2020年1月9日(木)スタートの松下奈緒主演ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)に、北大路欣也、高畑淳子、田辺誠一、三浦翔平、中村俊介が出演することが決定した。
本作は、日本のTVドラマとして初めて腫瘍内科を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ。
主人公は“がん診療のスペシャリスト”である腫瘍内科医・恩田心(松下奈緒)。腫瘍内科の英訳がメディカル・オンコロジーであることから「オンコロ先生」と呼ばれている。“治るか治らないかではなく、患者の人生に寄り添うこと”を矜持に、がんによって傷ついた患者の心までも救おうとする。学生時代に知り合った匠と結婚し、一人息子の蓮をもうける。順風満帆な毎日を送っていたが、3か月前に匠が転倒事故に遭い、緊急手術を受けるも意識が戻らないままでいる。職場では気丈に振る舞っているが、自身はいまだに現実を受け止め切れていない。
そんな時、勤務先の病院に移籍してきた有能な消化器外科医の梶山薫(木村佳乃)と出会う。腫瘍内科の必要性を理解してくれる外科医として、そして、太陽のように明るい性格で心の支えになってくれる同僚として、この年齢になって出来た大切な友人となった彼女との出会いは、心にとって、公私ともに突然差し始めた一筋の光のように感じさせるものだった。しかし、薫には、心には明かせない、ある秘密があった。
そんな本作で、心と薫の周囲を取り巻く登場人物として、北大路欣也、高畑淳子、田辺誠一、三浦翔平、中村俊介の出演が決定した。
北大路が演じるのは、心の義父・恩田京太郎。TVドラマにおいて数々のヒット作を手がけてきたベテラン脚本家で、おおらかでちゃめっけのある人物。心の夫である匠の父で、匠がまだ幼い頃に妻を亡くし、男手一つで匠を育ててきた。そのためか、匠に家事を任せてきた心よりも、料理も裁縫も得意で、恩田家にちょくちょく顔を出しては夕食を作ったり、目に入れても痛くない孫と遊んだり、匠が入院中で不在の恩田家を少しでも助けようとしている。同時に、匠の今後に関しては心よりも割り切っているようなそぶりも見せる。
高畑が演じるは、横浜みなと総合病院の患者・高坂民代。全身がんの患者で、がんの再発・転移を繰り返し、心が一貫して担当医として向き合っている。長年病院に通っているためか、院内の名物患者でもあり、情報通。自身の病状に対して、どこか達観をしており、独自の生死感を持っている。かつて、化粧品会社で美容部員をしていた。
田辺が演じるのは、関東医科大学付属病院の消化器外科医・須藤進。薫の元上司で、消化器外科医として優秀な技量を持ち、頭が切れるだけでなく、医師としての姿勢には誠実さがにじみ出ており、院内では随一の人気者。薫が転院した後も、手術のことなどを含めて、何かと相談を受ける。
三浦が演じるのは、謎の男・関河隆一。3話から登場し、ストーリーに大きな影響を与えるキーパーソン。容姿、性格ともに魅力にあふれた男性。ある日突然、薫の前に現れ、何かにつけ薫に接近しようと試みる。そこには何らかの意図が隠されているようだが、関河の真意は誰にも分からず…。
中村が演じるのは、心の夫・恩田匠。学生時代に知り合った心と恋愛結婚の末に一人息子をもうける。温和で優しい男性で職業は小説家だが、お世辞にも売れているとは言えず、それ故、家計は心が支え、匠はもっぱら家事や育児に努めている。ある日、転倒事故に遭い緊急手術を受けるも、いまだに意識は戻らない。以来、笑顔の絶えなかった恩田家は一変して…。
<北大路欣也 コメント>
◆京太郎を演じる上での思いや意気込みをお願いします。
「心と匠、そして漣。それぞれの想いを静かに受け止められる、温もりを持ちたい」
◆松下さんとは連続ドラマ初共演となりますが、共演に関しての思いをお願いします。
「内科医として、妻として、母親として、不幸を抱えながらも真っ直ぐに突き進む、松下さんの凛とした姿に憧れます」
<高畑淳子 コメント>
◆民代を演じる上での思いや意気込みをお願いします。
「全身がんを抱えながら、他人事の様にがんの治療と向き合っている女性…と考えると、まっ先に思い出すのが樹木希林さんです。希林さんの死生観、あの少し皮肉屋さんの感じ、そんな気配を出せないものかなーと思いつつ、最近の医療事情なども大いに勉強したいと思っております」
<田辺誠一 コメント>
◆須藤を演じていく上での思いや意気込みをお願いします。
「医者としての技術や経験を礎に、病気ではなく患者と向き合い、健康な生活に戻れるよう最大限の努力をしている姿を演じられればと思います。完璧ではない部分もありますが、そことどう向き合うのか、はたまたプライベートは?一人の人間の様々な面を表現できればと思っています」
◆元部下役である木村佳乃さんとの共演に関しての思いをお願いします。
「木村さんとは何度も共演させていただいていますが、どんな時も明るくてパワーに溢(あふ)れ、常に前に進む力を感じます。薫という役のイメージそのものだと思いますが、今回は少し背負っている設定もあるようなので、そういった部分のコントラスト、また松下さん演じる心との関係がどうなるのか、楽しみです」
<三浦翔平 コメント>
◆謎に満ちた関河を演じていく上の思いや意気込みをお願いします。
「前半はナチュラルに演じたいです。その反面、物語後半に向けての色んな伏線をはっていき、謎の男の魅力を精一杯、引き出していきたいと思っています」
◆最も共演が多くなる木村佳乃さんとは本作が初めて。共演に向けての思いをお願いします。
「木村さんはパワフルだけれども、とても繊細なイメージがあります。そんな木村さんとの掛け合いや2人のシーンで、どんなお芝居をされるか楽しみです!」
<中村俊介 コメント>
◆匠を演じていく上での思いや意気込みをお願いします。
「匠はとても優しくて家族思いで温かい人物だと思いますので、少ない描写の中でも、そんな彼の人間性がうまく見ている方に伝わればいいなと思っています。そして心と匠を通して大切な人がいつも側にいる日常は決して当たり前ではなく、とてもかけがえのない日々だという事に気付いていただけたらとても嬉しいです」
◆3年ぶりの松下奈緒さんとの共演に関しての思いをお願いします。
「以前共演させていただいた時は別の方の奥さんでしたが、今回は僕の妻という事でとても光栄です。真っ直ぐで才色兼備なイメージの松下さんに、心という女性はまさにぴったりだと思います。心が医師として母として、そして人として、これからどう成長していくのかとても楽しみですし、期待しています」
『アライブ がん専門医のカルテ』
フジテレビ系
2020年1月9日スタート
毎週(木)後10時~10時54分
<出演者>
松下奈緒 木村佳乃
清原翔 岡崎紗絵・中村俊介/三浦翔平・田辺誠一
藤井隆 木下ほうか 高畑淳子・北大路欣也
<スタッフ>
脚本:倉光泰子(『刑事ゆがみ』『ラヴソング』)
プロデュース:太田大(『シャーロック』『モンテ・クリスト伯』)、有賀聡(『初めて恋をした日に読む話』)
演出:髙野舞(『隣の家族は青く見える』『昼顔』)
音楽:眞鍋昭大(『モンテ・クリスト伯』)
©フジテレビ