5月9日(木)放送の『緊急取調室』(テレビ朝日系)第5話で、真野響子と国分佐智子がそれぞれ最強主婦、最強嫁を演じる。
第5話では、姑・山下昌子(真野響子)に頼まれ、スープに使うカボチャを買いに出かけた嫁・彩矢(国分佐智子)が失踪する事件が発生する。
長年専業主婦として暮らしてきた昌子を演じる真野は、取り調べシーンでもアドリブ満載で最強主婦ぶりを発揮。シリーズ史上初めて有希子(天海祐希)が単独で被疑者の自宅で取り調べを行うも、真野が「天海さんにさやえんどうの筋取りを手伝わせたりもしました(笑)」と語るように次々と思いついた主婦ならではの行動で取り調べを撹乱していく。
さらに女同士のバトルは嫁姑の間でも勃発。昌子と水面下で一触即発の関係である失踪した嫁・彩矢を演じるのは、出産と子育てを経て4年ぶりのドラマ出演を果たす国分。
二代目林家三平の妻で、実生活でも嫁の立場にある国分は「『嫁姑の物語なんだ!』と、とても身近に感じました(笑)。我が家はいちいち目くじらを立てていたら、逆にお姑さんにやられちゃうので(笑)、何事も笑い話にしちゃっているんですよ。だから、別の意味でドラマにしたいような面白い関係性を築けているのですが(笑)、今回描かれるお義母さんの気持ちも、嫁の気持ちも理解はできますね」とコメントを寄せている。
<真野響子(山下昌子役)コメント>
◆『緊急取調室』への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
天海(祐希)さんのドラマデビュー作を見て以来、天海さんのことが大好きで、ずっと見守ってきたんです。だから、今回ご一緒できることがすごくうれしくて!現場でお会いしたら、思っていたとおりの方でしたね。本当にお美しい上に、演技もご本人の人間性も期待を裏切らない方でした!セリフも多くて大変な役ではありましたけど、天海さんと素敵な時間を過ごせましたし、充実した撮影でした。
◆撮影合間、天海さんが真野さんに、自分を見ているようだとおっしゃっていましたよね。
性格はね(笑)!天海さんはいろんなことに、すごく気が付くんですよ。で、気が付くと、周りに言っちゃうんです。その“言っちゃうところ”が、私とよく似てる(笑)!先日も撮影が予定より早く終わったので、私は「翌日分の一部も撮っちゃえば?そうすれば、明日は来なくてよくなる出演者さんもいるでしょ」と言っていたんです。そうしたら、天海さんも同じことを提案されていて!私たち、黙っていられないのよね(笑)。あと、天海さんは雰囲気作りがすごくお上手!おかげで私もすぐに溶け込めました。
◆天海さんとのお芝居はいかがでしたか?
初日から、天海さんと一緒に撮影したんですよ。私がパトカーに乗り込むシーンだったんですけど、天海さんが私の頭がドアの枠にぶつからないように気を配りながら、なおかつ私のスカートが挟まったりしないように処理してくれたんです。「あぁ、彼女はこういう優しさをもった取調官なんだ。彼女のこういうところに、きっと昌子は心を許したんだな」と実感しましたね。最後のシーンを天海さんと一緒に撮影したことによって、すんなりと逆算の演技プランが立てられました。すごく面白い体験でしたね!ただ、後日撮影した最後の取り調べでの天海さんは、本当に怖かったですけど(笑)。
◆昌子の取り調べはいつもの取調室ではなく、自宅で行われましたが…。
取調室にも行ってみたかったんですけどね。でも、今回は特殊ケースだからこその面白さを味わえました。女性同士だからこそ響く部分もありますし、取り調べられているというよりは、日常の会話の中で本音を引き出されるような駆け引きだったんですよ。ただ、天海さんはセリフが覚えにくかったそうです。いつもは無機質な取調室だから、取り調べに集中できるでしょ?でも、自宅にはいろんなものがあって、私もあちこち動き回りますし、天海さんにさやえんどうの筋取りを手伝わせたりもしましたから(笑)。
◆真野さんが演じる昌子は主婦のプロ。主婦感を出すために心掛けられたことは何ですか?
