舞台「桃山ビート・トライブ~再び、傾かん~」の囲み取材が行われ、山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)、原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)、水野絵梨奈(Elina)、副島淳、冨岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)、奥谷知弘、星野真里、山崎樹範が登壇した。
本作は、もっと歴史を深く知りたくなるシリーズの第7弾。安土桃山時代を舞台に、運命的に出会った4人の若者が音楽を武器に豊臣秀吉に立ち向かう。2017年11月に上演した第5弾舞台「桃山ビート・トライブ」の再演で、6月14日(金)に京都・京都劇場で上演され、6月21日(金)より東京・EXシアター六本木で上演される。
京都公演を終え、藤次郎役の山本は「僕は『桃山ビート・トライブ』が本当に好きで、本拠地・京都でやらせてもらえるのがすごくうれしかったです」と。前回公演の千秋楽で号泣してしまったという山本は「前回の時に大泣きして、最後のあいさつが全くしゃべれなくて。やましげ(山崎)さんに裏で怒られちゃったんですけど、京都の初日にやましげさんがカーテンコール前に『亮太、やっぱり桃山っていいな』って言っているのを聞いて、前回の公演がよみがえりましたし、すごく楽しかったです」と。
今作より参加する小平太役の原は「前作では目黒(蓮)が演じていて、やっぱり比べられたりするのかなと思い、プレッシャーがあったんですが、実際に舞台に立つと緊張がほぐれて小平太として自信が持てました」と。続けて「京都では5公演しかできなかったんですが、そこで作り上げたものをしっかりお客さんに届けられたら」と意気込んだ。
そんな原とW主演を務める山本に「目黒さんと原さんのどちらがいいか?」という質問が。「メグ(目黒)にはメグの良いところがあるし、原ちゃんには原ちゃんなりのパワーがありますので、それぞれ違った小平太になったんじゃないかな。今回は、原ちゃんでよかったなって思います」と話すと、原から「大人なことが言えるようになったな!」と。これに山本は「うるさいよ、本当に(一緒に演じて原で)良かったんだよ!」と返し、バディ愛をうかがわせた。
「一言でいうと、京都公演は感慨深かったです」と話す、ちほ役の水野は「原作が京都を舞台にしているというのもあるんですが、ちほ一座の4人は実際に存在しない人物なんです。そんな彼女らが京都で公演できるというのがすごく感慨深かった。ただ、個人的に10分間以上踊り続けるシーンがあって、初日に1公演、2日目に2公演、3日目に2公演と5公演なのですが、ゲネプロもあり1日に2公演を3日連続でやるっていうのを乗り越えたのがうれしかった」と笑顔で語った。
弥介役の副島は「京都公演を経て、キャストもスタッフのモチベーションが上がった」と話し「芝居という意味でも1段も2段も上がって、いい流れを作ってからEXシアターでの上演なので、すごくいい京都公演でした」と振り返った。
そして、本日から始まる東京公演について、山本は「始まってしまうとあっという間に終わってしまうんですが、今までやってきたことを全身全霊やるのみ。そして、お客さんの記憶に残る舞台になればいいなと思います」と。
原は「初演の時にEXシアターで観劇していたんですが、2幕通して5回ぐらい泣いた。その時小平太を演じていた目黒とは、同期でもありニコイチ的な存在だったので、それを受け継いで舞台に立てるのは縁があるなと思います。そして、目黒にも見に来てもらって5回以上泣いてほしい…」と語った。
平信役の冨岡が「再演できるのは当たり前ではなく、前回見に来てくださったお客様、そしていつも応援してくださる方の声があってこそ。その方たちの期待に応えられるよう、毎公演新鮮に舞台を届けていきたい」と意気込むと、成太役の奥谷も「前作と同じではありますが、新しいキャストも向け、違った作品として届けられると思うので、僕自身も新鮮な気持ちで挑みたい」と語った。
「歴史シリーズの中でも一番思い入れのある作品が『桃山』です」と明かすのは、出雲のお国役の星野。「またこの場所に戻ってきて、懐かしくもあり興奮もあり。ちほ一座もグレードアップしていますが、お国の一座としてもパワーアップしているので、楽しみにしていただけたらうれしいです」と。
前回と違う役に挑む山崎は「やっている作品の設定は何百年も前ですが、そこで流れている汗や涙は、過去だろうが今だろうが変わらないと思う。それこそ、袖にはけたら倒れるぐらい必死に汗をかきながら踊っている絵梨奈ちゃんや、涙を流しながら演じているみんなの姿を美しいものがあると思います。頑張っている人は美しいんだ、というのを見てほしいです」と語った。
最後に、山本は「本当に(再演が)あるんだったら、価値のある作品だと思うので、同じキャストでやりたい。…来年やります!あ、言ったもん勝ちじゃないんですか?」と笑いながらも「7月1日まで、あっという間ですがいろんな人に作品を見ていただいて、記憶に残してほしいですし、令和に残るような舞台にしたいと思っています」と。
原も「笑顔ばかりの作品ではありませんが、歴史に沿っている部分もあります。歴史が苦手な方や老若男女誰もが楽しめる作品なので、ぜひ劇場に足を運んでください!」とメッセージを送った。
舞台「桃山ビート・トライブ~再び、傾かん~」は、東京・EXシアター六本木で、6月21日(金)~7月1日(月)まで上演される。