『時効警察』初のSP版で武田真治が“美魔王”役 「これは自分がやるべき仕事だなと」

ドラマ
2019年08月21日
『時効警察・復活スペシャル』

 オダギリ ジョーが主演し、12年ぶりに復活するテレビ朝日系連ドラ『時効警察はじめました』(10月スタート (金)後11・15ほか)に先駆け、9月29日(日)に新作スペシャル『時効警察・復活スペシャル』(後9・00)が放送される。

 本作は、総武警察署時効管理課の霧山(オダギリ)が、三日月(麻生久美子)を助手に時効になった事件を趣味で捜査するシュールな脱力系コメディミステリー。スペシャル版は今回が初。ゴールデンタイムでの全国放送も初で、待望の第3シリーズ開始を前にした“大復活祭”となる。

 スペシャル版は、霧山が出向先のアメリカ・FBIから総武警察署時効管理課に舞い戻り、9年前に時効になった“浦島ガソリンスタンド火災事件”の謎に挑む物語。メインゲストとして武田真治が71歳にして40代の肉体を持ち、美魔女ならぬ“美魔王藤原”と呼ばれる怪しげな人気タレントを演じる。

 武田は「おとぎの国から招待状が届いたような気持ちでした!」と出演に大喜び。同じ40代のオダギリについて「表現者として間違いなく彼はトップランナーの一人。認めるのは悔しいですが、繊細な表現から大胆な表現までいろいろできる方ですし、俳優をやる上で絶対に必要なミステリアスさを持ち続けてらっしゃる!」と絶賛している。

 他に、美魔王藤原の年齢詐称疑惑について調べるライター・九品仏さやか役で菊地凛子、事件で亡くなった高校生の母親で、現在は消息不明の沢村加奈子役で余貴美子がゲスト出演。第1シリーズで“口の臭いおまわりさん”とその弟を演じた笹野高史も登場する。脚本・監督は三木聡。

『時効警察・復活スペシャル』

<武田真治(美魔王藤原・役) コメント>
◆『時効警察』への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

“完璧に作られた世界観”のある『時効警察』に招待してもらえたことが、信じられないくらいうれしくて…。おとぎの国から招待状が届いたような気持ちでした!年齢を重ねると、自分自身も夢を見ながら仕事をするのはなかなか難しくなってくるもの。でも「今回はそれができるんだ!」と、胸が躍りました。

◆しかも、役柄は71歳にして40代の肉体を持つ男・美魔王藤原。ものすごいキャラですよね。

台本を読み進めるうちに、本当に生意気ながらも「これは自分がやるべき仕事だな」と思いました(笑)。もし別の役者さんがこの役を演じているのを、僕が『時効警察』ファンとして見たら、相当悔しがっただろうなって思いますね。誰にも頼まれていないトレーニングを長年コツコツと続けてきたことが、この役に僕を導いてくれたのかなと考えると、本当によかったなと思いました。

◆実際に演じる上では、どんなところにこだわって演じていますか?

三木(聡)監督のこだわりがすごいので、“「自分なんかがこだわりを持たない」というこだわり”が生まれたかもしれません。監督は時に「えっ!?この行間から、それは読み取れませんよね」というムチャな演出もされるのですが、それも事前に絵コンテを渡してくださるし、決してノリだけではやらない方なんです。ですから、結果的にムチャにはならないのですが、ものすごい振り幅ですよ!きっと僕が出演するラストシーンのオチの付け方も、ご覧になったら驚かれると思います。

◆今回は回想シーンで学ランも着用されますが、ご自身の学ラン姿を見ていかがでしたか?

46歳にして学ランを着るという違和感よりも、実はカツラの方に違和感がありました(笑)。坊ちゃん刈りっていうんですかね?46歳の顔に、全ての毛流れが前に向かっている髪形というのはなかなか…(苦笑)。皆さんも引っかかるかとは思いますが、ぜひ温かい目で見ていただきたいです(笑)。

◆オダギリ ジョーさんと麻生久美子さんの印象についても教えてください。

オダギリさんも僕も40代。大きな意味では同世代なのですが、表現者として間違いなく彼はトップランナーの一人だと思います。認めるのは悔しいですが、繊細な表現から大胆な表現までいろいろできる方ですし、俳優をやる上で絶対に必要なミステリアスさを持ち続けてらっしゃる!実は、時効になった事件を“趣味”で捜査するという設定が一番ムリヤリな設定なんですけど、それも軽くひょいと飛び越えてらっしゃるんですよね。『時効警察』が続けられているのはオダギリさんのおかげだと思います。
麻生さんは実際にお会いするとさらに、“これだけの人気シリーズの看板ヒロインを演じられている魅力”が伝わってくる方ですね。監督の要望やオダギリさんの演技に、すごく柔軟に軽々と、すいすい合わせて演じられるので「さすがだな!」と思いました。

©テレビ朝日

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