「チーズを日本の文化に」チーズ職人・柴田千代が描く未来とは『情熱大陸』8・4放送

エンタメ総合
2019年08月03日
『情熱大陸』
©MBS

 8月4日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、チーズ職人の柴田千代に密着する。

 千葉県南部の山深い場所に位置する大多喜町。山林に囲まれたのどかなこの地に、月に一度国内外から多くの人々が押し寄せる。お目当てはチーズ工房【千】sen。香り豊かな深みのあるチーズが食べた者を虜にすると大評判。そんな魅惑のチーズを作り出しているのがチーズ職人の柴田千代だ。

「ゴーダも、カマンベールも、ブルーチーズも、ヨーロッパに本家本元がいるじゃないですか。それっぽく作らないと高い評価が得られないということは、いつまでも本場の後追いですよね。その市場からは降りて、自分がカテゴリーを作っちゃおうと思ったんです」。そう語る柴田は、独自の乳酸菌と酵母の配合でオリジナルの香りと風味を追求し続け、2017年には日本チーズ界の最高峰「第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」で、最高となる農林水産大臣賞を受賞。並々ならぬ努力と行動力により、一大旋風を巻き起こした。

 柴田は小学2年生の時にエールフランスの整備士である父親に連れられ、フランスに1か月滞在。そこで、現地のチーズに魅了されたという。一時期は料理人を目指していたが、高校時代に食品添加物や発がん性物質、環境ホルモンなどの言葉が世にあふれ返っていたことから、「食」について深く考えるようになる。そこで柴田が目をつけたのが発酵食品だった。

 昔から食べられているもので、毎日適量を食べ続けても体に負担なく、栄養価の高い物は何かを調べた結果、その第1位がチーズだったため、迷うことなくチーズ職人になることを決めたという。

「最終的に、チーズを日本の文化に変えていきたい」と、大志を抱く柴田がこれから目指すものとは一体何なのか。今や押しも押されもせぬ日本を代表するチーズ職人の日常や、フランスでのチーズ修業などに密着し、柴田が描く未来を垣間見る。

『情熱大陸』
©MBS

<柴田千代 プロフィール>
1980年千葉県生まれ。
東京農業大学で学び、卒業後は北海道のチーズ工房で2年半の修業。
さらにフランスに渡り気候風土の違う農場を1年間かけて回り、その合間にはヨーロッパのチーズを食べ歩く。
2014年に最高のチーズを作るべく、念願だったチーズ工房【千】senを立ち上げる。紆余曲折を経ながらも、瞬く間に千を飛躍させた。圧倒的なバイタリティと接する人たちを楽しませる人間力が魅力の38歳。

チーズ工房【千】sen チーズ受賞歴
「Japan Cheese Award 2016」銀賞 竹炭
「Japan Cheese Award 2016」銅賞 チーズのオイル漬け
「第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト2017」農林水産大臣賞 竹炭 濃厚熟成
「Japan Cheese Award 2018」銅賞 竹炭 豊熟
「Japan Cheese Award 2018」銅賞 酒粕のバーニャカウダ漬け

©MBS

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