2013年に17年ぶりにドラマ化され、日本のみならずアジアやアメリカなどでも大人気となったドラマ『イタズラなKiss~Love in TOKYO』の第2弾が『イタズラなKiss2~Love in TOKYO』として2014年に放送されることが決定。
その本放送に先駆けて第1話目を『イタズラなKiss2~Love in OKINAWA』として、フジテレビ(関東ローカル)にて9月12日(金)27:20~特別先行放送、9月17日(水)DVD発売する。取材中も、ドラマの中の琴子&入江くんそのままのように息ピッタリの未来穂香さん、古川雄輝さんにお話を伺いました。
未来さんは、“まんま”琴子です(古川)
――続編が決まった時の感想を教えてください。
未来: 決まった時は、本当にうれしかったです。シーズン1が終わった後すぐに、「続きやりたい!」って言っていたので、夢がかなってうれしいです。
古川: そうですね、僕も終わった時からシーズン2をやりたいと思っていて、2人でもそういう話はしていて、それがこんなに早く実現するとは思ってなくて。この作品も役もすごく好きなので、またこの役ができると聞いてとてもうれしかったです。
――2人からやりたいと希望を出したんですか?
古川: 僕は、もうシーズン1のクランクアップの挨拶で言いました。
未来: 私も言いました! やりたいね~って(笑)。
古川: またそこでお会いしましょう、みたいな。
――初めて会ってからシーズン1、シーズン2の撮影までで、お互いの印象は変わりましたか?
未来: 古川くんは、すごくクールで人見知りな部分があって、本当に「入江くんにソックリ!」って思っていたんですけど、しゃべってみると、結構何でも話しやすくて、私はよくボケたこと言うので、それにツッコんでくれたり、仲良くなったらしゃべりやすい方だなと思いますね。
古川: 未来さんは、“まんま”だなと思いました(笑)。マンガから出てきたような感じで、マンガの琴子も常に元気で頑張っている姿がすごく魅力的で、そういった部分がすごく似ていて…あと少し抜けているところも似ていて、まんまだなと思いました。
未来: (笑)
古川: 最初の時は、僕が結構人見知りなんで、その時の印象とは変わっているとは思うんですけど…。
未来: お互いにあんまりしゃべれずに、どうしようかな、みたいな(笑)。
古川: 最初に話したこと覚えてるよ。僕から話しかけたんですよ。「今日、学校ないの?」って聞いたら、「ないよー」ってタメ口で返ってきて(笑)。
未来: 覚えてないやー。そんな話した?(笑)。ごめんね。
古川: そういう明るい雰囲気でした。
――第1話の撮影は沖縄で行われたということですが、エピソードなどがあれば教えてください。
未来: ハネムーンという話だったので、いろんな観光地を巡っての撮影で旅行した気分になって楽しい撮影でした。
古川: 僕は沖縄初めてだったんで、沖縄のいろんな食べ物を食べに行ったり、旅行気分で楽しかったです(笑)。
キスシーンやラブシーンがいっぱいあります(未来)
――今作の見どころは?
古川: 原作は未完なので、どこでどう終わるのかっていうところが、皆さん気になっているところだと思います。台湾版にも続編はあるので、今回の終わり方は見どころです。入江くん自体は、徐々に人間らしく育っていくというか…シーズン2は結婚後というところが全然違うところだと思うので、結婚して琴子といることによって、入江くんがより人間らしくなる姿や成長していく姿と、他のキャラクターも一人ひとり徐々に成長していくというのが見どころですね。
未来: 2人の成長を描いているのは見どころなんですけど、個人的に好きだなと思うのは堀井くん演じる鴨狩啓太くんが出てきてからの3人のやり取りですね。シーズン1では金ちゃんだったんですけど、シーズン2ではまた新たなライバルが出現してきて、その後どうなるかっていうところが…、まぁ見てからのお楽しみなんですけどね(笑)。結婚してからのエピソード、アクシデントやいろんなことが起きるので、それが見どころだと思いますし、今回はキスシーンやラブシーンがいっぱいあるので…。
古川: デレ要素がかなり多くなっているので。
未来: キュンキュン、ドキドキしまくりだと思います。
――演じるとき、原作を忠実に再現されることを意識していますか?
