松本穂香主演の中川龍太郎監督の最新作「わたしは光をにぎっている」の公開日が11月15日(金)に決定し、ポスターと予告が解禁された。
宮川澪、20歳。ふるさとを出て、働きだした。友達ができた。好きな人ができた。その街も消える、もう間もなく。亡き両親に代わって育ててくれた祖母・久仁子の入院を機に東京へ出てくることになった澪。都会の空気になじめないでいたが、「目の前のできることから、ひとつずつ」という久仁子の言葉をきっかけに、居候先の銭湯を手伝うようになる。
昔ながらの商店街の人たちとの交流も生まれ都会の暮らしの中に喜びを見いだし始めたある日、その場所が区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされる。その事実に戸惑いながらも澪は「しゃんと終わらせる」決意をする。
監督を務めるのは、デビュー作からこれまで海外の映画祭で数々の賞を受賞し、前作『四月の永い夢』がモスクワ国際映画祭で2つの賞を受賞した中川龍太郎。
澪を演じるのは、「この世界の片隅に」の情感あふれる演技で存在感を放った松本。松本は出来上がった本編を観て「自分が出ている作品なのに、こんな風に泣いたのは初めてのことでした。この映画に出会えてよかったです」と語っている。
共演には渡辺大知、徳永えり、光石研、樫山文枝らが脇を固める。主題歌は、伸びやかな歌声が心に波紋を広げるカネコアヤノの「光の方へ」。中川監督が「翔べない時代の魔女の宅急便」と語る本作では、特別な才能があるわけではないけれど、都会の中で居場所を見つけ、現代を生きる若者の姿を丁寧に描く。
映画「わたしは光をにぎっている」
11月15日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
出演:松本穂香
渡辺大知 徳永えり 吉村界人 忍成修吾/光石研/樫山文枝
脚本・監督:中川龍太郎 『四月の永い夢』
主題歌:カネコアヤノ「光の方へ」
脚本:末木はるみ 佐近圭太郎
脚本協力:石井将 角屋拓海
チーフプロデューサー:和田丈嗣
プロデューサー:藤村駿 木ノ内輝
製作:WIT STUDIO
制作:Tokyo New Cinema
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:http://phantom-film.com/watashi_hikari/
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