PFF2冠の幻の名作「ガンバレとかうるせぇ」劇場公開決定!予告編&場面写真&コメント公開

映画
2019年10月17日
「ガンバレとかうるせぇ」

 PFF2冠&釜山国際映画祭出品の幻の名作「ガンバレとかうるせぇ」が11月23日(土)より全国順次公開。これに先立ち、予告編と場面写真が解禁され、主演の堀春菜、細川岳、佐藤快磨監督からのコメントも到着した。

 本作は、PFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞をW受賞し、釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門に正式出品された、佐藤快磨監督の初の長編映画で、堀春菜の初主演作。試合に勝っても褒められず、負けて責められることもないという微妙な立場の高校サッカーの女子マネージャーに着眼したユニークな作品。

 映画「よこがお」が公開中の深田晃司監督は「高校の同級生の喧嘩があったりと、ある意味ではベタな話なんですけれど、青春ものの定番を全部外してくるというか、人物・キャラクターの作り方の面白さで、ここまで新鮮・リアルに見えるんだなというのが面白かった」と感想を寄せている。

 本作は、佐藤監督の新作で、堀春菜と細川岳が出演する中編映画「歩けない僕らは」(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 国内コンペティション短編部門 観客賞受賞作品/出演:宇野愛海、落合モトキ、板橋駿谷、山中聡、佐々木すみ江)とともに、11月23日(土)から新宿K’s Cinemaで連日朝10時、11月29日(金)から愛知・刈谷日劇で、11月30日(土)から大阪・シアターセブンで、12月に大分・別府ブルーバード劇場で公開される。

「ガンバレとかうるせぇ」

<マネージャー・菜津役 堀春菜 コメント>
『ガンバレとかうるせぇ』わたしが産まれた瞬間を覗かれるようで少しくすぐったいけれど、大好きで大切だから、劇場で観ていただけることが本当にうれしいです。
『ガンバレとかうるせぇ』『歩けない僕らは』佐藤監督が切り取る不器用な人間たちの不器用な物語は、人間に正直で真っすぐがどこか曲がっていて最高にいとおしいです。ぜひスクリーンでお会いしましょう。

「ガンバレとかうるせぇ」

<キャプテン・豪役 細川岳 コメント>
上京してお酒を覚えて、朝まで飲むのが楽しくて、「映画やりてえ誰にも負けねえ全員くそだろ」と口だけは達者で、それでもただだらだらとなんとなく鬱屈とした日々を過ごす中出会ったのが『ガンバレとかうるせぇ』でした。
本当にいろんなことが下手くそで、でもそう思われるのも嫌で、考えて、ひたすらサッカーをしてこの映画に挑んだのを覚えています。
自分の中で始まりのように感じているこの映画が劇場公開される事は本当にうれしいし、あの時のガンバレが今でも自分を奮い立たせます。

<佐藤快磨監督 コメント>
吐く息白い秋田の11月、震えるキャストスタッフと共に無我夢中で走り抜けたあの1週間が、今でも僕の背中を押してくれています。映画を撮り続けたいと思わせてくれています。
現実でも虚構でもない、だけど本当の時間があるんだと、あのとき僕は心底感動しました。寒さではない、温かいなにかで心の奥がずっと震えていました。そういった瞬間の連続と僕自身のサッカーへの後悔がこの映画には詰め込まれています。
撮影からもうすぐ6年がたとうとしている今、こうして大きなスクリーンで観てもらえることがとてもうれしいです。ぜひひとりでも多くの方に映画館で出会ってもらえることを強く願っています。

「ガンバレとかうるせぇ」
11月23日(土)より新宿K’s cinemaで公開ほか全国順次

<ストーリー>
試合に勝っても褒められず、負けて責められることもない、そんな存在。
山王高校サッカー部の3年生マネージャー・菜津(堀春菜)は、夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーは引退するのが通例のなか、冬の選手権まで残ることを宣言する。しかし、顧問(ミョンジュ)からも部員からも必要とされていないことに気づいてしまう。
一方、キャプテンの豪(細川岳)は、チームの要である健吾(布袋涼太)に夏での引退を切り出され、チームメートからの信頼の薄さも浮き彫りになっていく。

監督・脚本・編集:佐藤快磨
撮影:加藤大志/録音:内田達也/プロデューサー:渡邊翔太

出演:堀春菜、細川岳、布袋涼太、柳沼侃、江國亮介、山城ショウゴ、石上真紀子、ミョンジュ

配給:SPEAK OF THE DEVIL PICTURES

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