『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)でヒロインを務める山本美月が、本作の見どころを語った。
有賀リエの同名コミックをドラマ化した本作は、不慮の事故により突然車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・鮎川樹(松坂桃李)が、高校の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会し、心を通わせていくことで樹の生き方が変化していくラブストーリー。
障がいがありながらも、夢だった建築士になった初恋の樹に次第に心惹かれていくヒロイン・つぐみを演じる山本は「(つぐみは)喜怒哀楽が激しくて感情が豊か。クランクイン前後の感想で言うと、最初つぐみは“ザ・ヒロイン”だと思っていたのですが、足りていない部分も見えてきました。弱さだったり、すごくヤキモチ焼きだったり…。まだ成長段階なんだなと。いま演じている“ブレ”が、最終回に向けてだんだん真っすぐ軸が磨かれていくと思います。難しい役どころで葛藤もありますが、監督と一緒に考えて演じていきたいです」と語った。
また、つぐみに片思いをする是枝洋貴(瀬戸康史)との恋模様にも注目。樹と是枝、それぞれとの撮影については「“つぐみ”として、鮎川君といるときは声のトーンが全然違うなと思っています。好きな人の前ではかわいい自分でいなくても、自然とそうなってしまう。鮎川君といるときは心がドキドキして楽しくて、不思議なストレスフリーさがあるんです」とコメント。
いっぽう、是枝への接し方については「いつものつぐみなんです。本当に不思議ですね(笑)」と語り、「鮎川君と是枝君のどちらがタイプかと聞かれたら、是枝君のような“片思い実らない系男子”の一途さが好きで、すごく悩みますけど…やっぱり鮎川君だと思います。“自分で自分のことをやろう!”というしっかりした意志が感じられるので。是枝君はたぶん、付き合ってからいろいろ問題が見えてきそうです(笑)」と山本自身の目線で分析した。
さらに第2話からは、樹の母・文乃(麻生祐未)も登場。つぐみの父・元久(松重豊)同様、子供の幸せを誰よりも願っている母という役どころで、ラブストーリーにとどまらず、子を持つ親ならではの苦悩や葛藤も描かれる。
山本は「老若男女、さまざまな世代の方が楽しめるドラマです。親と娘の関係性も描かれるので、親世代の目線でも、大人と子供のはざまの目線でも見られると思います。ハンディキャップを通して伝えたいことはたくさんあるけれど、そこに重心を置かず、純粋な気持ちで楽に見ていただきたい」とあらためて本作の見どころを語った。
『パーフェクトワールド』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
毎週(火)後9・00~9・54
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