毎熊克哉&武田梨奈W主演「いざなぎ暮れた。」がモナコ国際映画祭で2冠!喜びのコメント到着

映画
2020年02月27日
「いざなぎ暮れた。」がモナコ国際映画祭で2冠!

 毎熊克哉と武田梨奈がW主演を務めた映画「いざなぎ暮れた。」が、モナコ国際映画祭で最優秀主演男優賞にあたるベストアクター賞と最優秀撮影賞にあたるシネマトグラファー賞の主要部門2冠を受賞した。

 本作は、太古から続く諸手船神事が行われ、“神様に一番近い港町”と呼ばれる島根県松江市美保関町を舞台とするロードムービー。崖っぷちの男・ノボル(毎熊)が、親戚から金を奪うため、恋人のノリコ(武田)と共に美保関町にやって来ることから物語が展開していく。

 モナコ国際映画祭は、モナコのモンテカルロで2003年から開催されている非営利、無党派、インディペンデントの国際映画祭。「愛とノーバイオレンス」が同映画祭のテーマであるにもかかわらず、本作のブラックな作風と舞台あいさつで見せた武田の正拳突きは、会場で大きな喝采を浴びた。

 主演のノボル役を演じた毎熊は「モナコに行く事ができずに残念に思っていましたが、まさかこのような賞を頂く事ができて光栄です!小さな街で少ないスタッフ、出演者で走り回って撮った作品です。特に武田さんとはパートナーなので、一緒に頂いたものだと思います。撮影の原さんも、おめでとうございます!これから都内での公開も控えているので、励みになります」とコメント。

 毎熊の恋人役ノリコを演じた武田は「映画祭が終わった後、一人の審査員が私に声を掛けてくれました。『あなたたちは映画の中でちゃんと生きていた。作りものとは思えなかった。本当に感動した』と涙ながらに伝えてくれました」と明かした。

 さらに「毎熊さん演じるノボルくんの存在があったから、私もノリコとして生きれました。最優秀主演男優賞おめでとうございます!そして、我らが撮影部の原さん、体を張って撮ってくれてありがとうございました。最優秀撮影賞おめでとうございます!」とモナコから祝福の声を上げた。

 本作の脚本・監督を務めた笠木望は「審査員と参加者の幾人かに君の作品がベストだという言葉を頂いて最高の気持ちでした。都市と田舎の対立が背景にあるこの物語が、最先端都市モナコの映画祭で認められたことは本当に意義深いことだと思います。松江市の皆さん、関係者の方々そして全てのキャストとスタッフに感謝しています」と受賞の喜びを語った。

映画「いざなぎ暮れた。」
2月21日(金)島根県・東宝5で先行上映
3月20日(金)東京・テアトル新宿で公開

<ストーリー>
“神様に一番近い港町”へ弾丸旅行してきた、新宿の男と女。崖っぷちの男は、強引に連れて来た金髪の恋人に、旅の本当の目的を隠していた。それは、実の親戚に“オレオレ詐欺”をすること。しかし、12月3日は聖なる岬にとって特別な意味を持つ日。町を冒涜するかのような2人の道程は、地元の若人と東京のおっかない半グレを巻き込み、思いがけない方向へと舵を切る。弾丸のように進む、スリリングな展開と、神話が息づく島根の詩情、エッジの効いたブラック・ユーモア、不器用な純愛が奇跡の配合で混ぜ合わさり、予想外のカタルシスへと爆走する。

<出演>
毎熊克哉 武田梨奈
青山フォール勝ち 岸健之助 和田まんじゅう 奥村隼也
山口提樹 潮圭太 どさけん 江西あきよし 大皷長次 蒼央 小池澄子

脚本・監督:笠木望
製作:泉正隆
エグゼクティブプロデューサー:新田敦生
プロデューサー:覚野公一 森田耕司
現地プロデューサー:住吉裕 岩成優子
ラインプロデューサー:矢加部英達
撮影監督:原俊介
音楽:栗谷和代
録音:田中秀樹
ヘアメイク・衣装:長野一浩
監督助手:東畑渉
助監督:富澤昭文

協力:吉本興業 あなたの街に住みますプロジェクト 松江市 松江観光協会 美保関町支部 松江観光協会
たまつくらふと 松江フィルムコミッション協議会 大山隠岐国立公園満喫プロジェクト 島根半島東部協議会 美保関地域観光振興協議会
製作:「いざなぎ暮れた。」製作委員会
制作:レフトハイ
配給・宣伝:吉本興業

©2018「いざなぎ暮れた。」製作委員会

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