バリ島で撮影を行ったBlu-ray「美咲のためならバリ島へ」と待望の1st写真集「食べごろ美咲」を8月6日(水)にリリースする下田美咲さん。彼女が普段見せなかった素の部分や、誰にも言ったことのないような恥ずかしいことなどがたっぷり詰まったBlu-ray&写真集の撮影のエピソードをたっぷり伺いました。
海外に居ると、自然と人当たりが良くなる(笑)
――バリ島での撮影はいかがでしたか?
とても楽しかったですね。仕事で海外に行く、というのは夢の一つだったので、それが叶ったこともすごく嬉しかったし、まさかこの人生で写真集を出せる時がくるとも思っていなかったし。
――元々バリに行きたいと思っていたんですか?
いや、バリは注目したことなかったです(笑)。…というか、海外全般にあまり注目をしたことがなかったので、どこがどうっていうのがほとんど分からなくて。でも写真集なら海が綺麗な国に行きたかったので、よかったです。
――海外の方とコミュニケーションを取られる際に、「あえて英語は使わない。使わない方が優しくなれる」と仰っていましたが、それはなぜですか?
自分の中に、日本語以外を解るようになりたくない理由があって。なのでいっそ、表情とジェスチャーで限界に挑みたいなって。
――普通に通じ合ってましたよね?
そうですね、普通に通じましたね。普段、日本にいると真顔なんですけど、海外ではそれだと誤解を招くから、「機嫌悪いのかな?」「怒ってるのかな?」って思われて、変な空気が流れてしまうので、自然と表情を作らなきゃとも思うし。海外に居ると、自然と人当たりが良くなるんですよね(笑)。
――海外の方とのエピソードはありますか?
海外のクラブに行ってみたくて、連れてってもらったんです。撮影許可が降りない場所なので、Blu-rayにも写真集にも入ってないんですけど、私の希望をスタッフが叶えてくれて。その時は、そこにいた外人さんたちとひたすら遊びましたね。店内で一番目立っている人たちが踊るお立ち台があったのですが、入って数分後にはそこに連れて行かれて、そこでも私が圧倒的に踊ってました(笑)。
そのお立ち台は、外からも見えるお立ち台で、そのクラブの盛り上がりを象徴する場所だったのですが、私がそこのメインみたいになって、バリのクラブなのに日本人が象徴になるっていうカオスになっていました(笑)。
――(笑)。国境を越えて、みんなで盛り上がってって感じですね。
みんな盛り上がってましたね。あと私が盛り上がるほどに、色んな人が飲み物をくれました。よく分からない緑色の液体とか(笑)。「これ、なんなんだろう? メロン系かな?」って思いながら、一応もらったものは、全部飲みました(笑)。
――象に乗ったりもしていましたね。
象は、絶対に乗りたくて。もともと動物園も好きだし、生き物の餌付けとか、生き物に乗るとか、生き物が絡むイベントが好きなんです。中でも、池にいる鯉に餌をあげるのが一番好き。鯉の餌付けは日本特有の遊びだと思うけど、そういう意味で、例えばタイだったらワニに生肉をあげるとか、そういう海外特有のものを、なるべく制覇したいなと思ってますね。それで、バリだったら象に乗るんじゃないかっていうことで、乗りたいと言って乗りましたね。
――これからも違う国に行ったら動物に餌付けしたい?
なるべく動物系は入れさせてほしいですね。でも、なんだかんだで、まだ、タイでワニに生肉をあげてないので、それは取り急ぎやりたいですね。
大変だったのは、表紙の“盛り上げ女王、女体盛り”
――その他に、面白かったり、大変だったというエピソードがあれば教えてください。
大変だったのは、表紙かな。女体盛り。“盛り上げ女王”でここまできた私なので、キャッチコピーとして“盛り上げ女王、女体盛り?”って言いたかったんです。それが言いたいがために、女体盛りは絶対にやりたかったんですよ。
それで最初の打ち合わせで「女体盛りをやりたいです」と言ったら、スタッフの人たちが「えっ!?」ってなって。「どんな感じ? 分かんない」って、大人たち全員が困惑(笑)「あれですよ、バレンタインにやるやつみたいな」と説明したのですが、満場一致で「どうディレクションしていいか、分からない」とのことだったので、すべて私が指揮を取って撮影をしました。
撮影中は、私以外の人にはゴールが分からないから「ここにチョコレートをかけてください」とか指示を出すのですが、途中からは手足も動かせないし結構苦戦しましたねー。私の頭の中にある女体盛りをどうやってみんなに伝えればいいんだろうって。
――(笑)。虫もわいてきて大変だったとか?