古川: 監督と話し合うことは結構ありますね。原作があって、それを大切にしたいという思いがあるので、「原作ではこうだったんですけど、ここキスの仕方どうします?」とか、なるべくマンガと同じ描写にしてみたりとか、そういうのは結構話し合って作り上げてますね。
入江くんに対してのこだわりもあるので、「ここはこうしたいんですけど、どうですか?」みたいな話は監督とよくします。
僕は直接現場で言うか、前日に話にいくか…前日にセリフ覚えるんですけど、その時に台本を読んでいて気になったところとか、細かいところまで話し合います。
未来: 私は、テストをやってみてからですね。琴子って結構感情の上げ下げがすごく激しい子なので、セリフの流れで、「いや、ここちょっとこういう気持ちになりにくいな」とか、「ここはこういう動作しないんじゃないか」とか、琴子がしそうなことを重ねて考えるんですけど、そういうのは監督と話し合ったり、こういうのどうですか?って。でも、監督のこだわりの琴子ならではのコミカルな動きというのは、監督から「こういう動きしてほしい」と言われたりするので、要望があったり、提案したり、いろいろ話し合いながらしています。
入江くんみたいな男性は嫌です(笑)(未来)
――これまで演じられてきて琴子から学んだことはありますか?
未来: ポジティブな役柄というのは、私も演じていてポジティブになるので、すごく勉強になるなと思いますね。すごく一途で全力で、明るくて素直で、入江くん以外何も見えないという、こんなに魅力的な女性いないじゃないですか。そういう一途なところやポジティブなところ、何があっても前に進もうというところなど、人間としてすごく素敵なので、学ぶことは多いです。あとは、何言われてもくじけずにずっとアピールしてるじゃないですか。入江くんからひどいこと言われて、普通ならヘコむのに、いろんな解釈をして、「いや、こういうことなんだ」っていう立ち上がりの早さというか…それを見て、「あ、こういうアピールの仕方もあるんだ」みたいな(笑)。
――お2人にとって入江くん&琴子は理想の相手ですか?
未来: 入江くんみたいな男性は嫌ですね(笑)。冷たすぎて…でもシーズン2の入江くんは結構デレが多いんですよね。シーズン1はツンが多かったんですけど、今回はデレが多くて、そのデレの部分は好きです(笑)。ギャップもいいんですけど、やっぱり愛を表現してほしいというか…なので、どちらかというと金ちゃんタイプですね。でも、金ちゃんみたいにアピールされるとちょっと困るかなという…中間がいいです(笑)。
――(笑)。古川さんは、いかがですか?
古川: 僕はすごくいいと思います。ポジティブっていうより、あきらめない姿勢とか、琴子はすごく「好きだ、好きだ、好きだ!」って入江くんに言うんですけど、そういうアタックを受けると、男性側って好きじゃない人でも気になり始めたりするじゃないですか。そういうのもあるし、琴子みたいなタイプは僕もいいと思います。
――逆に男としてポジティブに、好きな女性にアプローチしようと思いますか?
古川: 僕ですか(笑)? 僕からいくことは、ほぼほぼないですね(笑)。
――ということは入江くんタイプ?
古川: そうですね、入江くんて女の子に興味がなくてほとんど話さないじゃないですか。僕、多分、高校時代は女の子とほとんど話したことないです。人見知りなんで…でもだいぶよくなりましたけど…(笑)。
未来: 入江くんほど、冷たくはないですけどね(笑)。
――シーズン1とシーズン2の第1話の中でご自分が好きだったシーンを教えてください。
未来: 海での夜のシーンが好きでした。あれこそデレじゃないかなと思います。
古川: シーズン1に続き沖縄編とか2でも英語を使うシーンがあったりするのでそこも好きです。
未来: 中国語もありましたよね。
古川: そうですね、英語はもともとしゃべれるんですけど、中国語はしゃべれないです…(笑)。
未来: 台本にあったからね…(笑)。
現場は学校みたい(古川)
――今回、金ちゃん(山田祐貴)には、新たな恋も…ということで、それも2の見どころかなと思いますが、いかがでしょうか?
未来: そうですね、新しいクリスという役は中井ノエミちゃんが演じるんですけど、琴子とクリスって似てる部分があって、クリスは金ちゃんのことが好きという設定なので、そこのやりとりはすごく面白いですね。見ていてすごく幸せになりそうな2人だなっていう。映像見ると癒やされます。
――新キャストもたくさん決まっていますが、皆さんとの現場の雰囲気はいかがですか?
