劇団EXILE・町田啓太が1st写真集「BASIC」のお渡し会を東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで開催した。
『BASIC』は、新宿・ゴールデン街でのみ歩く姿など、大人の表情を映し撮った第1部、地元・群馬で学生時代の思い出の地を巡り、少年のような素顔をふんだんに切り取った第2部の2部構成となっている。気鋭の写真家・彦坂栄治が撮り下ろし、1万字ロングインタビューも収録。さらに、約20分のメイキングDVDが付録となっている。
約2000人のファンに写真集を手渡しした後、記者会見を行った町田は、写真集発売の心境について「不思議な気分。イメージ的には、10代から20代前半の若かりし頃を残すのが写真集なのかと思っていた。僕の年齢でこのような機会を与えていただいたので、僕らしい写真ができればいいなと。スタッフさんたちとたくさん話し合い、天才的な方たちが集まってくださったので、そのおかげで普段の僕の100~120倍増しの写真集が出来た」と自信を見せた。
新宿編と群馬編の2部構成の撮影コンセプトについては「香港映画だったり、韓国映画だったり、そういうテイストが好きだったので、それを日本で撮ろうとなった時に、新宿ゴールデン街はどうだろうという話を頂きました。新宿編を撮った時に、これは新宿と群馬で差が出来て、いいコントラストになるかなと。オンとオフじゃないですけど、僕が東京で仕事や俳優業を頑張っている姿と、群馬の育った田舎町で昔からの心持ちの表情を撮れたらと、2部構成にしようということになりました」と説明した。
地元の恩師や友人との対談インタビューについては「幼少の頃からずっと一緒だった同級生と、小学校の先生に協力してもらいました。いろいろ話してくれて、僕も忘れてた記憶もたくさん呼び起こしてくれました。昔の淡い青春時代の話もあるから、すごくドキドキしましたけれども、僕のことをさらに知ってもらえる機会になれば」と語った。
撮影中のエピソードを聞かれると「とにかく暑かったです!真夏だったんですけど、群馬編の河原で撮っている時は、みんなで汗ダラダラかいていました」と笑った。
お気に入りのショットには、写真集の裏表紙の写真をセレクト。撮っている間、絶対に動いてはいけないカメラで特殊な撮影をした一枚なのでお気に入りだという。もう一つは、群馬での写真で、物心がついた時には行っていた駄菓子屋さんで撮影。「当時から本当にお世話になっていたおじちゃん、おばちゃんにもお会いして、『こんなに小っちゃかったのにね』て言われながら、その後に袋いっぱいにお菓子をくれて。子供の頃からの夢がかなった写真でもあります」と笑顔を見せた。
また、群馬のいいところについて「人がまず少ない。なかなか歩いている人を見ないぐらいの地元なので、本当にゆっくりできる。帰ると、座談会に出てくれた同級生たちと会って、初心に帰れるので、すごく好きです」と語った。
そして最後に「ちょうど20歳から芸能活動をさせてもらい、来年30歳になるので、今回の写真集でいい振り返りをさせてもらえました。これから頑張っていかなきゃなと、火が点いた1年でもありました」と語った。