「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の製作発表会見が都内で行われ、奥野壮、押田岳らメインキャストとメガホンを執った田﨑竜也監督、歴史の管理者を名乗る謎の集団“クォーツァー”役でゲスト出演するDA PUMPが登壇した。
平成最後のテレビシリーズであり、令和最初の映画作品として注目を集める本作の会見場には記者、関係者が大挙詰めかけ満員御礼状態。大きな拍手に包まれて登場したDA PUMPのISSAは、子供の頃から「仮面ライダー」の大ファンだったと明かし、「いつか改造人間になりたいと思っていたので、夢がかなって涙が出ました」と笑顔。自らの演技について「大丈夫だったのかなと…」と今なお半信半疑な様子のISSAは、DA PUMPが7人体制になって初の映画主題歌も務めることについても「仮面ライダーは国民的な作品なので、みんなビビっています」と弱気な発言を繰り返して笑いを誘った。
脚本の感想について奥野は「視聴者の方が“こんなことが起きていいの!?”っていうのがたくさん起きる映画」、押田は「前回の映画は『ビルド』の方々や『電王』の佐藤健さんに助けられたけど、今回は僕らだけの力で作る作品。プレッシャーも感じましたけど、楽しんで撮影できた」と。渡邊圭祐も「テレビ版とは違う最終回が夏の劇場版。『この終わり方があるんだ!』という衝撃の展開になっています」と見どころを語った。
そして、TV LIFEでは「宮下草薙の不毛なやりとり」を連載中のお笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹が、愛してやまない仮面ライダーのキャスト4人のインタビューに人生初挑戦。記者として会見も見学した。
奥野ら出演者のコメントに聞き入る宮下記者は、DA PUMPも登場してより多くのフラッシュが焚かれると、目を輝かせながら食い入るように凝視。仮面ライダージオウ、仮面ライダーゲイツ、仮面ライダーウォズのほか、劇場版でISSAが演じる仮面ライダーバールクス、仮面ライダーゾンジス、仮面ライダーザモナスの6体が登場したフォトセッションでは、“ガワ”(ヒーロースーツ)が大好きな宮下記者、身を乗り出し、ついには立ち上がる興奮ぶりだった。
同時上映の「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」からは一ノ瀬颯、綱啓永、尾碕真花、小原唯和、岸田タツヤ、兵頭功海、金城茉奈、吹越満と、ゲスト出演する北原里英、佐野史郎、上堀内佳寿也監督が出席した。
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」は、7月26日(金)から全国公開。
◆会見を終えた宮下記者に一問一答
──初めて会見を記者目線でご覧になってどうでしたか?
宮下 僕は本っっっ当に仮面ライダーが大好きだったので、夢のような時間でした。DVD-BOXの特典映像でしか見たことがない光景が目の前で行われていて。DVDで見ていると「ちょっと長いかな~」なんて思うこともあったんですけど、生で見たらあっという間で。僕の集中力の問題でした(笑)。
──出演者の皆さんや仮面ライダーのスーツをガン見してましたね(笑)。集中しすぎですよ!
宮下 ははは。直に見て、耳で聞けて、なんてぜいたくな時間なんですかこれは。実物の迫力、すごいですね。もっと近くで見たかったですよ! 写真も自分のケータイで撮りたかったですよ! それは激しく後悔してます。
──宮下さんはこれまでは“ガワ”寄りだったそうですが、キャストの皆さんを直にご覧になって、今後のジオウの楽しみ方も変わるのでは?
宮下 僕みたいに役者さんよりも変身後の仮面ライダー自体が好きっていうのは男性の仮面ライダーファンの方で、お子さんがいらっしゃるお母さんがイケメンの役者さんを愛でるというのが一般的な構図なのかなと思ってたんですけど、僕は今日で、あっという間にイーブンになりました(笑)。仮面ライダーも役者さんも平等…って言ったら偉そうだけど、どちらも楽しめます。役者さんとガワ、どっちかじゃなく、どちらも楽しめるっていう。この感覚にさせてもらえたことがありがたいです。
──そして、奥野壮さん・押田岳さん・大幡しえりさん・渡邊圭祐さんのインタビューにも挑戦しました!
宮下 私、宮下兼史鷹の夢をかなえるプロジェクトの第1弾としてね、ありがたいことに…。自分の仮面ライダー好きが、こうしてお仕事になるなんて夢のようで。
──ありがたいと言えば、押田さんや渡邊さんは「おもしろ荘」の時から宮下草薙を知っていたそうで。うれしいですね。
宮下 もうこれは感激以外の何物でもないです! マジでうれしいです!
──インタビューの前に4人で宮下草薙のネタ動画を見てから来てくれたそうで。本当に温かい方たちですよね。
宮下 さっきの話じゃないですけど、もう4人のファンになっちゃいましたから(笑)。平成仮面ライダー好きとしては、これまでは毎回のゲストの方に目がいくほうが多かったんですけど、今週からは4人が出てきただけで「わっ!」って盛り上がれますね(笑)。それぐらい楽しみ。早く今週のジオウを見たいです。
──人生初インタビューの手応えはどうでしたか?
宮下 いろいろ面白い話を聞くことができて、僕が一番、映画が見たくなっちゃってますね(笑)。僕の人生初のインタビューに、すごく気さくに答えてくださって、一生忘れられない思い出ができました。4人はこれから順調に売れていく方たちだと思うので、僕たちも頑張って、どこか現場でお会いした時に「あ!この間はどうも!」「お~、ありがとうございました!またぜひ!」みたいなやりとりがしたいです(笑)。
──売れてる感がすごい(笑)今日はありがとうございました!
宮下 TV LIFEさんには頭が上がりませんよ! 一生添い遂げます!
(「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」インタビューの模様はTV LIFEで後日掲載予定です)