5月6日(水)に『池上彰×松井秀喜inキューバ』(テレビ東京系 後10・00)が放送される。
知の巨人・池上彰、スポーツ界の巨人・松井秀喜。今回が初共演となる2人はともに注目していたというカリブ海に浮かぶ、本州の半分ほどの大きさの社会主義国・キューバ共和国を訪れる。
アメリカと国交を回復する以前のキューバを訪れたことがある池上は「景色はいいし、過ごしやすいけど、ご飯は美味しくない」との印象をキューバに抱いていたという。だが現在のキューバは、社会主義国ならではの国営レストランとは異なる、新しいレストランが多数オープン。条件付きながら、国民が飲食店や土産物店、民泊施設などを経営することが可能になり、町にはカナダやヨーロッパから訪れた観光客があふれている。
しかし最も距離の近い大国・アメリカからの観光客は、ほぼいない。その鍵となるのがトランプ大統領の存在だというが、現地を訪れて初めて見えてくる真実を池上が見極める。
松井が訪れたスポーツ公園には、楽しそうに野球をする多くの子どもたちの姿が見られた。野球がキューバの国民的スポーツであることを改めて実感するが、子どもたちは「日本のプロ野球チームに入りたい」と言う。その理由は、アメリカ・メジャーリーグに進むルートは現在閉ざされており、キューバの野球少年たちにとって、手の届く明るい未来が「日本のプロ野球」だからだ。
さらに松井は、キューバ野球界のレジェンドたちを訪ね、「キューバ野球はなぜ強いのか?」、「社会主義国家からアメリカでプロになることがいかに困難なのか?」といった真相に迫っていく。
また、2月下旬には池上がニューヨークを訪れ、松井が球史に残る活躍を繰り広げたヤンキースタジアムで対談を実施した。実は野球好きという池上だが、松井から「池上さんは広島ファンでしょ?」という強烈なパンチが入ると、「やっぱり松井さんはいずれ巨人軍の監督に…?」と切り返すなど、貴重なエピソードが満載のトークも展開している。
『池上彰×松井秀喜inキューバ』の放送に先立ち、番組では見ることのできない「オリジナル動画」が5月1日(金)午後6時より、「ネットもテレ東」および「テレビ東京公式YouTubeチャンネル」で配信される。
移動中や撮影の合間に収録された、“番組とは全く関係のないトーク”や“惜しくも本編には入りきらなかったシーン”など、10本を3回に分けて配信。“松井が選ぶ3大助っ人外国人選手」や「池上×松井サシ飲みシーン」など、盛りだくさんの内容だ。
撮影後の2人に聞いたコメントも公開されている。
<池上彰 コメント>
◆キューバの印象は?
キューバは実に久しぶりでしたが、観光客を多数受け入れようとしている様子が大きく変わりました。前回訪ねたのはソ連が崩壊して間もなくで、社会主義体制を維持するのに必死。食堂はみんな国営で、美味しい食事はまったくと言っていいほどなかったのですが、いまは民営のレストランが急増。いずれも美味しい店ばかり。「民営化」の力を感じました。
◆松井秀喜さんの印象は?
初めてお会いして、テレビで見ていた印象通りの素敵な人でしたが、気配りが行き届き、ファンばかりでなく多くの人を大事にする人であることに驚きました。これが松井さんの人気の秘密なのだと改めて痛感しました。
<松井秀喜 コメント>
◆キューバの印象は?
キューバといえば野球。以前より、キューバの選手が、どのような環境で、何を考えプレーしてきたのか?という点には非常に興味がありました。野球以外にも、まるでタイムスリップしたかのような昔ながらの街並みに驚いたり、初めて訪れた社会主義国キューバで、とても興味深い時間を過ごせました。キューバを訪れてから2ヶ月以上が経っていますが、世界中の状況がガラリと変わっています。私もアメリカで家に籠もっている生活が続いていますが、皆さんも、ぜひご自宅でこの番組をご覧いただければと思います。
◆池上彰さんの印象は?
テレビで拝見する感じのままの方。ああやって政治家にいつも斬り込んでいるのでしょうね。圧倒的な知識量。「広く浅い」人はいっぱいいるけど、「広く深い」というのが池上さんの凄さだと思います。
<配信オリジナル動画ラインナップ>
【5月1日(金)配信】
「松井秀喜、池上彰を語る」
「松井秀喜がイメージするキューバとは?」
「松井秀喜が選ぶ 助っ人外国人ベスト3」
「松井秀喜、キューバに降り立つ」
「松井秀喜、池上彰に斬り込む」
【5月4日(月)配信】
「松井秀喜、ノムさんを語る」
「池上彰x松井秀喜 サシ飲み!」
「池上彰、キューバで○○を食す…」
【5月5日(火)配信】
「キューバの街角で…池上解説をチョイ見せ!」
「松井秀喜、キューバ滞在を回想」
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