柿澤勇人が初参加の三谷幸喜作品への思いを語る!知られざるジャニーズとのエピソードも

エンタメ総合
2019年07月11日
柿澤勇人

 三谷幸喜が名探偵シャーロック・ホームズの若き日の物語を描いた『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』(9月より上演)で主演を務める柿澤勇人が、カンテレで取材会を行った。

 同作は「シャーロック・ホームズのファン」を公言する三谷が、若き日のホームズを主人公に書き下ろす新作。ホームズ研究家の間でホームズとワトソンがベーカー街221Bで同居を始めたと言われている1881年1月から、2人が最初に解決した「緋色の研究」の事件が起きた同年3月までに起きた出来事を描く。

 今作で主人公のシャーロック・ホームズを演じるのは、劇団四季からデビューし、退団後もミュージカルを中心に数多くの作品に出演する演劇界のスター・柿澤勇人。相棒となるジョン・H・ワトソン役に佐藤二朗、事件の依頼人ヴァイオレット役に広瀬アリスと豪華キャストが集結。三谷作品初参加となる3人の共演に加え、八木亜希子、横田栄司、はいだしょうこ、迫田孝也が出演。既に大阪、東京、福岡公演ともに、チケット一般発売日に即日完売し、全劇場で追加公演も決定している話題作だ。

 出演したミュージカル『メリー・ポピンズ』を三谷が観劇したのがきっかけで今回の主演に大抜擢されたという柿澤は、「僕のホームズがここにいる」と三谷から言われたと明かし、「ミュージカル作品を観て、今回のストレートプレイで僕にインスピレーションが湧いたというのがすごくうれしかったです」と喜びを語った。

 共演者の佐藤とは「以前、舞台で共演して、2~3カ月がっつり一緒だったので、ほぼ毎晩一緒に飲んで、毎晩酔っぱらっていたし、今年の1月1日も飲んでいました」というほどプライベートでも大の仲良しなのだとか。「でもそれぞれ違う舞台を三谷さんが観てくださって、キャスティングされた訳なので、『これは縁だよね』って話していたんです。そういう意味では、二朗さんとの芝居には何も不安はないですね。でも、僕自身この舞台にプレッシャーを感じているってことを、二朗さんに相談したら、『何も恐れるな! 俺がお前を最高のシャーロック・ホームズにしてやる!』って酔っ払いながら言っていたので、もし最高じゃなかったら、二朗さんのせいです」といたずらっぽく笑った。

 また、ショービズ界の一時代を築いたジャニー喜多川氏の訃報が話題に上がると、「日本のエンターテインメントの一時代を作った方で、僕も劇団四季の浅利慶太先生や、蜷川幸雄さんにお世話になってきましたし、皆さんそれぞれの時代を作ってきた方。そういう方が亡くなることに喪失感はあります」とぽつり。「僕は覚えてないんですが、母からのLINEで、僕が中学生の時にジャニーズ事務所の方に『ジャニーズに入らないか』って声を掛けられていたらしんです。『もし、ジャニーズに入っていたらどうなっていたんだろうね』って書かれていて初めて知ったんですが…」と驚きのエピソードも明かした。

『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』は9月1日(日)からの東京公演の後、10月3日(木)から大阪、福岡で公演。

『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』
作・演出:三谷幸喜
音楽・演奏:荻野清子
出演:柿澤勇人、佐藤二朗、広瀬アリス、八木亜希子、横田栄司、はいだしょうこ、迫田孝也

◆東京・世田谷パブリックシアター
9月1日(日)~29日(日)

◆大阪・森ノ宮ピロティホール
10月3日(木)~6日(日)

◆福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
10月12日(土)~13日(日)

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