ジャニーズJr.内ユニットのTravis Japanが初の単独主演を務める舞台「虎者-NINJAPAN-」の公開ゲネプロが行われ、Travis Japanの宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗が囲み取材に登壇した。
メンバー7人の高い身体能力と団結力を生かした細部まで美しくそろったダンス、息の合ったパフォーマンスが大きな魅力のTravis Japan。今回の舞台では、タイトルの通り、忍者をモチーフとした和のエンターテインメントショーを繰り広げる。企画・構成は、ジャニー喜多川、構成・演出を滝沢秀明が務め、2幕のSHOW TIMEは屋良朝幸が全体の振り付けを担当した。
宮近は「新しいパフォーマンスだったり、僕らのダンスっていう武器も研ぎ澄ましてハードな稽古だったので。それくらい気合入れてきたので、あとはお客さんにパワーをぶつけるだけだって思ってます」と初日を迎えた感想を。
1幕中に、トランポリンを使った演出も。七五三掛が「トランポリンは初めてですごく難しかった。人生で一番筋肉痛になりました(笑)」と明かすと、中村も「ウォール(壁を登る技)をしていると、最初は肩甲骨が羽みたく赤くなるんです。7人で記念に『これが男の勲章だ!』って背中の写真を撮りました」と稽古時のエピソードを披露。いっぽうの川島、松田、松倉の3人は堂本光一主演の舞台「Endless SHOCK」に出演していたため、他の4人と比べ稽古時間が少なく、そんな中で川島は「2週間、つめつめでやりました。中村海人がグループの中でウォールトランポリンがうまくて。自分がTravis Japanの中ではアクロバットを多くやらせてもらっていて、一番できるはずだって思っていたので、(中村に)追いつこうという気持ちでグループ内で切磋琢磨できました」と明かした。
また宮近は「怒涛の稽古だったので“主演”を実感するまでに時間がかかったんですけど、会場に入ってポスターが貼ってあるのを見たり、自分たちが前に立って三方礼をしていたりすることで、主演で立っているんだとよりぐっと気合が入りました」と明かした。七五三掛は「稽古の初日に、滝沢から 『しっかりここは止まらないと主演らしくない』といった主演としての立ち方、在り方を教えていただきました」と。松田も「ゲネプロが終わって、滝沢さんのところにみんな集まって『どうでしたか?』と聞いたら、『よかった。でも、Travis Japanならもうちょっとイケるよ』って熱く言ってくださったので頑張ります」と語った。
さらに、2幕のSHOW TIMEを振り付けた屋良からは、川島が「屋良朝幸君の構成で、1曲1曲ちゃんと隅から隅まで手が加わっています。どう魅せるかだったり、踊りの中に新しいアクション要素を足したり、既存の曲を新しい振り付けでやってみたり、1つひとつ丁寧にやってくださって。本当に楽しかったです」と明かした。
見どころを1人ひとり発表していくことになり、宮近は「千年メドレー」を挙げ、「ジャニーズの歴史に残るメドレーを僕たちがメインでやらせてもらって。その歴史を引き継いでる感じがする」と。松倉も「ものさし」を挙げ、「僕が作詞で如恵留が作曲した曲。共作することが初挑戦だったのですごく難しかったけど楽しかった」と。吉澤は2幕のオープニングを挙げ、「幕が上がったら僕しかいないんです。このメンバーで僕しかいないって意外じゃない!?」と。続けて七五三掛は「愛されるよりも愛したい」を挙げ、「1か月の稽古の中で、休憩時間とかを使って30時間くらい、うみ(中村)と練習をした。2人の絆が出来た」と明かし、七五三掛と中村がハグをするひと幕も。
そんな中村は「Together now」という新曲を挙げ、「心に染みるバラード曲が欲しいとリクエストして作ってもらった。実は、ジャニー(喜多川)さんも5月ごろに聴いていた曲で、ジャニーさんの思いもこもった曲。ファンの皆さんも包み込めるような曲になったと思うので、感じてもらえたら」と明かした。
川島は「VOLCANO」を挙げ、「全キャストで披露してます。新しい歌詞が追加されて、新しいメロディー部分が出来て。最後にふさわしく、みんなで気持ちを爆発させる1曲になった」と。最後に松田は「Talk it!Make it!」を挙げ、「みんなでサビを踊っているのが新鮮。お客さんも一緒にやってくれたらうれしいなと思います」と語った。
宮近は最後に「初めての主演舞台『虎者-NINJAPAN-』。自分たちのファンの方から呼んでもらえている愛称が入った舞台で、ファンの人と共に、この舞台を盛り上げていきたいと思っています。これから先、僕らもどんどん成長していくためのステップだと思っているので、応援のほどよろしくお願いします」と語り、7人で「行くぞ、夢の空へ!」と声を合わせ、意気込んだ。
『虎者-NINJAPAN-』は11月10日(日)まで東京・サンシャイン劇場、11月15日(金)~24日(日)まで京都・南座、11月26日(火)・27日(水)に名古屋・御園座、11月30日(土)に広島・上野学園ホールで上演される。
公式サイト:http://ninja-pan.jp