主婦のプロは何かに秀でている方が多いので、昌子もそういうキャラクターとして演じようと思いました。幸い、昌子は料理に秀でている人物。私も秀でてはいませんけど、料理は結構するので、自分自身とシンクロさせることができました。おかげで、アイデアもどんどん湧いてきましたね。台本に「料理をしている」と書いてあるシーンでは、嫁が失踪して実家に身を寄せていた息子のために、筑前煮を作ってみたり…。息子をまだ取り戻せるな…など、いろんな昌子の思いを料理に込めながら演じました。
◆今回は嫁姑問題がカギとなりますが、嫁を演じた国分佐智子さんの印象はいかがでしたか?
国分さん自身がとってもかわいくて、いい子だったから、困っちゃったの(笑)!でも、彼女がかわいいからこそ、嫁姑ならではのヒリヒリした関係性が際立ちましたし、お芝居もとっても面白かったです。
◆最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
視聴者には当初見えていない真相が、巧妙に描き出されていく物語なので、どうぞだまされてください!私も冒頭からヒントを散りばめて演じましたが、それで真相が分かった人はすごいですよ(笑)。
<国分佐智子(山下彩矢役)コメント>
◆『緊急取調室』への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
「嫁姑の物語なんだ!」と、とても身近に感じました(笑)。私も彩矢と同じように夫の実家からスープの冷めない距離に住んでいますし、多かれ少なかれお互いに気を使うようなこともあるだろうなぁ…と想像できますので。ちなみに、我が家はいちいち目くじらを立てていたら、逆にお姑さんにやられちゃうので(笑)、何事も笑い話にしちゃっているんですよ。だから、別の意味でドラマにしたいような面白い関係性を築けているのですが(笑)、今回描かれるお義母さんの気持ちも、嫁の気持ちも理解はできますね。世の中には嫁姑問題に直面している方も多いでしょうし、実際に以前通っていたジムのロッカールームでも、お嫁さんたちがお姑さんの悪口で盛り上がってらっしゃったんですよ。今回の物語はその1ケースとして、いろんな思いを抱きながら見ていただけるんじゃないかな、と思いました。
◆旦那さんの林家三平さんも、『緊急取調室』のシーズン1にゲスト出演しました。
そうなんです。義兄の(林家)正蔵も出演させていただき、大変お世話になりました。実は、夫が出演させていただいたときは、私も現場にお邪魔したんです。以前共演させていただいた小日向文世さんにお会いしたくて、運転手を買って出たんですよ(笑)。そうしたら今回は、夫が「僕も現場に行きたいな。運転手はいらないの?」と。来られても逆に緊張しちゃうので、お断りしました(笑)。
◆今回はご出産・子育てを経て、4年ぶりのドラマ出演。どんな心境で臨まれましたか?
出演が決まったときから、すごく緊張していました。緊張しすぎて、手足に血が通わなくなっちゃうくらいで…(笑)。でも、現場に入ったら「あ、こんな感じだった!現場に割本(=当日撮影分を抜粋した撮影用台本)とか置いてあった!」って、ちょっとずつ現役の感覚がよみがえってきました。和気あいあいとして楽しい雰囲気の中、お義母さんを演じる真野響子さんの圧倒的オーラから“いい緊張感と刺激”も味わうことができて、「お芝居のお仕事がやっぱり好きだな」って思いましたね。熱心にいろんなお芝居を想定しながら、細部に渡って役と向き合ってらっしゃる真野さんから多くを学ばせていただきましたし、「またお芝居の仕事をしたいな」って思いました。
◆ご自身が演じる嫁・彩矢については、どう思われましたか?
彩矢は弁護士ですし、自信をもって生きているからこその言動なんでしょうけど、「こんなに意地悪なことを言って、上から接する嫁もちょっとどうかなぁ…。強いなぁ!」と思いました(笑)。私にはちょっと、彼女のようには振る舞えないですね。でもお芝居では、彩矢に成り切って、思いっ切りやりました!体当たりで壁にぶつかって、アザを作ったりしながら、頑張って演じました(笑)。
◆主演・天海祐希さんの印象についてもお聞かせください。
夫が昔、天海さんにご馳走になるなど、大変お世話になったそうなんです。今回、残念ながら一緒のシーンはなかったのですが、現場でごあいさつさせていただき、夫の伝言を伝えました。佇まいから何から、オーラに満ちあふれていて、とてもカッコよかったです!
◆最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
真野さんが演じられるお義母さんのお芝居が素晴らしいので、ぜひ見ていただきたいです!小さな動きからすべて丁寧に作られているので、一瞬たりとも見逃せません。どうぞ楽しんでご覧ください。
『緊急取調室』
テレビ朝日系
毎週(木)後9・00~9・54