5月24日(金)公開の映画『貞子』のカップル限定試写会が行われ、貞子が登壇した。
登壇を予定していた主演・秋川茉優役の池田エライザが、風疹を発症したため急きょイベントを欠席。池田より会場に集まった観客へ手紙が代読された。
「会場にいらっしゃる皆様、本日劇場に来てくださりありがとうございます。そして、本当にごめんなさい。カップル応援イベントということで、皆様にお会い出来るのをすごく楽しみにしてたので、とても悔しいです。そして、皆様がここにいらっしゃるまでの道のりを考えると、胸が痛みます。が、風疹は感染力がとても強く、皆様にうつしてしまうリスクもあります。普段から健康には特に注意して仕事に向き合っていただけに無念で堪りません。再び皆様に元気な姿でありがとうとごめんなさいを直接伝えられるようにしっかりと治すことに専念させていただきます。
貞子ちゃんもごめんなさい。しっかりとカップルの皆様を応援してあげてください。私がいないからって呪っちゃダメですよ。改めて、本日皆様共に時間を過ごせないこと、深くお詫び申し上げます」
貞子は、一人での登壇に少し緊張した様子で登場。その場にいるかのような臨場感を味わい“容赦ない恐怖”が何倍にもなって観客を襲うMX4D上映を一足先に体験していた貞子は、両腕で頭を抱えるように怯え、その恐怖体験について「マジで怖かった!耐えられないくらい怖かった!」と、MCを通し呪念で伝えた。
さらに、特に怖いシーンを聞かれ「茉優が背後から貞子に腕をつかまれるシーン」と、自らの出演シーンを最恐見どころポイントとして力説した。
『リング』『リング2』以来、約20年ぶりに中田秀夫監督がメガホンを取る本作に出演を果たしたことについては「とにかく明るくエネルギッシュにしゃべり続ける監督を見て、あぁ、中田組に帰ってきたんだなと実感。右も左も分からない私を文字通りテレビから引っ張り出してくれた中田監督ですが、さらにパワーアップしていて的確、かつ頼れる指導官っぷりに心が震えました。常に観客のことを第一に考えてた作品作りに邁進する中田監督。またご一緒することができ本当にうれしく思います!」と伝えた。
そして、平成から令和になった今「『見たら呪われる』から『撮ったら呪われる』へ恐怖が進化。今回は動画配信サイトから呪いが拡散しますが、時代に適応すべく頑張ってます。宣伝でもTikTokにも初挑戦しました」と進化した呪いの恐怖をアピールした。
“デート応援イベント”ということで、多くのカップルが集まる中、理想のデートプランを聞かれた貞子は「伊豆大島に行く」と自身の生まれ故郷を推薦。さらに「ホラー映画は自然と二人の距離が近くなる。男女問わず、怖かったら相手に抱きついちゃっていいと思います!」と集まったカップルにデート成功の秘訣を伝授した。
ここで、会場の観客から抽選で選ばれた1組のカップルが登場。貞子の髪の毛で作られたハート型の特製“愛の髪の毛リング”を、カップルの指にはめる貞子。二人に“一生離れられない呪い”をかけ、二人の永遠の愛を応援。さらに「お互いを違う存在と認めリスペクトしあうこと。あと、呪わないこと♡」とカップルが長く続く秘訣を語った。
最後に貞子は「何卒何卒宜しくお願いいたします!」と呪念で観客へメッセージを送った。