『香川照之の昆虫すごいぜ!「お正月スペシャル カマキリ先生☆冬の森でオサボリ!?」』(Eテレ)が2020年1月1日(水)に放送。これに先立ち、香川照之からコメントが到着した。
5年目を迎える『香川照之の昆虫すごいぜ!』。2020年1回目のテーマは“オサボリ”。カマキリ先生が冬の森の美しき宝石「オサムシ」掘りに挑む。
さらに、正月恒例となった森のこたつでのトークも展開し、番組史上最もハードだったと語るコスタリカ編の未公開映像や、作詞家デビューとなった歌「はらぺこカマキリ」に込めた想いなど、あふれる昆虫愛ともにカマキリ先生が2020年の昆虫すごいぜを語る。
<香川照之 コメント>
◆2020年もまたお正月の元日からの放送ですが、いかがですか?
一応、冬は、昆虫はお休みってことになっているはずなのに、いつもながら強引な企画だと思います(笑)。でも、今、虫は地下にいたりして、寒い冬を頑張って越しているんだな、ということを想像してみたり、今年も虫と一緒にいるぞ!という決意を確認できたりする、という意味ではいいですよね。何よりも、元日からこうして昆虫のことを皆さんに伝えられるというのがありがたいです。正月から虫の映像を流すなんて、こんな番組ないですよ、ほかに。いっそのこと、6時間くらい流してみたらどうですか、ずっとカマキリで(笑)。
◆今回は冬の森でいろいろ探しましたが、どうでしたか?
なかなか難しいのがいいですね。最近はそれがいい。オニヤンマみたいにわりと簡単に網にざわざわ入って9匹も取っちゃうなんていう時代もありました。それもいいけれど、その時代はいわば、子供でしたね。今は私ももう大人ですよ。苦みばしった感じで、この取れない良さを痛感するという、それもいいですね。
◆今回のテーマは「オサボリ」。メインのターゲットはオサムシでした。印象的だったのは?
においですね。オサムシはとってもきれいで、もはや私の中ではハンミョウと同じくらいです。でも、あんなにきれいなのに、ブーって化学反応で臭いにおいを出すってすごいですね。それを考えると、あの小さな体であれだけのパワーをよく出せるなと、やはり、小さくてもバカにできないという昆虫の奥深さを感じましたね。撮影を終わった今でも、オサムシを触った手にかすかににおいが残っていますね。さざ波のように(笑)。
◆今回の見どころ、皆さんに見てもらいたいところは?
オサムシという虫のきれいさですね。オサムシという地味な名前ですが、雰囲気がとてもある虫だということを見てほしいです。それが私も、新たな発見でした。また、どうしてもカマキリの卵やカブトムシの幼虫など、ほかの虫を探してしまう癖が抜けないですね。結果として、ほかの虫もゲットできました。その寄り道も、もはや見どころです。そして、後半のこたつコーナーは楽しくて少ししゃべりすぎましたね。あっという間に日が暮れてしまいました。そこも見ていただければ。
『香川照之の昆虫すごいぜ!お正月スペシャル』
Eテレ
2020年1月1日(水)前9・00~9・44
©NHK