4年ぶりに復活した「よしもと男前ブサイクランキング2019」の結果発表会見が行われ、男前ランキングでEXIT・兼近大樹、ブサイクランキングでアインシュタイン・稲田直樹が1位に輝いた。
「よしもと男前ブサイクランキング」は、吉本芸人の中から一般投票によって“男前芸人”と“ブサイク芸人”の1位を決めるファン投票企画。2000年にスタートし、2015年まで毎年恒例のイベントとして開催されており、過去には岩尾望(フットボールアワー)、山里亮太(南海キャンディーズ)がブサイクランキング、徳井義実(チュートリアル)、井上聡(次長課長)が男前ランキングで殿堂入り。4年ぶりの開催となる今回は、これまでに殿堂入りを果たした芸人たちも参加した。
16万以上の票数を獲得し、ぶっちぎりのブサイク1位となった稲田は「ごめんなさい…波乱はなしです!ちょっとあれですね、僕が弱いものいじめしてるみたい。もう雑魚ばっかり。相手にならない(笑)。来年やるなら“僕対それ以外”でやらんと話にならん。まとめてかかってこいって感じ」とさすがの貫禄。そして、「僕はプロのブスです。なので、何を言われても大丈夫ですが、間違っても一般の方に“アインシュタインの稲田と似てるな”とは絶対に言わないでください。気をつけて、言葉のナイフです!」とメッセージを送った。
いっぽう、男前ランキング1位に輝いた兼近は「そうでしょうね、としか言えない。何を言っても調子こいてる感じになっちゃうけど順当」とニヤリ。現在、39歳で男前ランキング3位にランクインしたアインシュタイン・河井ゆずるは「健闘したと思います。だって、もう40ですよ!1番の理想はコンビで1位を獲ること。なので、最初からぜいたくを言わずに少しずつ順位を上げていけるように頑張っていきたい」とコメントした。
男前ランキングで5位、ブサイクランキングで2位と両ランキングに名を連ねる結果となったEXIT・りんたろー。は「いいかげんにしてください!ブサイク2位はマジで納得いかない。お客さんがふざけてる!」と不満を爆発させるも、MCの陣内智則から「ふざけてないよ。男前のほうはイジってるけど、ブサイクはしっかり2位!」と一喝された。
吉田たち・ゆうへいは、双子漫才師として関西を中心に活躍中。ブサイクランキング4位になったことに対し「これはおかしい!だって同じDNAと言われている一卵性の双子ですよ!」と訴え、「稲田さんが同じ劇場(よしもと漫才劇場)での後継者はゆうへいしかいないとか言うから…。中間発表のときなんか、僕が6位で7位が岩尾(望)さん、5位がほんこんさんだった。前も後ろもレジェンドだったけど、最終的に2人とも追い越してた(笑)」と絶対王者・稲田の猛プッシュがあったことを明かした。
1位に輝いた兼近と稲田には、優勝賞金として100万円を贈呈。「生まれて生活してたら100万円もらえた!」と喜ぶ稲田に、陣内も「こんな幸せなことないで。ナチュラルボーン100万やん(笑)!」と大爆笑。100万円の使い道については「この1位は僕が獲ったんじゃなくて、ファンが獲らせたもの。半分はりんたろー。さんにあげなきゃいけないので、50万円をファンの皆さんに還元したい」(兼近)、「僕はブサイク若手界を盛り上げる責任がある。だから、(今回の賞金は)来年にキャリーオーバーしたい。俺を倒すやつに会いたい」(稲田)とそれぞれ語った。
また、スケジュールの都合で欠席となった男前ランキング2位の和牛・川西賢志郎からはビデオメッセージが到着。川西の結果を聞いた相方・水田信二(男前ランキング10位)が「くそぉー!!また2位やんけーーー!!!」と悔しがると、川西は「熱量が違うねん。見てみぃな、これでもよういったほうやで(笑)。お前もお前でよう入ったで。大健闘やん!」と息の合ったやりとりで笑いを誘った。
『よしもと男前ブサイクランキング2019』
◆男前ランキング
1位…兼近大樹(EXIT) 92,306票
2位…川西賢志郎(和牛) 75,091票
3位…河井ゆずる(アインシュタイン) 50,126票
4位…西野亮廣(キングコング) 39,020票
5位…りんたろー。(EXIT) 11,217票
◆ブサイクランキング
1位…稲田直樹(アインシュタイン) 160,666票
2位…りんたろー。(EXIT) 32,617票
3位…梶原雄太(キングコング) 20,820票
4位…ゆうへい(吉田たち) 9,873票
5位…ナダル(コロコロチキチキペッパーズ) 8,109票