桜庭ななみが英ドラマ『13』リメークで主演 “オトナの土ドラ”枠で6月スタート

ドラマ
2020年04月01日
桜庭ななみ
桜庭ななみ

 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」シリーズ第26弾が桜庭ななみ主演の『13(サーティーン)』に決定した。

 本作は、イギリスでブームを巻き起こしたBBCの人気ドラマをリメークしたクライムサスペンス。桜庭ななみが主演を務め、浅野妙子が脚本を担当する。

『13(サーティーン)』主人公・百合亜(桜庭ななみ)
『13(サーティーン)』主人公・百合亜(桜庭ななみ)

 13歳の時に行方不明となった少女・百合亜。それから13年後、突如家族の元に戻ってきた百合亜を待っていたのは、様変わりした世界だった。家族はバラバラになっており、少女の生還は人々の運命を変える。見た目は26歳、精神はまるで13歳のころから止まったかのような百合亜の言動は、周囲の人々を翻弄し、その運命を狂わせていく。

『13(サーティーン)』13年ぶりに戻った自宅で思わず手づかみでケーキを食べる百合亜(桜庭ななみ)
『13(サーティーン)』13年ぶりに戻った自宅で思わず手づかみでケーキを食べる百合亜(桜庭ななみ)

<主演・桜庭ななみ/役どころ・コメント>

【役どころ】
相川百合亜(25)/桜庭ななみ
13歳の時、忽然と姿を消す。
13年後、警察に保護され、家族の元に戻るが、そこに彼女の居場所はない。大好きだった恋人は既に別の女性と暮らしており、両親は別居状態だった。
当初は監禁の被害者、美少女として注目された百合亜だったが、犯人の男と顔見知りであった可能性が浮上すると、一転、大人の男を誘惑した小悪魔であるとされ、世間から追及される。
家族でさえ、13年間離れていた彼女の真実の姿を見失い、翻弄される。
小悪魔か。それともいたいけな被害者か。

桜庭ななみ
桜庭ななみ

【コメント】
主演のオファーを久しぶりに頂き、とてもうれしかったです。「オトナの土ドラ」は、チャレンジ精神にあふれていますが、主人公・百合亜という役は、私にとってもチャレンジングなので、1シーン1シーンどこまでも深く、しっかり自分の中に入れてお芝居をしていきたいです。
百合亜は、13年ぶりの家族や周りの環境の変化に戸惑う一方で、「本当に事件の被害者であったのか?」と思われるような行動をとる女の子。最後の最後まで、本心を隠す百合亜を視聴者の皆さんに楽しんでいただけたらと思っています。
台本では、それぞれのキャラクターの気持ちの行き違いの心情が細かく描かれていて面白いなと思いました。何より、脚本家の浅野妙子さんが描くストーリーは毎話早く続きが観たくなるような展開になっているので、私も視聴者の皆様に「次も観たい!」と思ってもらえるようなお芝居ができるよう頑張ります。
原作のBBCで放送された作品「13 サーティーン/誘拐事件ファイル」も拝見したのですが、主人公のアイビー(本作では百合亜)が13歳で時が止まった純粋な部分と、なんだか大人っぽい魅力を感じさせる部分を持っていて、とても魅了されましたし、その言動に最後までハラハラドキドキさせられました。彼女の13年間の過ごし方を感じとり、私も演じる上でこの魅力を表現できたらな、と思っています。
「過去は取り戻せなくても前に進むことはできる!」ということを教えてくれる作品だと思います。とにかくハラハラドキドキしながら、最後の結末まで楽しんでいただきたいです。百合亜のつかみどころのない魅力を、しっかり表現します!

<プロデューサー・遠山圭介(東海テレビ)コメント>

今から13年前の2007年は、いったいどんな年だったか、覚えていますか?2007年を表す漢字は「偽」。流行語大賞は「どげんかせんといかん」。あの隊長のエクササイズダンスが一世を風靡。今では当たり前となったスマートフォンは、当時の日本ではまだまだ普及前夜でした。
今作の主人公は、その年から社会と寸断されて生きてきました。何も情報が入らず、先が見えない中で懸命に生き抜いてきた少女で、13歳からの13年間という、人生で最も楽しい青春期を奪われた過酷な人生を送ってきました。
BBCの原作ドラマは、そんな主人公が13年ぶりに生還し、必死に家族と向き合い、そして自身の全てを奪った男と対峙していくドラマで、今回、満を持して日本に上陸します。
日本版では、主役の相川百合亜を桜庭ななみさんに演じていただきます。13歳のころから時が止まったかのような百合亜は、美しくはかなげで、不思議な雰囲気をまとった女性です。しかしどんな状況でもあきらめずに立ち向かっていく心の強さを持ち、過酷な運命に立ち向かい、闘っていきます。まさにオトナの土ドラ史上、最も“弱そうに見えるけど実は強い”女性主人公です。美しく演技力の確かな桜庭さんは、この新しいヒロイン像にぴったりだと考えています。
彼女の理不尽な運命を考えると胸が締め付けられる思いですが、同時に「生き抜く」と決意する彼女の意志と芯の強さに心を打たれ、あらためて人間の強さを感じさせられます。想像を絶するつらい思いを抱えながら、それでも必死で前を向こうとする矢先に発生する第二の事件。その事件に立ち向かい、不条理と闘おうとする百合亜の姿は、必ずや視聴者の皆さんの胸に響くはずです。
サスペンスなのに、なぜか涙が止まらない。
東海テレビが土曜の夜、久々に放つ渾身のサスペンスドラマ、全4話でテンポよく、スピーディに展開していきます。
ぜひともご期待ください!

『13(サーティーン)』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
6月6日スタート(予定)
毎週土曜 後11時40分~深0時35分(予定)
全4回(予定)

企画:市野直親(東海テレビ)
原作:「Thirteen」(Based on the original BBC Series “Thirteen”, written by Marnie Dickens.)
脚本:浅野妙子(『ラブジェネレーション』『大奥』『純情きらり』『デジタル・タトゥー』ほか)
音楽:吉川慶
演出:水田成英(FCC)(『名前をなくした女神』『医龍』『絶叫』ほか)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
プロデュース:遠山圭介(東海テレビ)、浅野澄美(FCC)
制作:東海テレビ FCC

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