作らせていただいたので、そこもちょっと見どころの一つかなと思います」と宮館が答えると、深澤が「だって、ラウールと(渡辺)翔太の(襟元をさし)ここ、一緒だもんね!ここだけは、おそろいなんですよ」と説明。これに、渡辺が「舘様(宮館)がおそろいにしてくれたんだよね」とラウールに投げかけると、「はい!すごいうれしいです」と渡辺を慕っている様子。
演出で使われる9トンの水については、深澤が「前が見えないです。今までも『滝沢歌舞伎』というのは、いろんな水の装置だったりありましたけど、今回は3種類ぐらい同時に装置がばぁーと動いたりするので、そういう意味では迫力はやっぱりすごいんじゃないかなと。吹っ飛びます(笑)」と。
これに渡辺も「何が起こっているか分からない。本当に滝沢君の演出がすごい南座から新橋演舞場に戻ってきて、さらにパワーアップしているので、来年オリンピックもありますから、海外のお客さんにもSnow Manがやっている『滝沢歌舞伎』をぜひ観てもらいたいなという気持ちも持ちながら臨めたらなと思ってます」と語った。
最後に岩本が「滝沢君の『滝沢歌舞伎』がスタートを切った場所でもあるこの新橋演舞場で、平成も終わるこのタイミングにSnow Manがメインで『滝沢歌舞伎ZERO』として、ゼロから平成から令和に立てるというのはやっぱり望んでもできないことだと思いますし、それぞれの運命というか定めなのかなと感じて、楽しみが一番大きいです。まだまだ満足してない気持ちもあるので、これから50年、100年経った時に、実は滝沢秀明っていう方が『滝沢歌舞伎』を立ち上げて、そのあとSnow Manがやってっていう、歴史の1ページに刻めたらなと思ってます。これから時代が変わっていっても、季節外れの雪を降らす9人組でありたいと思ってますので、応援してほしいです」と。
そして、岩本の「春の踊りは」という声に続き、9人で「よぉ~いやさぁ~」と声を合わせ、意気込んだ。
「滝沢歌舞伎ZERO」は、東京・新橋演舞場にて5月19日(日)まで上演中。