虫は、ブンブン飛んできてたし、この後、結構かぶれました(笑)。かぶれることは覚悟してやっていたので全然いいんですけどね。私がやりたかっただけなので。そんなことより大変だったのは、臭かったこと。生クリームとチョコとストロベリーが混ざって、それを熱いシャワーで流した時の匂いがヤバくて。
撮影中は「やっぱ女体盛りって楽しいなー。また機会あればプライベートでやりたいな」って思っていたのですが、その後のお風呂で、ちょっとプライベートではやめとこうって思いましたね(笑)。
けど、本来は写真だと写せない体温とか身体の立体感が、チョコレートの滴り方とか生クリームの溶け方で写せたので、大満足な撮影でした。
自分に対して愛情を爆発してくれるのが大好きという性癖
――スタッフさんとの部屋飲みも収録されています。
部屋飲みでは、私が食べたいアイスとか、飲み物を徹底的に用意してくれてたのが、とてもアガったなぁ。私が楽しそうな顔を出来るように、すごく協力してくれたチームだった。あれは本当に何時間か食べて飲んでたので、普段のカメラ前だと、なかなか辿り着かないレベルの話もできたし。
――「美咲のためなら」とスタッフさんが下田さんのために動いてくれることについて、ご自身はどのように考えてらっしゃいますか?
「美咲のためなら」というのは、もともと私が作った会社「ミサキ式」の社訓の一つなのですが。私は、私宛の愛情を爆発されるのが大好きという性癖なので、それにちゃんと全員が乗っかってくれている今の環境は、楽しくてしょうがないです。
この撮影のときも、カメラが回ってる時も回ってない時も、「美咲のためなら」って言い続けてくれた一週間で…。回ってる時は分かるんです。でも、クラブに連れて行くとかって、ただの「美咲のためなら」であって、撮影を抜きにしても、私が食べたかったものとか行きたかった場所とか、全部「美咲のためなら」ってやってもらえて感動しました。
だから、最後は泣いたし、「人生っていいな」って思い出をもらったお仕事でしたね。「人間っていいな」っていう気持ちになりました。
――また、同じ部屋飲みでの話の中で、「結婚式ありきの結婚がしたい」と仰っていましたが…。
結婚式がしたいんですよね。何故かと言うと、結婚式って、身内のみんなが私に対しての愛情を爆発させてくれる日じゃないですか。その主役に対して、手紙を読んだりとかしていかに好きかを伝える日だから、それって、結婚式をやらない限り設けられない機会ですよね。普段、手紙なんて読んでもらえないし、それがやりたいだけなんですよ。要は、手紙を読んでほしいんですよね、私への。手紙をもらうのが好きなんです。
でも、友達が本気で手紙を書いてくれるってなかなかないじゃないですか。「思えばあの頃は…」みたいなやつって、絶対、結婚式でもない限り書いてくれないだろうから。機会がないって言うか。だから機会を作りたいんですよね。
――過去には、ブログでも誕生日コメントを受け付けたりしていましたよね。
誕生日のコメントは、ほしいですねー。逆にそういうのが無いと、「何のためのアニバーサリーだろ」って思うし。むしろそのためだけのアニバーサリーだと思うから。それこそ、友達とか身内がいなかったら、全てのアニバーサリーはあってもしょうがないと思うし。だから私は最大限エンジョイしたいから、手紙は書いてほしいですね。
私も、この写真集の中にここぞとばかりに手紙も入れました。これからも、そういう機会をなるべく多く作りたいし、作れた時には乗っかってほしい。私への愛情を爆発させて、いかに好きかを教えてほしい。
親とは、一緒に見づらいほどの商品になっています(笑)
――ご自身の活動を一章、二章と呼んでいますが、どんな変化がありましたか?
一章っていうのは、去年の3月から11月で、私がテレビに出始めた時期のこと。で、二章はニートを卒業したところ。その章立てを意識し始めたのは、二章からで、一章は結果的に一章だったなという感じなのですが、二章からの章立てに関して、なぜ章立てするのかと言うと「そこで終わりかも。それ以降はないかも」と思ったところに区切りを置いていて。
二章の時は、半年間は、リリースものが決まっているから活動はできるんだけど、その先は、もしかしたら「下田美咲」という活動は表向き消沈してなくなるんじゃないかって思ってたから、もし続きがあるとしたら、それは第三章に入るなっていう意味で、章立てをしていた感じです。だから、もう自転車操業っていうか(笑)。
――第三章では写真集&Blu-ray以外にどんな展開を?