古川: 前回のイタキスもそうだったんですけど、すごくハッピーな悪者の出てこないストーリーっていうのもあって、現場の雰囲気がすごく良くて、スタッフさん、キャストの皆さん、みんなが仲が良くて。今回も新しいキャストの方々が入ってこられましたけど、すぐに現場に打ち解けて、若いキャストさんが多いので学校みたいな感じで、ワイワイ楽屋で騒いでいますね(笑)。
未来: 本当に学校みたいですね。
古川: 学校です(笑)。
――シーズン1の時から海外のファンの方も応援してくれたそうですが、ファンミーティングなどで直接会ってみて、海外のファンの方の熱っていかがでしたか?
古川: 全然違いますね。日本人の方って電車で気づかれたら「あ、○○くんいるよ」「え、違うよ」みたいに遠くで言ってる(笑)。それで、話かけてくる人ってすごく少ないんですけど、海外のファンの方って気づいたら「写真撮ってください」って、すぐに話しかけに来てくれますし、空港に行っても応援に駆け付けてきてくださるので、すごく積極的で熱があって、それはすごくうれしいですね。
――印象的だった歓迎はありますか?
古川: 空港に1000人集まった時はビックリしました(笑)。飛行機が空港について、飛行機って通路みたいなのがくっつくじゃないですか。この通路に現地のスタッフさんがサインペンと紙を持って並んでいて、ビックリしましたね。あとは、ホテルに行った時に200~300人くらいのファンの方が来ていて驚きました。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
古川: 結婚後の2人のラブストーリーの展開がどうなるのかというのと、新キャラクターもたくさん出てきますので、このイタキスワールドをぜひ楽しんでいただきたいです。本当に現場がすごくいい雰囲気で皆さん楽しくやっているので、それが見ている方にも伝わるぐらい良い出来になっていると思うので、何だっけ…ラブラブ、キュンキュン…
未来: キュンキュン、ドキドキしてください! はい!
PROFILE
未来穂香
みき・ほのか●1997年3月7日生まれ。千葉県出身。
2009年にローティン向けのファッション雑誌でモデルデビュー、その後もモデルとして活躍する中、その清純な魅力で女優業としても才能を発揮。2010年に『マリア様がみてる』でW主演、2011年は数々の賞を総なめにしたドラマ『鈴木先生』『幽かな彼女』でレギュラーを務め、高い評価を受ける。
【主な出演作】
映画:「鈴木先生」「高速ばぁば」「江ノ島プリズム」「放課後ロスト」「リアル鬼ごっこ4」「思春期ごっこ」
ドラマ:『鈴木先生』『幽かな彼女』
古川雄輝
ふるかわ・ゆうき●1987年12月18日生まれ。東京都出身。
7歳でカナダへ。以後11年間海外で育つ。高校入学と同時に単身アメリカ・NYへ。18歳で帰国し、慶応大学理工学部に入学。2009年ミスター慶応に選ばれたことをきっかけに、2010年ホリプロ50周年を記念して開催された新人俳優発掘オーディション“キャンパスターH★50with メンズノンノ”にて演技力を高く評価され審査員特別賞を受賞、同年夏に役者デビューした。
【主な出演作】
映画:「富夫」「永遠の0」「潔く柔く」「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」など。
ドラマ: NHK大河ドラマ『八重の桜』『ビターブラッド』など。
番組&DVD情報
『イタズラなKiss2~Love in OKINAWA』
公式HP (http://www.cinemart.co.jp/itakiss-okinawa/)
■<放送>2014年9月12日(金)27:20-28:20フジテレビ(関東ローカル)
■<セルDVD>2014年9月17日(水) 発売 価格3,800円+税
「イタズラなKiss2~Love in TOKYO」ライブ&トークショー
8月29日(金)11:30開演 in お台場新大陸
「イタズラなkiss 2~love in TOKYO」
公式HP(http://www.cinemart.co.jp/itakiss-tokyo/)
キャスト:未来穂香/古川雄輝/山田祐貴/相澤侑我/芋洗坂係長/田中要次/西村知美 ほか
原作:多田かおる「イタズラなkiss」(集英社「別冊マーガレット」刊)
脚本:新井友香
監督:小中和哉
企画:エスピーオー
制作プロダクション:AOL Pro.
製作:「イタズラなKiss 2 love in TOKYO」製作委員会
原作:多田かおる「イタズラなKiss」
(C)多田かおる/ミナトプロ・エムズ
(C)「イタズラなKiss 2~love in TOKYO」製作委員会
●取材/松永真衣