映画「ペット2」の公開記念舞台あいさつが行われ、日本語吹替版キャストの設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖が登壇した。
日本でも大ヒットした「ペット」の続編で、飼い主の留守中にペットたちが何をしているのか描いた本作。飼い主のケイティ(佐藤)に愛されて暮らすテリア系のマックス(設楽)と、相棒の大型犬デューク(日村)。ケイティが結婚しリアムも生まれ、マックスの身の回りは目まぐるしく変化する。そんな中、リアム、マックス&デュークを連れ家族旅行に出かけると、旅先でいろんな出会いと冒険が待っていた。
上映後の舞台あいさつということで、マックス役の設楽が「めちゃくちゃよくなかったですか?」と問いかけると、会場から割れんばかりの拍手が送られ「ありがとうございます。1回と言わず何回でも見ていただきたい」と。
マックスの相棒・デューク役の日村は、試写でいち早く見たときから、早く感想を言いたかったそうで「皆さんも今見たばかりで大興奮してると思いますが、僕も何日か前までは大興奮してました!出来上がった映像がきれいだから、感動して試写会で泣いちゃって」と明かした。設楽が「ね、内容を知ってるのに2回も泣いちゃったんだよね」というと「そうなんです。マックスの表情が変わるところとか見て、隣にスタイリストさんいるから泣いてるのバレるのがイヤだから、口を押さえて顔面の中で泣いてました」と話し、表情を再現した。
「見終わった後に『勇気出たかも、一歩踏み出して挑戦してみよう!』っていう気持ちになれる映画」と話すのはケイティ役の佐藤。観客を見渡し「だからかな、皆さんの笑顔がキラキラしているような気がしています、見る前と違って」とコメントすると、キャストから「見る前の顔知らないでしょ?」とツッコまれた。
新キャラクターのルースターを演じた内藤はバナナマンの大ファンだそうで、「トップオタクぐらいの勢いなんですけど、バナナマンさんとバラエティではなく、一緒にドラマとかをやりたかったので、それがかなってうれしい!」と笑顔で話すと、バナナマンは「こちらこそありがとうございます!」と恐縮。
同じく新キャラのデイジーを演じた伊藤は「公開されるまで、ずーっとドキドキしていました。とうとう(公開日が)来てしまった!という感じですが、皆さんの感想を楽しみにしています。エゴサーチするので!」と。
新キャラのセルゲイを演じた宮野は「『ペット2』になって進化したな、広がったなという点がありまして。それは、マックスの話、スノーボールの話、ギジェットの話と主軸の物語が3つあるんです。それってペットのキャラクターの個性が確固たるものじゃないとできないと思いますし、それに声優として参加させていただけてすごくうれしいです」と喜びを明かした。
「『ペット』の一ファンとして、前作から楽しませていただきましたが、今回もペットのあるあるが詰まっています!」と話すのは、ノーマン役の梶。続けて「ノーマンは前作からいるキャラなんですが、本作で彼が少し活躍するシーンがあるのでうれしいです。ぜひ見ていただければ」と見どころを紹介した。
ギジェットを演じた沢城は、前作の時に周りから反響があったそうで「周りの子供たちから『白くてふわふわの“猫”はみゆきちゃんなの?』って言われて、『そうだけど、あれはワンちゃんなんだ』って言っていたんですが、今回とうとう猫になっちゃいました。でも、もう一度皆さんとお会いできて幸せです」と笑顔。
そしてエンドロールで流れたラップを披露した、スノーボール役の中尾は「前作に引き続き、とっても大切な大好きなキャラクターに出会えて幸せです。夏休みの思い出に、家族皆さんに見ていただきたいです」と。
夏休みの思い出を聞かれると、日村は「中学のときに軟式庭球部だったんですよ。夏と言えば、合宿ですよね。部活の練習が3年間やってて、最後はキャプテンをやってて。イメージにないでしょ?軟式庭球をやっているイメージもあまりないと思うけど…」と話すも、周りから「ちょっと“庭球”が気になるな~」とあまり話が入ってこない様子。構わず、日村は「前衛だったんだけど、真夏の軟式庭球のゴムボールを受けるわけですよ」と話し続けるも、設楽から「ちょっと“軟式庭球”ってハマったなって思ってるでしょ」とツッコまれた。
すると、梶も「僕も中学の時に軟式庭球部で前衛だったんです」と明かし、日村は「え?名前も“ゆうき”だし、俺ら同一人物だったの?なんか俺感じてたんだよ~」と意外な共通点を喜んだ。
「悲しい話でもいいですか?」と切り出した内藤は、「高校を出て東京に上京してきて、何かしようと意気込んでいたんですが、何もできなくて。大学に行かないといけないと思って、夏に強化合宿中の予備校に入って。でも勉強についていけなかったんですけど、そこにかわいい女の子が2人いて。ある日、予備校に行こうとしたら一人女の子が来て、見たらかわいいなと思っている女の子の一人で『今からお茶のめへん?』って言って、そのまま結婚しました、今の奥さんです」と意外な結末に会場がどよめいた。
そんな中、佐藤がほかのキャストとは違った夏休みの思い出を語る場面も。「去年の夏休みに北海道に行って、たまたま通りかかった酪農場におじゃまさせてもらって。牛を触っていたんですが、向こう側に子牛がいたので行こうとしたら、ボチャンって沼みたいなところに両足の膝ぐらいまでハマっちゃって。実は、それが肥溜めで大変だったんですけど、忘れられないいい思い出です」と明かし、「それすごいな~!」と一同を驚かせた。
ここで、前作の舞台あいさつで実施した「スイカ割り」を今回も行うことに。巨大なスイカをキャスト全員でスイカを割ると、中からケーキが登場。実は、この日が佐藤の誕生日ということで、サプライズで誕生日のお祝いが。ケーキを見た佐藤は「わー!すごい、うれしいです!」と涙ぐみ、「この日に生まれてきてよかった~。大好きな皆さんと優しいお客さんに祝っていただいてうれしいです、ありがとうございます。一生の思い出です!」と喜びをかみしめた。
最後に、日村が「楽しい舞台あいさつになりました!皆さん、この夏『ペット2』をよろしくお願いします。何度でも見に来てください」、設楽が「ペットをやらせていただいて、かわいいキャラクターに囲まれてペット漬けになるとより楽しいんです。自分もこの世界に入っちゃった感じになって。そうするともっと楽しめると思いますし、細かい所まで見てもらえたらうれしいです!」とメッセージを送った。
映画「ペット2」
大ヒット公開中
日本語吹替版キャスト:設楽統、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖
配給:東宝東和