3月29日に亡くなった志村けんさんの訃報を受け、出演が決まっていた連続テレビ小説『エール』(NHK総合ほか)の制作統括・土屋勝裕がコメントを発表した。
土屋制作統括は「志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフ皆が志村さんからエールをもらいました」とコメント。
さらに、「『エール』での日本音楽界の重鎮という役は、まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんにとって相応しい役ではなかったかと思います。最後まで演じていただくことを現場一同、望んでおりました」と。
「昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからもご活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼した。
連続テレビ小説の第102作となる『エール』は、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、妻で歌手としても活躍した内山金子をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描く。主人公の古山裕一を窪田正孝が、その妻となる関内音を二階堂ふみが演じる。
志村さんは日本を代表する作曲家役で出演が決まっており、3月6日の収録にも参加していた。『エール』のツイッターでは、志村さんが収録したシーンはそのまま放送すると発表している。
またNHKでは、志村さんが出演し、2018年5月に放送された『ファミリーヒストリー「志村けん~東村山で生きた父教師と柔道を貫く~」』を今夜11時50分から放送することも発表された。
『ファミリーヒストリー「志村けん~東村山で生きた父教師と柔道を貫く~」』NHK総合
3月30日(月)後11・50~深1・03
連続テレビ小説『エール』
NHK総合ほか
2020年3月30日(月)放送スタート
毎週(月)~(土)前8・00~8・15ほか
※土曜日は一週間を振り返る