4月11日(土)スタートの原沙知絵主演『真夜中ドラマ「女ともだち」』(BSテレ東)に袴田吉彦、竹財輝之助が出演することが分かった。
本作は、柴門ふみが1983年に発表した恋愛、結婚、不倫などに直面し揺れ動く女性の心理や葛藤などを、主人公のモノローグを多用し丁寧に描いた告白的恋愛白書をドラマ化。今回は時代設定を令和にアレンジしている。
出演が発表されたのは、主人公・セツ(原沙知絵)の不倫相手・平井保を演じる袴田吉彦と、ちさと(磯山さやか)の夫で浮気を繰り返す売れっ子カメラマン・小野ミツルを演じる竹財輝之助。
またドラマの主題歌が、ドラマストアの「東京無理心中」に決定。優しい歌声と飽きのこないメロディに定評がある彼らの新曲がドラマを彩る。
<袴田吉彦 コメント>
BSテレ東が開局20周年という節目のタイミングで柴門ふみさんの名作のオファーを頂き、関わらせていただける事は純粋にうれしかったです。
この作品は、女性の力強い部分だったり、反対にか弱い部分が交わりながらありのままの女性が描かれていて、平井保は既婚者にもかかわらずセツと恋人関係になってしまう役柄です。もちろん不倫はいけない事なのですが、平井保はどこか憎めないキャラクターという印象ですね。同じ悩みや同じ環境にいる人がいると思いますので、女性だけなく、男性にも何かを感じられる作品になればいいなと思います。
<竹財輝之助 コメント>
脚本を読ませていただいて、真っ先に浮かんだのは『いたたまれない』でした。既に逃げたくなっておりますが(笑)、小野沢ミツルという寂しい人間をちゃんと生きて、苦しんで、悩んで、皆さんに嫌われたいなと思っています。これは大変な仕事になりそうだ…。
いろんな『痛み』を感じる作品になると思います。ひょっとしたら大人の女性にはあるあるなのかもしれません。
一歩引いて見るのもよし。没入して疑似体験していただくのもよし。楽しんでとは言えませんが、ぜひご覧くださいませ!
<ドラマストア コメント>
女心の全てをひもとくにはまだまだ経験が足りない僕たちですが、生活の隙間に躓き、自分ってどうしたいんだろうと思い悩む気持ちくらいは分かるつもりです。
それぞれが主人公であり、それぞれに悩みがある、そんな彼女たちのストーリーをつなぐ役割の一端を担えた必然を、光栄に思います。
人生は、迷宮と羨望、時々とおせんぼう。愛だ恋だをアテに酒を飲み、愚痴をこぼして笑い合う。そんなセツさんたちの物語が、少しでも幸せな結末でありますように。
<あらすじ>
新進のシューズデザイナー乾セツ(原沙知絵)は、昼営業が終わった時間に、小野沢ちさと(磯山さやか)の働くダイニングバー『アミーゴス』にやって来る。席に着くなり白ワインを飲み干すセツ。親友のちさとは何かあったのだと察する。良いニュースと悪いニュースがあるというセツ。一つは取引先のイタリアメーカーからの引き抜きの話。もう一つは不倫相手の平井保(袴田吉彦)との関係が彼の妻にばれたのだという。イタリア行きを迷うセツは、その話を平井にまだしていない。一度結婚に失敗しているセツは、ちゃらんぽらんな平井との関係に心地よさを感じていた。不倫男と別れるチャンスであり、一流になれるチャンスなのに決められないセツ。
一方、ちさとは売れっ子カメラマンである夫ミツル(竹財輝之助)の浮気に悩まされていた。昔から浮気癖のあるミツルだったが、女の勘が「今度の浮気は本気ではないか」と予感させていた。自分がいない間に家庭を乗っ取られる妄想にさいなまれるちさと。
不惑を迎えても惑う二人の女ともだちはこの苦境をどう乗り越えるのか…。
真夜中ドラマ
『女ともだち』
4月11日(土)スタート
BSテレ東
毎週(土)深0・00~0・30
テレビ大阪
毎週(土)深0・56~1・26
原作:柴門ふみ
脚本:吉川菜美、狗飼恭子
監督:久万真路、大内隆弘、吉川鮎太
出演:原沙知絵、磯山さやか、袴田吉彦、竹財輝之助 ほか
©「女ともだち」製作委員会2020