2020年度後期連続テレビ小説『おちょやん』の制作が発表され、ヒロインが杉咲花に決定した。
連続テレビ小説103作目となる本作は、“大阪のお母さん”として親しまれた女優・浪花千栄子の人生をモデルに、物語を大胆に再構成してドラマ化。大正から戦後の大阪を舞台に、喜劇女優として活躍した女性の波乱万丈の生涯を描く。脚本はドラマ『半沢直樹』『陸王』『下町ロケット』などの八津弘幸が手掛ける。
ヒロイン・竹井千代を演じる杉咲は「大阪でも会見をさせていただいたのですが、皆さんすごく温かく迎え入れてくださり、あらためて朝ドラは本当にたくさんの方々に愛されている作品なんだと感じました。皆さんに明るくパワーを与えて、すてきなひと時になるように一生懸命頑張りますので、楽しみに待っていていただけるとうれしいです」と。
ヒロイン決定の報告を受けた時の状況については「打ち合わせをしたいとマネージャーさんに言われて事務所の会議室に行ったら、マネージャーさんよりも偉い方が突然部屋に入ってきて。私の目の前に座ったと思ったら、『花さん、朝ドラが決まりました』とおっしゃったので、『うそー!』と思ってすごく驚きました(笑)」と明かした。
2016年には朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演した杉咲。朝ドラについて「これだけ長い期間、スタッフの皆さんや共演者の皆さんとご一緒できる作品はないと思うんです。当時、ヒロインの高畑充希さんほどではありませんが、せりふ量も多くて苦戦することがあったので、朝ドラは大変なんだと感じていましたが、それ以上に楽しかったです」と振り返り、「ご一緒させていただける皆さんと楽しい時間を過ごしながら、最後まで頑張りたいです」と意気込みを語った。
今作のモデル、浪花千栄子については、「お話を頂いて初めて浪花さんの存在を知りました。まだ台本がなく役柄のキャラクターも分からない状況なので、とにかく今は大阪弁を頑張って勉強してマスターしなければと思います」と語った。
来年4月にクランクイン予定。大阪での撮影について「長期間、自分のお家から離れて生活することってなかなかできないと思うので、それ自体がすごく楽しみです。ご飯がすごく好きなので、いろんなおいしいものを食べながらエネルギーを蓄えて演じたいです」と期待を膨らませた。
『おちょやん』は2020年4月クランクイン、放送は2020年秋を予定している。