9月27日(金)公開の映画「任侠学園」大ヒット祈願イベントが柴又帝釈天で行われ、西島秀俊、伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、佐藤蛾次郎、木村ひさし監督が登壇した。
本作は、今野敏による人気小説「任侠」シリーズ(中公文庫)を西島秀俊と西田敏行のW主演で映画化。世の中のルールは絶対守る、社会奉仕が大好きな弱小ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”が義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院や映画館など、困っている人たちをボランティア精神で助けていくエンターテインメント作。
本作に登場する阿岐本組が拠点を構えているのが葛飾ということで、由緒正しき柴又帝釈天を訪れた一同。門前に車を乗り付け、佐藤を先頭に阿岐本組の面々、木村監督が姿を現すと、参道に集まったファンから一斉に歓声が上がった。メンバーは参道でファンと笑顔で握手やハイタッチを交わすなど“全員善人”のファンサービスで地元密着ぶりをアピール。ファンへのあいさつを終え、参拝すると、場所をお堂に移して祈祷を受けた。
祈祷を終え、再び姿を現すと、阿岐本組のメンバーはおそろいのかわいらしい黄色の法被を羽織って登場。西島は「こんなに暑い中、帝釈天で祈願ができて、本当にヒットするんじゃないかという気がしてきました!」と。
この日は快晴に恵まれ、伊藤が「ヒット祈願に相応しいような天気ですね」、池田も「昨日も明日も雨の予報、そして今日は晴れ、さすが晴れ男西島秀俊!」と声をそろえた。
すると佐藤は「実は僕も晴れ男(笑)」と話しだし「寅さんを50年やってるけど、こうして帝釈天でステージに上がるなんて初めて。この腹巻きも最初の寅さんの時からしているやつで、寅さんも年末にまた映画が…」と気づけば寅さんの宣伝を始め、キャスト、スタッフ、一般客も大爆笑。
帝釈天での参拝の感想を求められた伊藤は「手を合わせると鳥肌が立つような、みんなでこうしてお参りして本当にこの映画をヒットさせたいという気持ちが一層ぐっときました」と。
佐藤が「寅さんと同じようにこの映画も人情があっていい映画です」と話すように、人情味あふれる本作。西島の発案でキャスト陣は、ひで坊(西島)、あっくん(伊藤)、てっちゃん(池田)、かず坊(佐野)、まる(前田)と呼び合ったそうで、池田は「先輩後輩関係なくあだ名で呼び合うことで仲を深めた」と西島の男気ある裏話を披露した。
さらに仲を深めたエピソードとして佐野は、「反省会という名の飲み会で、僕らみたいな若手も誘ってくれて、その時に西島さんが『お前が大きくなったら、お前の作品に出させてくれよ』と約束してくださったのがうれしくて、それを思って頑張ってます」と反省会秘話を披露した。
また組長役の西田敏行との共演シーンが多かった前田は「言葉じゃ表せないくらいオーラがすごくて圧倒されました。テストでやっている時に一瞬でも気を抜いてしまうと、いち視聴者の気分になって、それくらい憧れの人と一緒にやれてうれしかった」と撮影を振り返った。
そんな阿岐本組の面々について、木村監督は「最初にイメージしていたものより、撮影をしながらそれぞれの役が膨らんでいった感じで、こういったこともなかなかないので、貴重な体験をさせてもらったかなと思います」と。
最後に西島は「笑って泣ける世直しエンターテイメントで、悪いことは一切しないヤクザが、学校を再建しようと、学生たちと徐々に心を通わせて、最後はそんな彼らの背中を押していくような、本当に笑って笑って、そしてじーんと泣けるそんな作品です。ぜひぜひ劇場に足をお運びください!」と呼びかけた。
映画「任侠学園」
9月27日(金)全国公開
出演:西島秀俊 西田敏行
伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋
佐野和真 前田航基・戸田昌宏 猪野学 加治将樹 川島潤哉 福山翔大・高木ブー 佐藤蛾次郎・桜井日奈子 白竜 光石研 中尾彬(特別出演) 生瀬勝久
原作:今野敏『任侠学園』(中公文庫)
脚本:酒井雅秋
監督:木村ひさし
幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ
企画・制作プロダクション:ROBOT
公式HP:www.ninkyo-gakuen.jp
Twitter&Facebook:@ninkyogakuen
©今野敏
©2019 映画「任侠学園」製作委員会