『タイプライターズ~物書きの世界~』(フジテレビ)が7月6日(土)前10時53分から放送される。
共に作家としての顔を持つ又吉直樹と加藤シゲアキの2人が、ゲストに同じく作家を招き、その知られざる素顔や執筆の裏側を探求していく、物書きの物書きによる物書きのためのバラエティー『タイプライターズ~物書きの世界~』。7月6日は2008年に『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞した川上未映子をゲストに迎える。
番組では、ゲストの川上がやってみたかった、知りたかったという“美の世界”を、又吉と加藤が一緒に体験しながら“作家・川上未映子”の感性、キャラクター、モノの考え方などを紹介していく。
まずは、川上が20年近く通い続けるタイ料理店でトークをスタート。川上と加藤は初対面、又吉もじっくり話すのは初めてというが、川上が愛してやまない絶品料理を中村文則、羽田圭介も加わった全員で食べながらのトークに、一気にみんなの距離が縮まっていき話が盛り上がる。
羽田がゲストについて自ら取材し、魅力を紹介するコーナー「作家・川上未映子をまるハダか!」では、川上のことをよく知るという俳優・高嶋政伸のインタビューも交えながら、川上の知られざる人生を振り返る。
そこでは、上京後、作家デビューより前に歌手としてメジャーデビューしていた事や、作家でありながらも映画に出演し「キネマ旬報新人女優賞」を受賞していたことなど、知られざるエピソードが披露される。
続いて、川上が魅せられた“美の世界”を又吉と加藤が体験取材。花が好きな川上が憧れるフラワースタイリスト・平井かずみを先生として招き、“フラワーアレンジメント”に挑戦。花の選び方やスタイリングを学んでいく。
3人それぞれが選んだ花を見ただけでも、平井先生が又吉に「激しさと静寂を感じる」、加藤には「アートな感じがする」、川上には「可憐さがある」と、3人の内面が透けて見えるよう。そこからいよいよフラワースタイリングに挑戦するが、途中で加藤が「難しいなぁ」と言うと、平井先生に「“難しい”は禁止です!」と優しくたしなめられる。そんなやりとりもありながら、3人それぞれの個性が表現されたフラワースタイリングが完成する。
さらに、莫大な時間と手間をかけて作られるペルシャじゅうたんの美しさを体験取材。川上が「まるで小説のようだ」と表現するペルシャじゅうたんのどんなところに魅せられたのか?
また、川上の最新刊『夏物語』の話題も。自身の芥川賞受賞作『乳と卵』を再構築したという試み自体も斬新だが、執筆を終えた後にとんでもないことが起こったというが、そのとんでもない事とは?そして、川上がこの小説に込めた思いに又吉と加藤が迫る。
<川上未映子 プロフィール>
1976年大阪府生まれ。2007年、初めての中篇小説『わたくし率 イン 歯―、または世界』が第137回芥川賞候補となる。同年、早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川龍之介賞を受賞。2009年、小説『ヘヴン』を発表し、芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞を受賞。2013年、短編集『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞受賞。最新刊『夏物語』が7月11日に発売される。
『タイプライターズ~物書きの世界~』
フジテレビ ※関東ローカル
7月6日(土)前10時53分~11時50分
<出演者>
MC:又吉直樹(ピース)、加藤シゲアキ(NEWS)
レギュラー:中村文則、羽田圭介
ゲスト:川上未映子
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