『犯人に告ぐ!盗聴盗撮 怒りの追跡バスターズ』(TBS系)の第7弾が6月5日(水)に放送される。
盗聴盗撮や詐欺などの犯行手口をリアルに紹介し、被害に遭わないよう警鐘を鳴らす『追跡バスターズ』。今回は、卑劣な犯行を繰り返す犯人と直接対決する。
「元有名芸人スズキVS坂上忍」ではm番組MCの坂上忍が、前回の放送(2019年1月23日)に登場した借金踏み倒しの元有名芸人・スズキ(仮名)と直接対決する。
スズキはかつてテレビ番組にも出演していた芸人コンビの一人。お笑いだけでなく格闘技にも参戦し将来を期待されていたが、芸人仲間に借金し返済を渋るとささやかれていた人物だ。
前回の放送で、このスズキに300万円を貸したが返ってこないと、被害者から『追跡バスターズ』に相談が届いた。被害者は、事業開始資金として蓄えてきた大切なお金をスズキに貸したという。スズキは格闘イベントのファイトマネーで返済すると約束したのだが、その後姿をくらまし、4年間行方が分からないという。
『追跡バスターズ』はわずかな手掛かりを頼りに、スズキの居場所を特定。坂上も現場に駆け付け対決を図るが、スズキは約束の場所に現れず、電話で「弁護士を通せ」と強気の対応を見せた。スズキのあまりに悪質な言動に、番組放送中からネット上では「スズキは誰だ?」と騒然となり、さまざまな憶測が飛び交った。
今回の放送では、その後も返済に応じず、誠意のかけらも感じられないスズキを再び追い詰める。スズキが勤めるバーでは接客時に、『追跡バスターズ』で取り上げられたことを笑いのネタとして披露し「一番嫌いな芸能人は坂上忍」「借金を返すつもりはない」と公言しているという。
坂上はスズキが店に出勤する時間を見計らって待ち伏せ、ついにスズキと直接対決。坂上と被害者、さらにもう一人の被害者であるかつてコンビを組んでいた相方も参戦するが、その結末は…。
そして、『追跡バスターズ』も驚く詐欺事件に関して相談が寄せられ、「大衆演劇座長VS中条きよし」を送る。被害者は40代の女性経営者。大衆演劇の座長に借金を申し込まれ、苦心して渡したお金が返ってこないというのだ。
その座長は行方不明。『追跡バスターズ』が調査を進めると、驚きの事実が判明する。ほかにも座長が金づるにしていた被害者がいたのだ。その被害者は70代の女性。長年貯めた老後のための資金から年金まで、すべてを奪われたという。総額はなんと6000万円。座長は、新しい劇場を建てて一座を再建するためなどと、言葉巧みに女性をだまし、お金を巻き上げてきた。彼女は現在、明日食べるものにも困るほど困窮しているという。『追跡バスターズ』は女性に事実を話し、だまされていることを伝えるのだが、「座長はそんな悪い人ではない」と信じており、聞く耳を持たない。
『追跡バスターズ』は座長と70代女性に密着して、それぞれの言動を記録することに。その決定的証拠を突き付けられた70代女性はあぜんとする。
座長と対決するのは“必殺仕事人”中条きよし。被害者女性二人は座長と中条の対決を別室で見守る。中条に詰問され言葉を失う座長。そして二人の女性も座長と対決する。
スタジオではMCの坂上とヒロミ、ゲスト出演者がそれぞれの事件の動向を見守り、住田裕子弁護士が分かりやすく解説。詐欺被害に遭わないための知恵や被害者救済のための対策を紹介する。
<プロデューサー・嵯峨祥平 コメント>
元有名芸人スズキについては、今回、養成所時代の元相方から番組に相談があり、詳しく調べると、他の芸人さんからも借金をして逃げ回っていたり、スタッフなど裏方の人からもお金を借りるなど、数々の証言がありました。
さらに、スズキが働いているバーでは「借金」や『追跡バスターズ』をネタに笑いを取っていたりと、とにかく被害者への誠意が見られませんでした。
また、大衆演劇座長がファンの女性にお金を入金するよう言葉巧みに指示する様子を克明に記録することができました。まさに嘘が暴かれる決定的瞬間です。巷で被害が拡大している振り込め詐欺では、人はこのようにしてだまされるのだと、実感しました。ご高齢の方も、そのご家族も被害に遭わないようにご注意いただきたいです。被害にあう前、あった後どのように対処すべきなのか番組を見て少しでも参考にしてもらえればいいなと思っています。
『犯人に告ぐ!盗聴盗撮 怒りの追跡バスターズ第7弾』
TBS系
6月5日(水)後7・00~9・57
©TBS