第三章は、思わぬ展開に行ってるんですよ。まだ、告知できないんですけど、第三章、かなり続きそうなんです。しばらく私、消えないみたい(笑)。それは想定外なので、びっくりしています。今までは本当に、3、4か月後は見えるけど、そっから先はないだろうなっていう活動の繰り返しだったから、これで最後と思いながらやってたけど、今は未来について「そんな先まであるか!」と思ってビックリしているところです。
――第三章のうれしい展開もあるようですが、その後の第四章、五章など、今後の目標を教えてください。
まずは、「下田美咲」というものを、この一年で職業に昇華できたので、この奇跡の職業を失わないようにすること、失くさないようにすることが一番の目標です。
それ以外の目標は「コラボしたいな」「会いたいな」と思う人に、会って仲間になるっていうことは急いでやりたいなと思っています。他のことは、私さえ頑張ればいつでも叶う可能性があるけど、相手があることって相手がいなくなっちゃったりしたら、ある日突然に叶えられる可能性がゼロになる場合があるから。その意味で大急ぎで、コラボしたい人たちとコラボしきりたいですね。
――シモリアンへのメッセージをお願いします。
今までの商品ってシモリアン向けというよりは、シモリアンに出会うためのものというか「下田美咲を知らない人が見ても面白いか」「この商品をキッカケに、下田美咲を好きになるほどのものか」という基準で作っていて、誰が見ても面白いように作ってたんです。
でも、今回の商品は、既に私のことを好きな人に向けて作れた初めてのもの。好きじゃなけりゃどうでもいいようなコアな内容で良し、とされた商品で、ただただシモリアンのツボに向けて企画することが許された初の商品なので、絶対に見てほしい。むしろ、見てくれないと。あなたのために作ったし、絶対手に取ってほしい。
――それでは最後に、写真集&Blu-rayの見どころをお願いします。
今まで付き合ってきた歴代の彼氏とかにさえひた隠しにしてきたこととか、家族にも誰にも言ってなかった恥ずかしいことがいくつか入っていて、自分としてはこれは性行為…って思ってるようなハードハレンチな姿を入れたので…私個人的には、親とは一緒に見づらいほどの商品になっています(笑)。
シモリアンって、私のことを好きになってくれている動機にいろんなパターンがあって、顔が好きだ、見た目が好きだ、という人もいれば、頭の中が好きだっていう人もいるし、生き方が好きだって人もいて。その全てのシモリアンが楽しめるものにしたいなって思って、企画を煮詰めて行ったので、写真集には文章がたくさん入っていて頭の中もすごく分かるようになっているし、Blu-rayもドキュメンタリータッチで頭の中が分かるようになっている。私のどこが好きな人も「顔ファンではないし、外見は好みじゃないし」みたく自分は関係ないって思わずに、必ず手に取って、ぜひ見てほしい。
顔ファンでなくても、どこが好きだとしても、大丈夫、必ずしもあなた用にしてあるから!っていう。すべての私のことが好きな人用にしているので、必ず関係ないと思わないように!きっと、面白く見てもらえると思います。
PROFILE
下田美咲
しもだ・みさき…1989年8月15日生まれ。
13歳の時にスカウトされ、モデルデビュー。
高校を卒業してからはニートだったが、友達のすすめで「女々しくて」のPVを見てから、エアーバンド・ゴールデンボンバーを尊敬しており、「仲間になりたい」と加入を今も目指している。
それがきっかけで、企画から撮影・監督・出演・編集まで全て本人が行う自作自演の動画を、YouTubeに投稿し続け(下田美咲の動画プロジェクト(SMDP))、2013年には、自身の個人事務所「ミサキ式」を設立。
“盛り上げ女王”の異名を持つ。
8月よりめざましどようびのコーナー「CHANGE THE WORLD for 2020」新イノベーターを担当。「下田美咲のチェンジザワールド~私が世界を盛りアゲる♡~」として、世界のお祭りに参上して盛り上げまくる!
8月9日は南米の三大祭りのひとつ、ペルーのインティ・ライミで、世界中をハッピーにする盛り上げイノベーションに挑む後編がオンエアされる。
オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/shimodamisaki/)
ミサキ式(http://misakishiki.com/)
Blu-ray&写真集情報
Blu-ray「美咲のためならバリ島へ」
発売:8月6日(水) ¥4,700+税 本編61分 特典 8分
特典映像 美咲のランジェリーグラビア、美咲の女体盛り、美咲の移動中の話し
彼女が人生で2回目の海外旅行だというバリ島を訪れ、日本では経験できないことを通して、知られざる彼女の姿に迫る異色ドキュメンタリー。グラビア的要素の水着、ランジェリー姿に加え、彼女のこだわりの歯の磨き方、もはや性行為と同じで人には絶対に見せたくなかったという耳かき姿、これまた人には絶対見せたくなかったという洋服を自分で選び試着するシーン、半裸でのエステ体験、初めてのバナナボートなど知られざる下田美咲の魅力をたっぷり収録。また、彼女が撮影中毎晩スタッフと飲み明かすと宣言している飲み会にも潜入。
写真集「食べごろ美咲」
発売:8月6日(水) ¥1,800+税 B4版 128ページ
写真集を出したかったという彼女の待望の1st写真集。人生2回目という海外、バリ島で撮影、喜んでもらえるなら肌を出す事に恥ずかしさは無いと豪語する彼女の水着、ランジェリー姿など”美”にフォーカスを当てた写真集だ。そのほか、旅の思い出を綴った日記や第3章までに至る彼女の活動を振り返ったロングインタビューも収録。
●取材/松永真衣