1月14日(火)スタートの火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)のプレミア試写会が行われ、主演の上白石萌音、佐藤健をはじめ、毎熊克哉、 昴生(ミキ)、渡邊圭祐、吉川愛、堀田真由、香里奈が舞台あいさつに登壇した。
本作は、円城寺マキによる同名漫画が原作のラブストーリー。ある日、偶然起きた出来事で運命の男性となる医師と出会った主人公・佐倉七瀬(上白石)。それから5年、彼を追い看護師となった七瀬は、憧れのドクター・天堂浬(佐藤)とついに再会する。しかし、天堂は七瀬が思い描いていた人物とはまるで別人だった。周囲から「魔王」と恐れられている超ドSな天堂に憤慨しつつも、仕事に恋に真っすぐな七瀬は、その根性で次々に起こる困難に食らいついていく。
上白石、佐藤らキャスト陣はそれぞれ役衣装で登壇。上白石が「皆さん、ドラマどうでしたか?」と観客に投げかけると、拍手が起こり、昴生が「さっき、これを言うのにめちゃくちゃ緊張してましたからね」と上白石の緊張ぶりを明かした。
上白石は「本当に緊張してお腹痛いです(笑)。昨日の夜から現場でもずっとそわそわしていて、昨日のお芝居大丈夫だったかなって感じに、ここに照準が合ってしまって(笑)。だいぶドキドキしてます。見渡す限り、皆さん笑顔なので良かったな」とほっとしていた。
佐藤が「現場では、上白石さん演じる七瀬に心ない言葉を浴びせ続け、上白石さんをはじめ、共演者の方から『ひどい!』と言われ、心を痛める日々です。(心ない)言葉を言うことに慣れていないもので、ちょっとしんどいんですけど…。そんな我々のやりとりを見て、少しでもニヤニヤしてもらえたらいただけたら、この痛んだ心も報われるってもんです」と心境を明かした。
毎熊は「仕事の話であり、恋の話でありと、1話を観たんですが、とにかく七転び八起きで、コロコロと走り回る佐倉ちゃんがかわいくてしょうがない。自分たちが作っている側なのに、頑張れ!って思っちゃう。すごく面白いドラマが世に出ていくんだなって思ってしまいました」と。渡邊も「演じている僕らも応援したくなるような、そして男の僕ですらキュンとするようなすてきなドラマに携わらせていただいているなと感じました」と1話を観た感想を語った。
香里奈は「みんな白衣なのに、私だけ派手な格好をして謎めいているんですけど、どういうふうに2人の恋愛に関わってくるのかっていうのは、今後見ていただいたら分かりますので、そのへんも楽しみにしていただきたい。この作品は漫画が原作なんですけど、ドラマならではの楽しみ方もできるドラマになっていると思います」とアピールした。
この日の試写会は、看護師や看護学生も参加。上白石が「こんな先生います?」と、佐藤と毎熊を指しながら尋ねるひと幕も。昴生が客席を見渡し「いないって言ってる子いるよ!」と報告すると、上白石が「全国の看護師さんに夢を与えられたらいいなって思ってます」と。
「天堂先生に共感するところはあるか」と問われた佐藤が「皆さんご存じのように、普段は温厚なので、ございません」ときっぱり答えると「そうなのかな」とぼやく昴生。上白石が「片鱗は感じますよ。ミニ天堂が垣間見える」と語ると、佐藤は「それは役として接しているからでは?」と反論。昴生が「何回か芝居をご一緒してるんですけど、僕が芝居する旅に首をかしげはるんですよね。あの時、すごく“魔王”」と応戦すると、佐藤から「1話、すごく良かったですよ」と褒められ、まんざらでもない昴生。
しかし、2話、3話と収録中、他の共演者から褒められたことを佐藤に報告したところ、冷たくあしらわれたことを明かし「本当はどっちなんですか!」と尋ねると、佐藤は昴生の胸を指しながら「だから、真実はここにあんだって」とカッコよく決め、会場から黄色い歓声が上がった。
昴生は本作が連続ドラマ初出演。現場の雰囲気を尋ねられると、「ほんまに皆さん優しい。なんで、僕にオファーが来たのかなって気になってスタッフさんに聞いたら、TBSで1回再現VTRに亜生と一緒に出たんです。亜生に怒鳴っているところを見て、これはいいなと決めてもらったみたいで。怒鳴る感じ見せてくださいってなったんですけど、舞台が病院だからその感じ出せないんですよね」と自分の良さを出せないと嘆いていた。
優等生の新人看護師を演じている吉田が、努力したこととして「2つあって、まずは笑わないこと。2つ目が優秀な看護師に見えることを頑張ってます。(参考にしたのは)YouTubeで検索して…」と答えると、昴生が「今どきやな」と感心していた。
上白石演じる七瀬から頼られる同期の新人看護師を演じた堀田は「普段から相談に乗ることが多いかもしれないです。これまで強い役が多かったので、これを機に優しいんだぞっていうアピールをできたらいいなと思ってます」と。上白石は「いてくれるだけでうれしい」と堀田の存在に感謝していた。
作品にちなみ、「○○はつづくよどこまでも」と、続けていること、続けたいことを発表することに。上白石が「香り」を挙げ、「香里奈さんがめっちゃいい匂いがする」と明かし、佐藤も「1話で抱きつかれた時に、香りという名のフェロモンが襲い掛かってきた」と。上白石は「それでクラっと来て、すてきだなと思って、香る女になりたいなと思って」と理由を打ち明けた。
実際に、さまざまなハンドクリームをつけて現場に入るも、佐藤の好みの香りではなく「その匂いは嫌だ」と拒絶されているそうで、佐藤が「すっぱいのをチョイスするんだよね(笑)。(僕が好きなのは)ナチュラルに石けんみたいな感じが好き」と答えると、上白石は「それで石けんのにおいをつけていくのも悔しい」と明かした。
他にも「ご飯」(香里奈)、「風邪予防」(佐藤)、「ストレッチ」(毎熊)、「佐藤健の顔色」(昴生)、「道」(渡邊)、「アニメ」(吉田)、「マイボトル」(堀田)とそれぞれ語った。
最後に上白石は「医療の現場で働く方々、それを目指している方々、それ以外でも何か新しいことを始めたい方や、日々頑張っていることがある方、全ての人にとって、『あの子も頑張っているから、私も頑張ろうかな』って勇気をもらっていただけるドラマになればいいなと思っております。今日感じていただいたかと思いますが、本当にこのドラマはすてきな人ばかりで作っています。その温かさがこの寒い季節に皆さんに届くことを祈って、風邪を引かないように頑張ります」と意気込みを語った。
そして佐藤が「あなたの言葉にうるっときてた。『すてきな人ばかりで作っています』、おっしゃる通りです。今後も我々のことを温かく見守っていただけたらうれしいです」と締めくくった。
火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』
TBS系
1月14日スタート
毎週火曜 後10・00~10・57