映画「祈りの幕が下りる時」がTBS系で6月30日(日)に地上波ゴールデン初放送される。
本作は、東野圭吾の人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」10作目の映画化。2010年放送のTBS日曜劇場『新参者』、その後に放送したスペシャルドラマ『赤い指』(2011年・TBS)、『眠りの森』(2014年・TBS)、そして、映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」(2012年)に続き、阿部寛が主人公・加賀恭一郎を演じる。
本作では事件の裏に隠された悲しい事実が感動を誘う一方で、これまで解き明かされることがなかった、最大の謎ともいえる“加賀の母の失踪”の真相がついに明らかになる。さらに、加賀がなぜ捜査一課から日本橋署の“新参者”になったのか、そしてなぜ今でも日本橋署勤務のままなのか、その理由が描かれる。
レギュラーキャストの溝端淳平(松宮脩平役)、田中麗奈(金森登紀子役)、山﨑努(加賀隆正役)の続投に加え、阿部と初共演となる松嶋菜々子が物語のカギを握る美しき舞台演出家・浅居博美を演じる。
また、キムラ緑子、烏丸せつこ、伊藤蘭、小日向文世らベテラン勢や、春風亭昇太、音尾琢真、及川光博ら個性豊かな俳優陣が脇を固める。『半沢直樹』(2013年)『陸王』(2017年)などを手掛けた福澤克雄が監督を務める。
「祈りの幕が下りる時」
TBS系
6月30日(日)後9・00~10・48
<あらすじ>
東京都葛飾区、荒川沿いのアパートで、死後20日ほど経過した腐乱死体が発見された。顔や年齢は認識できず、判明したのは女性であることだけ。警視庁捜査一課の松宮脩平(溝端淳平)は、死体が運び出され鑑識も引き払った簡素な一室で、カレンダーに「橋の名前」が書かれていることを発見する。やがて、DNA鑑定により死体は滋賀県彦根市在住の押谷道子(中島ひろ子)と判明。遺体の発見場所には9年前から越川睦夫という男が住んでいた。捜査班は越川を加害者とにらみ捜査を開始するが、松宮は同時期に新小岩の河川敷で発生したホームレスビニールハウス放火殺人事件との関連性を疑う。越川と焼死したホームレスは同一人物では?生活感のない越川の部屋を見た松宮の勘だった。
なぜ、押谷は滋賀から東京に向かったのか?松宮は滋賀に出向き、聞き込みを始める。やがて、押谷の中学の同級生だった浅居博美(松嶋菜々子)という東京・明治座の演出家が大きな手がかりを有する人物として浮かび上がる。松宮は博美に会いに行く。博美は、押谷が老人ホームにいる自分の母親・厚子(キムラ緑子)のことで会いに来たことは認める。しかし、博美にはアリバイがあり解決の糸口はつかめない。そんな中松宮は、博美の事務所で彼女と一緒に写っている日本橋署勤務で従兄の加賀恭一郎(阿部寛)の写真を見つける。
<出演者>
阿部寛 松嶋菜々子 溝端淳平 田中麗奈 キムラ緑子 烏丸せつこ 春風亭昇太 音尾琢真 飯豊まりえ 上杉祥三 中島ひろ子 桜田ひより 及川光博 伊藤蘭 小日向文世 山﨑努
原作:東野圭吾「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫刊)
監督:福澤克雄
©2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会