2020年で上演20周年を迎える堂本光一主演ミュージカル「Endless SHOCK」。観客約1000人を迎えて行われた2020年2月・3月公演の製作発表に、堂本をはじめ、上田竜也、前田美波里、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、椿泰我、松井奏が登壇。コウイチ(堂本)のライバル役を、2003年ぶりの出演となるKAT-TUNの上田竜也が務めることも発表された。
堂本が「2020年に『SHOCK』をやらせていただきます。『SHOCK』としても20周年となります。20年、この劇場でやらせていただいたという、自分では実感がないんですけど…。今回初めて出るJr.の子(松井を見て)がまだ生まれていなかった。怖いですね…」としみじみ。
また今回から肩書に演出が入ることについて、「2005年からずっと演出はさせていただいているんですが、今年、ジャニーさんが亡くなって、その上で演出という肩書がしっかりとつくということは、何かあった時に責任は自分自身で背負うべきで、ジャニーさんにそういった責任を背負わせてはいけないっていう思いもあり、とにかく自分の責任としてやらせていただければなと思ってます。いつもだったらこういった会見の場にも顔を出してくれていました。そんなジャニーさんが今はいない。今までよりも気持ちを引き締めてやっていかなきゃいけないなっていう思いになっています」とジャニー喜多川氏に向けての言葉も交えつつ語った。
キャストについて「とにかく20周年です。皆さんに新生というわけではないですけども、キャストが大きく変わりました。上田をはじめとして、アンサンブルの方も7割、8割変わります。そういった意味では、今までとは違ったエネルギーが生まれてくると思うので、しっかりと稽古に臨んで2020年も『SHOCK』としても素晴らしい年になればいいなと張り切っています」と。
そして、17年ぶりの出演となる上田は、「まさか自分がこうして『SHOCK』という舞台に、また出演させていただけるとは思ってもみませんでした。KAT-TUNとして、デビューする前に出させていただいた時、自分のクソみたいなプロ意識の中でやっていたもので、光一君にとんでもない迷惑をかけた…」と振り返ると、堂本が「本当にクソ野郎だった(笑)」とツッコみ、「本当にすみませんでした。何回でも土下座できるくらい」と謝罪すると「本当に大人になったもんね」と堂本が感心していた。続けて上田は「そんな思い出のある舞台に、出演できるということで、しっかりと胸に留めて、本番までまだ3か月くらいありますがしっかりとライバル役として、掘り下げて、演技して、いいパフォーマンスをできるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
以前出演していた当時の話になり、上田が「もし自分が光一君の立場で、こんな後輩がいたら絶対ぶん殴ってる。それくらいなのに、ずっとやさしく注意してくださっていた。今思えば、本当に申し訳ないことをした」と語ると、堂本が「KAT-TUNは本当に個性が強いグループだった。みんなとの協調性が少し欠落していて、当時僕も若かったから少しとがってたから、幕が下りて『おい、お前ら!』って言ったことが何度かあった」と懐かしそうに振り返った。
最後に、20周年記念公演に向けて意気込みを堂本が「2020年、『SHOCK』も20年目の公演となります。普段から20周年だから、今日のこの公演が特別だからっていう思いを思うタイプではないんですが、皆さまがそうやって祝ってくださる時だと思いますので、今までと同様に1つひとつの公演を大事にしながらも、来ていただける方皆さんに、感謝の気持ちをお伝えできるよう、その気持ちを持って、この帝国劇場という素晴らしい劇場。神聖な場所に立たせていただきたいなと思っておりますので、ぜひ楽しみにしていてください」と締めくくった。
また、公式インスタグラム(@EndlessSHOCK_official)が開設されたことも発表され、その場で越岡が登壇者全員と自撮りし、会見が終了した。
ミュージカル「Endless SHOCK」は、2020年2月4日(火)~3月31日(火)まで、東京・帝国劇場で上演される。