2020年1月5日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、ラーメン店主人の掛神淳に密着する。
日本一ラーメンの消費量が高いと言われる山形県で連日行列を作る店「琴平荘」主人、掛神淳54歳。元々は祖母が始めた民宿を引き継いで旅館経営をしていた掛神。しかし、時代の移り変わりとともに旅館経営が立ち行かなくなり、特に閑散期だった冬の集客のために、11月から3月のみの期間限定でラーメン店を始めた。
ラーメン店で修業はせず、全国ラーメン店を食べ歩き、独自で研究を重ね作り上げたしょうゆラーメンは、口コミで瞬く間に広がり、多い時では3時間待ちの行列店に。お客さんの要望もあり今では10月から5月の8か月間の営業を行っている。
自家製にこだわり、麺は毎朝6時から作り上げ、メンマは乾燥メンマの状態から1週間かけて仕込んでいる。スープは、地元でとれるトビウオを市場で仕入れ、下ごしらえから天日干し、焼きまで行い、さば煮干(稚魚)などを使用し、常識にとらわれない方法でオリジナルスープを作り上げた。
「麺はもちろんスープも生きている、お客さんに一番おいしいものを食べてもらう」というこだわりを持つと同時に「ラーメン好きは浮気性、味を維持し続けるとお客は飽きてしまう、常に進化していくことが重要」と掛神は語る。
番組では、厳しい冬の山形で集客を試みるという挑戦を続ける掛神の魅力と、究極の1杯を追求し続ける姿を追う。
<ラーメン店・主人/掛神淳 プロフィール>
1965年5月1日山形県鶴岡市生まれ。
大学中退後、父が経営していた飲食店で料理を学んだのち、旅館「琴平荘」の経営を引き継ぎ調理を担当。
2002年に11月から3月までの冬場限定で中華そばを開店。
2010年にトビウオの焼き干しを自作で始め人気店に。
趣味はラーメンの食べ歩き。
母の洋子さん、妻の知子さん、長男の瑛さんも店を切り盛りしている。
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