大林宣彦さん追悼『最後の講義』など出演番組を放送

エンタメ総合
2020年04月15日
『最後の講義「大林宣彦」』

 NHKでは、4月10日に82歳で死去した映画監督の大林宣彦さんをしのんで、大林さんが出演した関連番組を放送する。

 4月16日(木)には『最後の講義「大林宣彦」』(BS1)、4月19日(日)には、『目撃!にっぽん「それでも僕は映画を撮る~監督・大林宣彦80歳の決意~」』『クローズアップ現代+「大林宣彦監督生きる覚悟」』を『大林宣彦監督をしのんで』内で紹介する。4月25日(土)深夜には『ETV特集「青春は戦争の消耗品ではない映画作家大林宣彦の遺言」』を放送する。

『最後の講義「大林宣彦」』
BS1
4月16日(木)後11・00~11・49
 アメリカの有名大学で行われている『最後の講義』を番組化。登壇するのは映画作家、大林宣彦。「時をかける少女」「さびしんぼう」など数々の作品で日本の映画界をけん引。がんで余命3か月の宣告を受けた後も次々と新作に取り組む。映画づくりを志す多くの若者に全身全霊で語った言葉とは…。黒澤明との約束、小津安二郎の東京物語に込めた物語、壮絶な戦争体験…。映画に人生をささげた監督の感動のメッセージ。(2018年3月11日放送)

『大林宣彦監督をしのんで』※以下の2番組を紹介
NHK総合
4月19日(日)後3・05~4・11

『目撃!にっぽん「それでも僕は映画を撮る~監督・大林宣彦80歳の決意~」』
 「映画には力と美しさがある。それを信じて僕は撮り続ける」。「時をかける少女」「さびしんぼう」「転校生」など数々の作品で日本の映画界をけん引してきた大林宣彦監督。いま、自らの体をむしばむがんと向き合いながら新たな映画を世に送り出そうとしている。故郷・広島県尾道市で行われた撮影に密着。映画に思いを注ぎ、若者たちの可能性を愛しながら、全身全霊を捧げて撮影に臨む大林監督のメッセージに迫る。(2018年10月7日放送)

『クローズアップ現代+「大林宣彦監督生きる覚悟」』
 がんで余命宣告を受け「遺作」と呼ぶ映画を完成させた大林宣彦さん。NHKは2年に渡り密着取材を行ってきた。大林さんは、広島で開催された国際映画祭に新作を携えて参加、尾道にも帰郷する。新作で常盤貴子さんや満島真之介さんなど若手俳優に志を伝えるなど、衰える身体の中でも執念は決して衰えていない。その根底には、戦争を経験した人間としての責任や黒澤明監督から託された「遺言」がある。病身を押しての今回の旅路をともに辿りながら、作り手としての責任を最後まで果たしていきたいという強いメッセージに迫る。(2019年11月28日放送)

『ETV特集「青春は戦争の消耗品ではない映画作家大林宣彦の遺言」』
Eテレ
4月25日(土)深0・30~1・29(予定)
 末期がんを宣告された映画作家・大林宣彦、79歳。43作目に選んだテーマは“戦争”。華麗でポップな映像世界で知られた大林監督が、なぜ今、戦争を描くのか。そこには軍国少年だった頃の記憶、そして青春を戦場で過ごした父の姿があった。新作「花筐(はながたみ)」のシナリオには、太平洋戦争へ向かう青年たちの葛藤が書き込まれた。「青春が戦争の消耗品だなんてまっぴらだ」。映画人生の集大成に挑む大林監督の1年を追う。(2017年9月2日放送)

©NHK

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